DITAコンソーシアムジャパン 6月9日 「DITA普及公開セミナー」盛況に終了

2月に設立されたDITAコンソーシアムジャパン(DCJ)が主催する「DITA普及公開セミナー」が6月9日に開催されました。豚インフルエンザのパンデミック発生ということで開催できるかどうか危ぶまれていましたが、無事開催できてなによりです。
急遽、会場を変更しての開催となりましたが、欠席者も少なく超満員となり、熱気があふれていました。
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今回のセミナーでは、2009年度DCJ活動の目玉の一つである専門部会活動について、5つの専門部会の議長より活動計画の紹介があり、専門部会の参加メンバーを現在募集中とのことで、各議長より熱心な参加呼び掛けがありました。
私的にはIBMのトランスレーション・サービスセンター部長 吉野 徹夫氏によるDITA実践状況の紹介のプレゼンが最も関心がありました。
流石に、GMLの時代からマークアップ言語によるドキュメントの制作を行なってきただけあって、大量の文書をXMLを使ってシステマティックに制作・翻訳していることが理解できました。吉野部長は、「DITAは難しくない」、と何度も強調されていました。確かに、DITAは技術的にはそれほど難しいものではないと思います。しかし、IBMと日本の一般企業ではドキュメント制作文化が根本的に違うような。
そうした文化の違いを乗り越えてDITAを普及させるためにも、コンソーシアムという共同事業体の意義があると改めて感じました。
○セミナーの詳細
http://dita-jp.org/?p=547