本日より「サーバベース・コンバータV3.0MR3」を公開しました。5月にMR2をリリース後報告されました障害を修正しています。
「サーバベースベース・コンバータ」は、Microsoft Officeで作成した文書をOfficeアプリケーションのインストール不要でPDF化したり、Office文書やPDF文書を画像に変換するサーバ用のソフトウェアです。詳細は次のWebページをご参照ください。
○「サーバベースベース・コンバータ」Webページ
試用版を次のページからダウンロードしていただくことができます。
○評価版ダウンロードページ
保守期間中のお客様は、お持ちのライセンスデータをお使いいただくことで、評価版を正式版としてお使いいただくことができます。
■修正の内容は次の通りです。
1) PDFからの変換について
・暗号化されたファイルで復号に失敗するものがあった
・MR2 で、1バイト系の記号が化けることがあった
・フォント情報が不正な PDFで文字化けしていたのを改善
・ZapfDingbats文字セットに対応
※ 埋め込みフォントでない場合、ZapfDingbatsが無い環境では文字化けします
・埋め込みフォントのグリフが取れないときに余計なテキスト出力を行っていて文字化けすることがあった
・文字幅が正しく得られないフォントがあった
・フォント情報の読み込みに失敗して文字幅が不正確になるものがあった
・MR2 で、LATIN_1 の charmapが選択できないフォントが欠落するようになっていた
・MR2 で、WINANSI_ENCODINGのフォントで文字化けが起こるようになっていた
・R1で、まれに余計な塗りつぶしをするようになっていた
・読み込みに失敗する jbig2ファイルがあり画像が崩れることがあった
2) Wordからの変換について
・97-2003形式のファイルで、ファイル形式の判別に失敗して
“Unknown document type”エラーとなるものがあった
・塗りつぶしのない括弧や円弧が塗りつぶされることがあった
・97-2003形式 のファイルで、回転した図形に貼られたイメージが回転していないことがあった
・Wordでも開けない不正な内容のファイルで異常終了することがあった
・表内のテキストボックスが正しく配置されないことがあった
・97-2003形式の高速保存されたファイルで異常終了することがあった
・97-2003形式の高速保存ファイルからの変換に対応
・2007形式のファイルで、表のセル幅の参照方法に問題があり、表が崩れることがあった
・図の読み込みに問題があり、変換に失敗することがあった
・設定されていない行番号が出力されることがあった
・水平線が出力されないことがあった
・ヘッダ内の図が正しく配置されないことがあった
・グループ化された図が回転しているとき、回転が正しく行われないことがあった
・縦書きテキストボックスが正しく配置されないことがあった
・箇条書き本文の文字が実際と異なるサイズで出力されることがあった
・表内にSymbolフォントがあると文字が正しく配置されないことがあった
・1つの図が複数出力されることがあった
3) Excelからの変換について
・回転した文字列がセル境界で切れることがあった
・チェックボックスに付加されているテキストが正しく配置されないことがあった
・幅のない図に付加されている文字が出力されていた
4) PowerPointからの変換について
・ファイル形式の判別に失敗して “Unknown document type”エラーとなるものがあった
・97-2003形式 のファイルで WordArtの変形の計算に問題があり、正しく出力されないことがあった
・97-2003形式 のファイルで、回転した図形に貼られたイメージが回転していないことがあった
・2007形式のファイルで、円弧が実際より大きいサイズで出力されていた
・サイズの大きなファイルの読み込みに失敗して PersistDirectory エラーが発生するものがあった
・左上1/4しか出力されない画像があった
・97-2003形式 のファイルで、図の透過指定に対応
5) Flash への変換について
・塗りつぶされた図が正しく再現できないことがあった
・拡大された小さな図がならべ配置されているとき隙間が生じることがあった
6) その他
・MR2 で、初期作成される font-config.xmlが不正な内容になっており、そのままでは動作せず、修正が必要だった
・MR2 で、PDF への変換時、図の出力に問題がありエラーとなることがあった