『Antenna House PDF Viewer SDK 』 は PDF のビューアー機能を組み込んだ独自のアプリケーションを開発いただくための Windows 向け開発キットです。 PDF の表示が主な用途なのですが、実はこれ以外の用途でもよくご利用頂いております。その例をいくつかご紹介したいと思います。
PDF ファイル印刷
ビューアー開発以外で一番多いのが PDF の印刷です。
通常は PDF リーダーの印刷ダイアログから手動で行います。複数のファイルをまとめて印刷する場合には、一般のユーザーの方はファイルを複数選択してから右クリックメニューから印刷したり、ファイル結合してから印刷するなど工夫されているようです。 しかし、業務で印刷を自動化したり、大量のファイルを一括印刷するようなシステムを構築するには、プログラムから印刷が指示でき、もう少し細かな印刷の制御も必要になってきます。
『Antenna House PDF Viewer SDK 』 に含まれる 「PDFViewerAPI」 は DLL 形式のライブラリで、表示に加え PDF の印刷機能を C/C++言語の API で提供します。
印刷用 API では、上位アプリケーションから、プリンタやプリンタの印刷設定(※1)や用紙サイズ、用紙へ合わせる、倍率指定、水平/垂直方向の位置(上下・左右・中央揃え)などの指定ができます。また、ページを指定して印刷できますので、印刷ページや印刷順、印刷枚数など、上位アプリケーションから自由にコントロールすることができます。
既存の PDF リーダーの印刷機能を再利用することが難しいためか、印刷用途でお使い頂くことが多いようです。PDF 印刷のシステム化でお困りの方はぜひご検討ください。
ご利用にあたっては Adobe 社の Acrobat や Adobe Reader などのソフトは必要ありません。
また 次回、別の利用例をご紹介したいと思います。
※1 印刷関連の Windows API で使用されるプリンタのデバイスコンテキストや、DEVMODE 構造体というプリンタの印刷設定を表す情報を指定します。
※2 Adobe、Acrobat、Adobe Reader はAdobe Systems Incorporated の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
PDF Viewer SDK はWindows 10 動作確認済み!
評価版をご用意しておりますので、ぜひこの機会にお試しください。
製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/oem/ViewerSDK/
評価版のお申し込み:
https://www.antenna.co.jp/oem/ViewerSDK/trial.html
お問い合わせ:
PDF Viewer SDK は OEM 販売となります。OEM ご相談窓口へお問い合わせください。