PDF Driver APIのマルチスレッド変換

こんにちは。
今日は、PDF Driver API V5.0 のマルチスレッド変換について、紹介します。
PDF Driver API V5.0はマルチスレッドでの変換に対応しています。
複数のファイルを同時に変換することにより全体の処理時間を大幅に短縮することが可能です。

青線はExcel文書250個とWord文書150個を、赤線は比較的シンプルなExcel文書500個をそれぞれ
1~20スレッドで変換した場合に要した時間を示したものです。
CPUコア数程度までははっきりと処理時間が短くなります。ハイパースレッディングの効果は薄いですが、それでもCPUスレッド数の2倍程度のスレッド数までは時間短縮に効果があります。
サーバー上で変換を行うシステムではマルチスレッド実行により複数のキューを持たせることができます。
バックグラウンドでバッチ処理をしながら同じシステム上に今すぐ変換したいユーザー用の独立したキューを用意して、バッチ処理の影響を受けることなくすぐ変換させることも可能です。
※マルチスレッド変換時はEXCEL.EXE、WINWORD.EXEが合計で最大スレッド数と同じ数だけ動作します。
通常のOffice文書編集時とは比較にならないほど必要なメモリが多くなるので64bit版のWindowsをおすすめします。
※一太郎、PowerPointはアプリケーションの都合上マルチスレッド変換でもそれぞれ1つずつの変換しかできません。




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