PDFは、紙の代わりとして、最初は表示、検索、印刷ぐらいの機能でしたが、セキュリティ、2バイト言語、外部リンク、しおり、注釈、マルチメディア対応、レイヤー、PDF/A(長期保存用)、PDF/X(印刷用)、3Dと、どんどん仕様が拡大して、豊かになり、便利なものになってきています。PDFは、バージョン1.7をベースに2008年7月2日にISO 32000-1で標準化されました。
PDFが国際標準規格とされることにより、政府、自治体の公文書の電子文書管理や、医療分野の情報管理などに広く利用されることになりました。
様々なPDFを管理するためには、オリジナルのPDFを加工、編集して、文書管理システム(データベース)に乗せることが必要になります。
電子文書管理に欠かせないものがセキュリティ技術となります。
よく使われる方法として、セキュリティポリシーに従って、アクセス権限をPDFに付与することなどです。
当社は、このようなPDFの加工編集を行うアプリケーション開発に利用して頂く組込み用ソフトウェアライブラリとして、PDF Tool APIを提供しております。
2013年10月25日にPDF Tool API V4.0をリリースしました。
セキュリティの付与機能として、以下を揃えております。
- 閲覧パスワード 設定、変更
- 権限パスワード 設定、変更(印刷、内容のコピー、文書編集などの制限)
- 閲覧期間の設定 (閲覧不可時、閲覧不可時に透かしを表示可能)
- 指定場所のみ閲覧可設定 (不正な持ち出し禁止)
また、以下に強化された主な点を紹介いたします。
- Windows版に加えて、Linux版も対応。
- 64bitOS Native対応
- 画像ファイルのPDF変換
- カスタムスタンプ注釈作成(任意の画像やPDFからスタンプ注釈作成)
- PDFセキュリティの取得、設定、削除 AES 256bit追加
詳細は以下に記載されております。
https://www.antenna.co.jp/ptl/function02.html
さらに前バージョンPDF Tool API V3.1に対して、処理速度を7~8倍に上げ、飛躍的に向上させました。
処理速度が向上により、セキュリティの付与等、PDFの加工・編集をサーバ上で、一括処理を必要とするお客様の文書管理システム製品開発に最適ではないかと思います。
前バージョンPDF Tool API V3.1との処理速度比較は、下記をご参照下さい。
https://www.antenna.co.jp/ptl/function3.html
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