カテゴリー別アーカイブ: AH Formatter

AH Formatter V5.x から V6.0 へのアップグレードにつきまして

『AH Formatter V5.x』から現行の『AH Formatter V6.0』へのバージョンアップについてお問い合わせをいただくことがございます。現在、『AH Formatter V5.x』をお使いの保守期間中のお客様は、基本的に無償でアップグレードが可能でございます。
ただし、次のような場合は定価の差額にて有償アップグレードとなります。
・V6.0 で希望するライセンスの種類がすでにお持ちのものより上位である場合
・使用することのできるスタイルシートの種類や機能レベルが上位になる場合
なお、V5.x の保守期間中であっても、『AH Formatter V5』のライセンスファイルは、『AH Formatter V6』ではご利用いただけません。新たにライセンスファイルの発行および適用が必要となります。
お問い合わせや、『AH Formatter V6』へバージョンアップご希望のお客様は、「弊社保守サービス:hosyu@antenna.co.jp」宛にご連絡ください。
お待ちしております。


けっこう世界で使われているAH Formatter(その2)オライリーの書籍の75%

コンピュータ関連本(表紙に動物の絵)の出版社として有名な米国オライリーメディア社(O’Reilly Media)で、AH Formatterが組版に使われています。現在はO’Reillyの書籍の75%がAH Formatterで組版されているそうです。

O’Reillyでの本の制作は、ひとつのソース(AsciiDocという簡易マークアップ)からXML→HTMLへと変換して、EPUB電子書籍などと同時に、HTML+CSS(印刷用)による組版でPDFが作られているということです。

たとえば、この EPUB3 Best Practices という本を見てみましょう。EBook版を購入するとDAISY、EPUB、Mobi、そしてPDF版をダウンロードすることができます。(無料のPDF版の見本を立ち読みすることもできます。)

PDF版を開いて、文書のプロパティを確認すると、この本が「アプリケーション: AH CSS Formatter V6.0 MR2 for Linux64」で組版されているということが分かります:

「本を作るための新しい仕組み」と組版エンジン AH Formatter

O’Reillyのように(それからアンテナハウスCAS-UBのように)、ワンソースから紙の書籍・PDF・EPUB等を同時に制作する、本を作るための新しい仕組みが世界中で登場しています。これについて、CAS-UBブログの次の記事をお読みください:


けっこう世界で使われているAH Formatter(その1)米国国税庁(IRS)

このあいだNYでの出版と電子書籍関連のイベントに行ってきた知り合いから、「“Antenna House”の名前をずいぶん聞いた、XML組版といえば“Antenna House”らしい。アンテナハウスさんが海外でそんなに有名だなんて知らなかった」と言われました。

そうです。わがAH Formatterは、けっこう世界で使われているのです!

たとえば、米国国税庁(IRS=アメリカ合衆国内国歳入庁)の組版システムに採用されて、米国の税金に関する文書の多くがAH Formatterで組版されています。これらの文書(PDF)はIRSサイトで公開されておいるので、確認することができます:

ここから、例えば “TAX GUIDE 2012: Your Federal Income Tax, For Individuals” を見てみましょう。


このような文書です。本文のレイアウトは、段組のページ上に段抜きでフロート配置される図表が多いのが特徴です。XMLデータからの自動組版で、これが実現できる組版エンジンということでAH Formatter V6が採用されたのです。

でもこの米国国税庁の出版物が本当にAH Formatterで作られているのか、どうして分かるのでしょう? それはPDFの文書のプロパティを見ればわかります。

これで、「アプリケーション: AH XSL Formatter V6.0 MR4b for Linux64」を使ってこの文書が組版され、「PDF変換: Antenna House PDF Output Library」でPDF出力されているということが分かります。自分たちが企画・開発・販売した製品が、このように役に立っているということを見ることができるということは、仕事をした甲斐があるというものです。

さて、次回はこの続きで、米国オライリーメディア社でのAH Formatterの利用について、紹介します。オライリー(O’Reilly)といえばコンピュータ関連の書籍(表紙に動物の絵)の出版社として有名です。そこで出版される書籍の多く(現在は約75%だそうです)が、AH Formatterで組版されているということ、オライリー本の読者にもあまり知られていないと思いますが…。


[PDF] 数字の削除や入力ができないテキストフィールド

『AH Formatter』で PDF フォームのテキストフィールドを作成する際に、テキストフィールドの書式(axf:field-format-category)として「桁区切りの方法」に「1’234.56」を指定し、テキストフィールドに最初から入力されるテキスト(axf:field-default-text)として小数点を含む数値を入力して作成したテキストフィールド内の数値は、Acrobat 上(※)で Delete キーや BackSpace キーを押下しても削除できませんし、数字を入力することもできません。ただし、小数点を削除するとそれらの操作が可能になります。
※ Acrobat X と Acrobat XI で確認しました。
問題のテキストフィールド
これは『AH Formatter』のバグではありません。2013年1月18日(金)、現在の最新版である「Adobe Acrobat XI バージョン 11.0.1」を使用して同じ内容のテキストフィールドを作成しても再現しますので、Acrobat のバグと考えられます。本件は一年前の 2012年1月に Adobe に報告済みですが、残念ながらまだ修正されていないようです。
参考までに Acrobat X で作成した問題の PDF です。
再現データ(PDF)


[書籍紹介] ページ組版のための CSS 指南

CSS により Web 上のコンテンツを DTP に匹敵する高度なレイアウト指定で PDF へ出力する機能を強化した『AH Formatter V6.0』の機能を使いこなすために、多くの事例を添えて解説した教本「ページ組版のための CSS 指南」が強化改訂されました。アンテナハウスによる追加機能の解説とその規格を収録しています。
◇ 書籍情報:
・ページ組版のための CSS 指南 第2版
・藤島雅宏 編著;村上真雄 監修
・B5 版 274 ページの冊子版
・CD(PDF・HTML・CSS データを収録)付属
・販売価格 8,925円(税込)
本書は、アンテナハウスオンラインショップでお買い求めいただけます。
ページ組版のための CSS 指南
姉妹書に「バッチ組版のための XSL-FO 指南」もございます。
「バッチ組版のための XSL-FO 指南」(アンテナハウスオンラインショップ)
 
 

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[書籍紹介] バッチ組版のための XSL-FO 指南

かねてより発売しております「バッチ組版のための XSL-FO 指南」は、XSL-FO の学習に最適な入門書です。表題に「バッチ組版のための」とありますが、これから『AH Formatter』を導入される方の FO の学習にも役立つ内容になっています。本書の内容はその抜粋を PDF で見本としてご提供していますので是非ご覧ください。
見本 PDF ファイル(抜粋版)
書籍情報:
・バッチ組版のための XSL-FO 指南
・藤島雅宏 編著;アンテナハウス 監修
・B5 版 467ページ・CD データ付き
・販売価格 10,500円(税込)
本書は、アンテナハウスオンラインショップでお買い求めいただけます。
バッチ組版のための XSL-FO 指南 第4版

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AH Formatter V6.0 改訂6版を公開しました。

2013年1月10日に『AH Formatter V6.0 改訂6版』を公開しました。
2012年10月31日に公開した『AH Formatter V6.0 改訂5a版』以降に改修された障害が反映されています。ご報告いただいた障害に対しての修正につきましては、改訂情報のページをご覧ください。
AH Formatter V6.0 改訂情報
評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。
AH Formatter V6 評価版のお申し込み
製品のご購入につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
アンテナハウス システム製品技術相談会


クラウド型EPUB/電子文書リーダ“AH Reader Preview”のこと、その2

前回のつづきで AH Reader Preview について。

電子書籍の組版をカスタマイズ:ユーザースタイルシート

AH ReaderではEPUB書籍を読むときの「設定」の中に「ユーザースタイルシート使用」という項目があります。これをチェックすると、その下の欄にユーザースタイルシートのCSSを指定することができます。
そのCSS指定の例としてあらかじめ、

body { text-align: justify; }

と入っていますので、「ユーザースタイルシート使用」をONにすると、この設定が有効になります。
これは、EPUBコンテンツによってはCSSで行の揃え(text-align)の指定がされていないために、デフォルトでは行末が揃わないでガタガタになってしまうという場合に、このユーザースタイルシート設定をすることでデフォルトを両端揃え(justify)に変えるためです。
この必要がなければ、これを削除してほかのスタイル指定を追加するとよいです。
※CSSコードを直接ではなくて外部のCSSファイルを指定したい場合は、@import url(...); が使えます。
例として、フォントを変えてみます。次のフォントを指定してみます。

AH Reader の「設定」で「ユーザースタイルシート使用」をONにして、次のCSS指定を書きます:

body { font-family: '07やさしさゴシック' !important; }

そしてこのフォントで読みたいEPUBを指定して読むと、次のようにこのフォントで表示されます。(サンプルは『草枕』kusamakura-japanese-vertical-writing-20121124.epub

組版はAH Readerのサーバー側で行っているので、ユーザーのシステムにはこのフォントが入っていなくても表示されます。
残念ながら現在のところサーバー側に入っていて使えるフォントは限られています(オープンなフリーのフォントのみ)。使用可能なフォントがリストから選べるように近々修正予定です。
また、現在Webフォントの標準フォーマットであるWOFFへの対応など進めていて、それができれば公開されているWebフォントサービスを使って好きなフォントを指定することができるようになります。
※お客様が所有される商用のフォントを使ってEPUBを閲覧(あるいはPDFに変換)するということは残念ながら難しいです。その場合は、AH ReaderサーバープログラムとAH Formatterをお客様のシステムに組み込んで使用する必要があります。詳しくは弊社サポート(cas-info@antenna.co.jp)にお問い合わせください
AH Readerとその組版エンジンである AH Formatterも、地道に改良を続けていきますのでどうぞよろしくお願いします。


クラウド型EPUB/電子文書リーダ“AH Reader Preview”公開!

電子書籍、電子出版のCAS-UBブログ でも案内しているとおり、アンテナハウスは、クラウド型EPUB/電子文書リーダ“AH Reader Preview”を公開しました。お使いいただくには、次のAH Readerについてのページにアクセスして、「AH Reader Preview を使ってみる」をクリック。
○AH Readerについて http://r.cas-ub.com/
これでお使いのブラウザがEPUBリーダーになります。Webアプリケーションなのでインストールは不要です。
“AH Reader Preview”は、組版エンジンとして AH Formatterをサーバー側で使用しています。
AH Formatterの最新開発中バージョンが使われているので、その機能を試すのに“AH Reader Preview”を利用することもできます。
AH Reader Previewのホーム画面:

縦書き/横書きの切り替えが可能

AH Readerは、EPUB3の縦書きと横書きのスタイルシートの切り替えのしくみに対応しています。
「設定」から「組み方向」の縦/横の切り替えができます。
IDPFで公開されているEPUB3サンプルの次のものが縦/横の両方のスタイルが切り替えられます:

縦書きの表示と横書きの表示の切り替えの例(サンプルは sash-for-you-20120827.epub):



このほか、AH Readerにはユーザーが表示スタイルを自由にカスタマイズして表示できるようにユーザースタイルシートの設定機能があります。次回はその紹介をしたいと思います。
(AH Readerの使用上の注意や制限事項などは「AH Readerについて」ページにありますので、ご使用前にお読みください)


海外出展レポート(2)

前回に続きまして、残りの3つを紹介します。
Frankfurt Book Fairは、15世紀から存在しているそうです。古い歴史を持っていますね。さてアンテナハウスにとっては今年は4回目の参加となります。弊社のパートナー会社であるDoctronicのブースで展示を行いました。もっぱら関心はePubs/e-booksに寄せられています。ここではクラウド型汎用書籍編集・制作システム(CAS-UB)のデモを行いました。
The tekom annual conference in Weisbaden, Germanyは、tcworldとの協賛で開催され、テクニカルコミュニケーションの最大規模のグローバルイベントであり、市場でもあります。この会場では、アンテナハウスは大きなブースを構えました。3,700人の参加者があり、その内の450人はドイツ国内からです。ここでも非常に沢山のユーザがFormatterを導入していることを実感してきました。アンテナハウスにとって、6回目の出展となります。
DITA-Europe in Frankfurt, Germanyは、今年参加した最後のカンファランスとなります。このDITA Europeは特に楽しく有意義な機会となりました。なぜかといいますと、出展社はアンテナハウスのパートナーが多数を占め、また、参加者の多数がアンテナハウスのお客様だからです。情報交換、近況報告の非常に良い機会となりました。ここでは、ブース展示と、プレゼン発表の両方を提供し、PDF比較テストのページ出力の自動化というタイトルで発表を行いました。またアンテナハウス日本からも、DITAコンソーシアムジャパンの派遣団の一員として参加しました。
数年にわたって、アンテナハウスは、弊社のソフトウェアのリリース向けのレベルダウンテスト用に、社内用のテストシステムを開発してきました。この自動PDF比較テストツールは実際、数か月間、社内で使用しました。このツールを使うことにより、より正確な精度で比較ができ、テストにかかわる人件費の90%以上の大幅削減が可能であることを発表しました。多数の方が聴講されました。
DITA Europeはアンテナハウスの6回目の参加となります。この短い2か月間に7つもカンファランスが集中するのは本当に面白い事実ですが、来年もたぶんこのスケジュールで行くのでしょう。


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