年別アーカイブ: 2019年

『PDF Server 』のサポート情報のお知らせ

PDF Server担当より2点お知らせします。

V3.0 メンテナンスリリース提供終了
PDF Server の「V3.0」ですが、2019年の10月時点で販売終了から5年が経過したため、弊社保守規定によりメンテナンスリリースの提供が終了しております。
⇒保守規定はこちら:https://www.antenna.co.jp/support/service-sys/
つきましては、最新のV3.5へのバージョンアップを是非ご検討ください。
⇒バージョンアップについて:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/psv/verup.html

※公開当初、バージョン表記を「3.0」とすべきところを
誤って「3.1」としておりました。お詫びして訂正いたします。

V3.5用のCAD変換オプションのご提供について
現在、PDF Serverの「CAD変換オプション」の保守契約をいただいているお客様限定で、V3.5へインストールしてご利用いただける「CAD変換オプション」の提供を開始いたしました。
最新のV3.5へのバージョンアップ時、または、現在の保守契約の更新時にお申し付けください。
⇒詳細はこちら:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/psv/psv35.html#psv3502

製品ページ:

製品お問合せ:システム営業グループ
TEL:03-5829-9021  e-mail:sis@antenna.co.jp


クラウドサービスに関するマイクロソフト ライセンス条項の改定はOffice Server Document Converterが解決!

先月から、Office Server Document Converter(以下、OSDC)へのお問い合わせがだんだんと増えてきております。10月以前にもお問い合わせはいただいていたのですが、その数、そして緊急度が全く異なります。Webページへのアクセスも、OSDCを使用したマンガ のアクセスも同じ時期より増えていっています。
少し調べてみると、マイクロソフト社より こんな 内容の【ライセンス条項の改定】が発表されておりました。
内容の要点を大雑把にまとめると【クラウド環境で使用しているMicrosoft Officeのライセンスが、通常のパッケージに付随するものであるとすると2019/10/01からは使用できなくなります】となります。詳しくは、弊社内で この改定に関するページ を作成しておりますので、そちらをご覧いただくか、後述しますマイクロソフト社の該当ページにてご確認ください。
この影響でMicrosoft Officeを使用せず、高速にPDFや画像に変換できるOSDCが注目されているようです。「【Microsoft Officeを使用せず】って言っても、OpenOffice や LibreOfficeを使っているんでしょ?」と思われているフシがありますが、全く使用していません[注1]。しかも、Windows環境だけでなくLinux環境でも動作します。また、もともとの設計がクロスプラットフォームを意識していますので、その他の環境へも時間をかけず移植可能です。

この機会に、是非一度評価版にてお試しください!!

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9024
E-mail: sis@antenna.co.jp
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[注1] アンテナハウスのもう一つの組版エンジン OSDC: Office Server Document Converterの生まれについて。いま初めて明かされる秘話。をご参照ください。


『PDF CookBook 第4巻』が完成。アマゾンから1月9日発売予定です。
『PDF CookBook』シリーズ初版は完結しました。

2018年から刊行してきました『PDF CookBook』シリーズの第4巻ができあがり、アマゾンPODでの発売準備が整いました。現在、予約受付中で2020年1月9より発売となります。いま、予約注文すると1月10日に届くようです。


※画像をクリックするとアマゾンの本書を紹介するページを開きます。

概要
『PDF CookBook』シリーズは、電子の紙PDFを企業向けのシステムで編集・加工する方法を紹介するシリーズ本です。いわば、PDFをメイン素材とする料理本です。第4巻では、第1章 注釈の情報取得・作成・編集・削除、第2章 FDF 文書のインポートとエクスポート、第3章 PDFの添付ファイル、第4章 画像のPDF化、第5章 PDFファイルの情報設定と取得、第6章 PDFの開き方、第7章 文書の保存、第8章 座標系オプションをテーマとして、全体で51項目のトピックを紹介しています。

目次
はじめに
第1章 注釈
 1.1 注釈の作成・編集
  1.1.1 ラバースタンプ注釈の作成
  1.1.2 カスタムスタンプ注釈作成 (画像・PDF設定)
  1.1.3 カスタムスタンプ注釈作成(日付のスタンプ)
  1.1.4 リンク注釈の追加
  1.1.5 テキスト注釈の作成
  1.1.6 テキスト注釈のアイコンを設定する
  1.1.7 ファイル添付注釈の作成
  1.1.8 ハイライト注釈の作成
  1.1.9 ハイライト注釈:テキスト検索
  1.1.10 注釈を塗りつぶすための内部色の取得と設定
 1.2 注釈の情報取得
  1.2.1 注釈の個数・全ての注釈に共通した項目の情報を取得
  1.2.2 マークアップ注釈の情報を取得
  1.2.3 注釈タイプの判別をして特有の情報を取得する
 1.3 注釈の削除
  1.3.1 注釈の削除
第2章 注釈のインポートとエクスポート
 2.1 FDFファイルを用いた注釈データ処理
  2.1.1 注釈情報をFDFファイルにエクスポート
  2.1.2 FDFファイルの注釈情報をインポート
 2.2 PDFファイルを用いた注釈データ処理
  2.2.1 PDFファイルからの注釈データインポート
第3章 PDFの添付ファイル
 3.1 添付ファイルの情報取得・添付・書き出し・削除
  3.1.1 添付ファイル情報の取得
  3.1.2 ファイルの添付
  3.1.3 添付ファイルの書き出し
  3.1.4 添付ファイルの削除
第4章 画像のPDF化
 4.1 画像からPDFのページを作成する
  4.1.1 ページの作成
  4.1.2 画像パラメータの指定
  4.1.3 ページの大きさを選択
  4.1.4 ページの大きさを指定する
  4.1.5 画像の配置矩形を設定する
  4.1.6 余白の指定
 4.2 画像へのマスク処理
  4.2.1 カラーキーマスクを施した画像のPDF化
  4.2.2 明示マスクを施した画像のPDF化
  4.2.3 ソフトマスクを施した画像のPDF化
  4.2.4 ステンシルマスクで描画した画像のPDF化
 4.3 既存PDFへPDF化した画像を挿入する
  4.3.1 既存PDFへ画像から作成したページを挿入する
第5章 PDFの開き方
 5.1 PDFの開き方の各種設定
  5.1.1 PDFを開いた時の動作
  5.1.2 ページモード・ページレイアウトの指定
  5.1.3 UIオプションの設定
  5.1.4 ウィンドウオプションの設定
  5.1.5 タイトルバーへの文書タイトル表示の有無を選択する
  5.1.6 開き方設定の削除
第6章 文書の保存
 6.1 文書の保存形態の種類
  6.1.1 リニアライズ保存
  6.1.2 増分更新による保存
第7章 PDFファイルの情報設定と取得
 7.1 PDFファイルの情報取得・設定
  7.1.1 文書情報の取得
  7.1.2 文書情報の設定
 7.2 カスタムプロパティ
  7.2.1 独自の項目名を持つカスタムプロパティの設定
  7.2.2 カスタムプロパティの削除
 7.3 PDFファイルの判定
  7.3.1 署名付きPDFかどうかを取得
  7.3.2 PDF/Aかどうかを取得
  7.3.3 PDF/Xかどうかを取得
  7.3.4 ページモード、ページレイアウト情報の有無を判定する
  7.3.5 Web 表示用に最適化されているか否かを判定する
第8章 座標系オプション
 8.1 座標系オプションの変更
  8.1.1 原点の位置と座標の単位の変更
  8.1.2 座標系の種類の変更
索引

書誌情報(プリントオンデマンド)
出版社: アンテナハウスCAS電子出版
発売日:2019年1月9日
著者:アンテナハウス株式会社
発行形式:(冊子本)プリントオンデマンド版
サイズ:B5判 横組み
ページ数:142ページ(表紙を除く)
価格(税込):1,760円(本体:1,600円)
ISBN:978-4-900552-71-5
販売店:アマゾン

シリーズ既刊本紹介ページへのリンク

『PDF CookBook』シリーズ初版は、第1巻~第4巻までで完結となります。

『PDF CookBook』
『PDF CookBook 第2巻』
『PDF CookBook 第3巻』


アンテナハウスのもう一つの組版エンジン OSDC: Office Server Document Converterの生まれについて。いま初めて明かされる秘話。

アンテナハウスが世界に誇るXML組版エンジンといえばAH Formatter。2000年に発売以来20年目となる熟年ソフトウェアです。

AH Formatter

AH Formatterとは少し趣が違いますが、OSDC(Office Server Document Converter)はMicrosoft Office互換の組版エンジンとして、2005年に発売以来、順調に売り上げを増やしています。

OSDC(Office Server Document Converter)

実はこの二つは内部では技術をかなり共有しており、兄弟と言えます。当初はAH FormatterをMicrosoft Officeに対応させて特殊化した組版エンジンがOSDCである、といっても過言ではなかったくらいです。

実際のところ、2005年にリリースした最初のバージョンでは、Wordの文書をAH Formatterで組版していたのです。

サーバベース・コンバータ V1.0を出荷開始

このときは、Word:doc/docx⇒WordProcessingML⇒XSL-FO⇒AH Formatterで組版⇒PDFというパスになっていたと記憶しています。WordProcessingMLをFOにしてPDFにするスタイルシートはAH Formatter V4に内蔵していたものを使っていたはずです。

WordML変換

もちろん、このようなやり方ではWordのレイアウトの再現性が低いので、その後、OSDCは自力でdoc/docxを解読して、組版結果のレイアウトがWordのレイアウトと互換になるような、独自の組版エンジンとして作り直しています。

さらに、2016年09月30日発売のServer Based Converter V6.0 R1 (Ver.6.0.R1)から、Microsoft Word(docx)変換エンジンを全面的に作り直し、レイアウトの再現性を大幅に改善しました。

なので、現在のOSDCのWord組版エンジンは3世代目にあたります。

このあたりの経緯を知っている人は少ないし、すでに私の記憶も曖昧になりつつありますので、この機会に書き残しておきます。AH FormatterとOSDCは成長するにつれて、だんだん距離が離れていますが、なんとかOSDCにはAH Formatterの後を追って海外に雄飛してほしいものです。


『瞬簡PDF』ファミリー全製品の新バージョンを1月24日より発売します。

アンテナハウスのPDFデスクトップ製品の『瞬簡PDF』ファミリーは2020年1月24日より全製品のメジャーバージョンアップを行います。

今回のバージョンアップでは弊社製品として初めてPDF 2.0に正式対応致します。PDF 2.0 は2017年に策定されたISO 32000-2:2017で標準化されたバージョンで、セキュリティ機能などが強化されています。

さらに、『瞬簡PDF 書けまっせ 8』、『瞬簡PDF 編集 9』の製品のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)に組み込まれているPDF表示機能を高速化しています。

これ以外にも各製品個別にバージョンアップを行っております。個別の内容につきましては、下記の製品別ニュース・リリースをご参照ください。

『瞬簡PDF』ファミリーをオンラインショップや店頭などでお求めいただく場合は、シングルライセンスとなります。一方、企業・団体・官公庁などでは一括して購入していただくケースが増えています。弊社ではこうしたお客様向けに複数ライセンス(10ライセンス以上)を用意しています。

また、新バージョンより複数ライセンスの保守サービスの改定を行います。

『瞬簡PDF』ファミリーはすべてのライセンス形態に1年間の保守サービスが含まれております。複数ライセンスの2年目以降の保守サービスは、従来、営業窓口までご要望をいただいたお客様のみに詳細をご案内しておりました。新バージョンからは複数ライセンスの保守サービスの仕様を明確に決めて公開し、標準サービスとして有償にて提供することになりました。

『瞬簡PDF』ファミリーは無期限(永続)ライセンスなので、2年目以降の保守サービスをご購入いただかなくても継続して使用していただくことができます。しかし、近年はWindowsやオフィスなどの環境が頻繁にアップデートされます。また、『瞬簡PDF』のプログラムの瑕疵や改善にともなう改訂版が必要なこともあります。こうしたことから保守サービスの重要性が高まっており、ご要望いただくお客様が増える傾向にあります。

保守サービスを購入していただくことで、2年目以降も常に製品のプログラムを最新の状態に維持できるようになり、長期にわたり安心してお使いいただけます。


[書籍紹介] MathML 数式組版入門 英語版の販売開始

この度、2019年11月12日に「MathML 数式組版入門」の英語版「An Introduction to MathML Typesetting」の販売を開始いたしました。

AH Formatter

Amazon.com より販売中となっています。
An Introduction to MathML Typesetting

こちらの書籍「An Introduction to MathML Typesetting」は 2017年8月に発売した「MathML 数式組版入門」をベースにしたもので、海外の皆さんにも幅広く利用していただこうと翻訳に着手し販売に至りました。翻訳にあたっては海外の皆さんにご理解いただけるよう表現の全般的な見直しも行いました。

MathMLとは?と思われた方、これまで当ブログで MathML について紹介した記事を以下にまとめていますので、是非ご覧ください!
[AH Formatter] MathML への取り組み

日本語版の「MathML 数式組版入門」の販売も継続しております。
書籍は次の販売店よりお買い求めいただけます。
販売店:
Amazon.co.jp
三省堂書店
楽天ブックス
honto

「MathML 数式組版入門」は全文を PDF形式で無料公開していますので、ご活用ください。
MathML 数式組版入門(PDF形式)
 
 
AH Formatter ロゴ

本書や MathML の組版に使用した『AH Formatter』は以下のページより評価版をお申し込みいただけます。こちらも合わせてお試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


マークダウン原稿を AH Formatter を使って PDF にする

自動組版を使って製本するにあたって、原稿を何で書くかという選択は後に使う労力を決定する重要な要素です。
その執筆形態はさまざまなものがあります。
例としては XML や HTML がありますが、これらはタグを駆使して書く必要があります。
これらに対して、マークダウンは基本的にタグを使いません。
マークダウンで原稿を書いて、それを製本に使用できれば執筆作業が簡便化されるかもしれません。

マークダウン原稿から AH Formatter 経由で製本用の PDF を作成することが可能です。
あくまで一例なので、この方法が絶対というわけではありません。

その手順の概要としては
1. 原稿をマークダウンで書く。
2. マークダウン原稿を HTML に変換。
3. HTML を XSLT で加工。
4. AH Formatter を使い HTML+CSS で PDF出力。
という手順です。

今回はその手順をごく大まかに説明します。

まず原稿をマークダウンで書きます。
その原稿を Node.js の markdown-it というプラグインを使って HTML化します。
次に目次や索引を XSLT で付与します。
最後に、できた HTML と CSS を使って AH Formatter で組版します。
そうすると冊子本PDF が出来ます。

この手順により冊子本を作成する手段にマークダウンというもう一つの選択肢が出来ました。

今回は個々の手順をまったく掘り下げませんでしたが
アンテナハウスがこの実践を本にまとめたものがあるのでご興味のある方はチェックしていただけると幸いです。
→ 「簡単!Markdown+CSSによる冊子本作り -理論と実践-

販売は PDF版のみですが、300円(税抜)と非常にお求めやすくなっております。
 
 
AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


Office Server Document Converter の新機能(予告)第2弾~EXCELのシートを出力する方法がいろいろ選べるようになりました~

昨日に引き続きまして、近日発売予定の「Office Server Document Converter v7.1」の新しい機能についてご紹介します。
発売前にネタバレして大丈夫なのかとのご心配は不要です。
なぜなら、既にでき上がっております(・・・・ほとんど)。
出来上がっているのになぜ出さないのかについては、企業秘密とさせていただきます。

昨日はPowerPointのノートレイアウトの出力でしたが、本日はExcelのシート出力についてです。

現状のOffice Server Document Converterの機能には、「-xlssheetorderselect」があります。

  1. 指定したシートを順番に出力する機能。
     -xlssheetorderselect

    シート番号 : 「,」で数値を出力順に指定します。「-」で数値範囲指定も可能です。

    任意のシートを選択して出力することができます。便利な機能です。
    ところが、シート番号を指定するのが面倒くさい、入力を間違いやすい、もっとホイホイ選べないの、という貴重なご意見をいただきました。
    そこで、Excel上でホイホイ選択したシートをそのまま出力してしまう機能を新たに用意しました。それがこちらです。

  2. Excelファイルを保存した際に選択されたシートだけを出力する機能。
     -xlsselectedsheet

    1)  Excelで選択状態のシートだけを出力した例。
    Sheet1のみ選択しています。

    xlsselectedsheet1

    「-xlssheetorderselect 1」と同じ結果になります。

    2)  複数のシートを選択して保存したExcelを出力した例。
    Sheet1、Sheet3、Sheet5、Sheet7を選択しています。

    xlsselectedsheet2

    「-xlssheetorderselect 1,3,5,7」と同じ結果になります。

    3)  複数のシートを選択して保存したExcelを出力した例。
    Sheet1、Sheet2、Sheet4、Sheet5、Sheet7を選択しています。

    xlsselectedsheet3

    「-xlssheetorderselect 1-2,4-5,7」と同じ結果になります。

    PDF、MTIFFに出力した場合は、シートは1個のファイルに合冊されます。便利な機能です。
    ところが、PDFをバラバラに出力できないの、後から分冊アプリを使うのは二度手間なんですけど、という貴重なご意見をいただきました。
    そこで最初からシートをバラバラに出力してしまう機能を新たに用意しました。それがこちらです。

  3. ExcelファイルをPDFに変換する場合に、シート単位で出力する分冊機能
         -multivol -start (開始シート)-end (終了シート)

      -start/-end を指定しない場合は、最初のシートからまたは最後のシートまでが変換対象になります。

    1)  Excelを各シート単位で分冊したPDF形式に変換した例。

    Sheet1からSheet3を指定して出力した例。

          -multivol -start 1 -end 3

    multivol1

いかがでしたでしょうか。便利な機能です。
発売が待ち遠しいですね。もうしばらくお待ちください。近日発売です!

Office Server Document Converterは、皆様の貴重なご意見をこれからも製品開発に生かして行きます。

クラウド環境でMS-Officeのライセンス問題を気にすることなくお使いいただける「Office Server Document Converter」 をご利用ください。
まずは 評価版 をお試しください

OfficeドキュメントのPDF変換に、Officeスイートのインストールは必要なし!
詳しくは、「マンガでわかる!!OSDCでオフィス文書の変換にOfficeは必要無し編」をご覧ください。


Office Server Document Converter の新機能(予告)~PowerPoint(PPTX)ファイルのノートレイアウトを出力~

近日発売予定の「Office Server Document Converter v7.1」の新しい機能についてご紹介します。

パワーポイントを使ってプレゼンをする際に、発表の要点をメモ書きしておくために「ノート機能」をお使いの方は多いと思います。
複雑怪奇な専門用語を噛んでしまったり、万が一「真っ白」になってしまった場合の用心に便利です。
以前は手元にメモを用意したりしてましたが、これですといかにも「カンペ」を読んでいる感じはしないので見た目はスマート、自分も安心です。
スライドだけでは説明しきれない情報を盛り込んでいる場合も多く、また自分自身の備忘録にもなり、後から資料として活用する際には重要な補足データとなります。
また、スライドの詳細説明や会議の議事録をメモしておくことにも使える便利な機能です。

書面(紙)で回すドキュメントだけでなく、ペーパーレスの時代ではプレゼン資料も重要なドキュメントです。やはり共通のフォーマットで保存しておきたいですね。

ということで、これまではスライドレイアウトしか変換できなかったOffice Server Document Converterに、ノートレイアウトを出力する機能が追加されます。

使い方は簡単。
コマンドラインを例にあげると、以下のオプションを付けるだけです。

-pptnotes

例えば、以下のスライドを変換します。

pptnotes1

「ノート表示/縦方向」で設定し出力した結果です。
下の余白がちょっともったいないでしょうか。でも、オリジナル通りです。

pptnotes2

「ノート表示/横方向」で設定し出力した結果は以下の通りです。
スライドが小さくなってしまいまいましたが、とりあえずオリジナル通りです。

pptnotes3

「ノート表示」でスライドの大きさを拡大すれば出力結果も拡大できます。
ただし、「標準表示」に戻した際にはみ出してしまいますのでお気を付けください。

出力されるノートの範囲は、各スライドの1ページ目のみです。
ノートにてんこ盛りに書き込んで複数ページとなった場合は2ページ以降は出力されません。上の6行までが出力されて、欄外の4行は切れているのがおわかりになりますか。
現時点では制限事項ということで、ご容赦ください。

pptnotes4

クラウド環境でMS-Officeのライセンス問題を気にすることなくお使いいただける「Office Server Document Converter」をご利用ください。
まずは 評価版 をお試しください

OfficeドキュメントのPDF変換に、Officeスイートのインストールは必要なし!
詳しくは、「マンガでわかる!!OSDCでオフィス文書の変換にOfficeは必要無し編」をご覧ください。


ユーザーサポート

ユーザーサポート担当です。

先日、久しぶりに地元のマラソン大会に参加してきました。
タイムは散々でしたが、穏やかな秋の日差しの下、たくさんの声援に元気づけられ気持ちのよいゴールを切ることができました。
大会は参加人数が千人にも満たない小さなものでしたが、地域の人たちがたくさんボランティアで参加されていて、また沿道ではお年寄りからお孫さんまで家族総出と思えるような人たちからもランナーに応援をいただき、心温まるものがありました。
勝手な思い込みかも知れませんが、この日ばかりは地域全体が「ランナー・ファースト」で、目一杯のおもてなしをいただいたような気がしました。

マラソンで思い浮かぶのは、来年の東京オリンピックのマラソン・競歩の会場変更を巡るここ最近の騒動です。
本番まで1年を切った段階で東京から札幌に会場が変更されたのも驚きですが、その理由が「アスリート・ファースト」にあると聞いて更に驚いてしまいました。
今回のオリンピックは、猛暑の時期の開催や米国のテレビ放映に合わせた競技スケジュールなど、当初から「アスリート・ファースト」ならぬ「マネー・ファースト」の都合しか感じられず、選手へのリスペクトはどこかに置き忘れられているといったら言い過ぎでしょうか?

もとより、へぼいランナーが小さな大会で感じる喜びと、トップアスリートがオリンピックで得られる栄誉では比較にならないでしょう。
しかし、オリンピックと前述のささやかなマラソン大会とは、規模の差こそあれ、競技の場を提供して選手を集め、選手も観客も共に競技を楽しもうとするところでは共通点があると思います。
その上で、前述の大会にあってオリンピックにないものがあるとすれば、それはやはり選手を迎え入れる側の、利益優先でなく選手優先で考え応援しようとする心のありどころのように思えてなりません。

やや強引ではありますが、私たちも製品をお客様に提供して対価を得る営利企業として、競技大会の主催者に似た立場にあるのではないかと考えます。
利益優先の考えではなく、お客様のニーズを汲み上げ役に立つ製品を開発してお客様に喜んでいただくことが結果的に利益にもつながるのではないかと思います。

今後も「カスタマー・ファースト」で丁寧なサポートを心がけて行きますので、よろしくお願いいたします。


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