PDF ServerのWeb変換ツールについて

 PDF Serverのプロフェショナル版にはPDF Serverの変換をWebブラウザ上から行うための「Web変換ツール」が同梱されております。これはPDF Server本体とは独立したWebアプリケーションです。
 Webアプリケーションと言うのは、ネットワーク内にWebサーバーを構築した上でセッティングします。「Web変換ツール」ではWindowsだけではなくLinuxでも利用できるように対応するサーバーソフトウェアにオープンソースを利用します。Webサーバーは「Apache」、アプリケーションサーバーは「Tomcat」、データベースには「MySQL」をそれぞれ使用します。
 PDF Server本体とは異なりインストーラーでインストールが出来ず、また使用出来るようにするにはそれなりの知識が必要とされますので、利用するには少々ハードルが高いと思われます。この辺は開発中にすごく悩んだところなのですが、あえて安価に構築できる事を第一にしました。
 さて、この「Web変換ツール」はこれ自体にPDFに変換出来るような機能は持っていません。あくまでPDF Serverのフロントエンド(PDF Serverよりもユーザー側で動作するもの)ツールであり、PDF Serverと連動して初めて意味があります。そのためやっている事と言えばファイルのアップロードとそのファイルを管理する(同じフォルダ内に自分以外の人のファイルがあってもみる事は出来ません)事だけです。
 Webアプリケーションの開発経験がある方なら意外と容易にマネ出来るかもしれません。V2.3からはコマンドラインも実装出来ますので、こちらと組み合わせるとベターでしょう。現在の「Web変換ツール」では残念ながらコマンドラインには対応しておりません。余談ですが、V2.3のプロフェショナル版にはコマンドラインのサンプルとしてASP.NETを利用した簡易Web変換ツールのサンプルがあります。
 「Web変換ツール」はV2.0の頃からほぼそのままです。変換はPDFだけですし、機能的にも物足りななくて導入を考えておられる企業様にはいろいろご指摘を頂いている現状です。そのため、次期バージョンではもう少しPDF Serverの機能を利用できるように大幅な改定を予定しています。
 導入には技術的な事も含めてサポートしております。お気軽にご相談下さい。
 ご相談窓口:システム営業グループ
      TEL:03-5829-9021
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