AH CSS Formatterで作った本:『CSS Secrets』(Lea Verou)をチェック!

CSSについての解説書はたぶん数えきれないほどありますが、6月に発売された『CSS Secrets』の評判はかなりよさそうです。しかも、この本は弊社のAH CSS Formatterを使っているらしい!

O’ReillyからはPDF版とEPUB版も購入できます。AmazonはKindle版のみです。Kindle版はたぶんあまり読み易くないし、DRMがかかっているので買いたくありません。PDFにしようか、紙版にしようかと迷いましたが、ビジュアルな本は高くてもやはり紙でしょう。早速購入してみました。

書名:『CSS Secrets, Better Solutions to Everyday Web Design Problems』(英語)
著者: Lea Verou
発行所: O’Reilly Media 米国
発行日:2015年6月
ページ数:392

本書のタイトルは、Webデザインで日々発生する問題にどう対処するかについてです。但し、Web全体のデザインをどうしたら良いか、というものではありません。CSS仕様の項目をトピック的にとりあげて、CSS 2.1からCSSレベル3でどのように強化されたのかという観点の説明が主体です。例も、大きなコードではなく簡単なコードとその表示見本を示しています。仕様を作成する立場からの解説本という位置づけになるでしょう。

表紙

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本のページは次のような内容です。

内容1

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内容2

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この本の制作方法について

この本の内容は、O’Reillyが定義するHTML Book標準のHTML5で書かれており、レイアウト、図、カラーなどはHTML+CSSでスタイル付けされているそうです。

本の制作はO’Reillyの提供するAtlasシステムを使っています。O’Reilly AtlasのPDFレンダラーはアンテナハウスのAH CSS Formatterが採用されています。

つまり、上のようなページは印刷用CSSでレイアウトを指定し、弊社のAH CSS FormatterでPDF化しています。

すごいですね!

CSS組版の実際

CSSでレイアウト指定して作られた本はこれが初めてではありません。例えば、アンテナハウスでPDFを制作した『日本語組版処理の要件』という本もCSS Formatterで制作しています。

HTML+CSSで本を作る、ということは技術的にはできているわけです。

残る大きな問題は、こうした手法が、どの位一般的に使えるか、また生産性がどうか、ということでしょう。『CSS Secrets』の著者であるLea Verouさんは、現在、W3CのCSSワーキンググループに招待されてInvited Expertとして仕様の策定作業に参加しているほどの人です。つまりCSSについて恐らく世界でも有数の専門知識をもっている人が、CSS組版レイアウトの限界に挑戦した(著者の言葉)本が『CSS Secrets』です。この著者だからできることで、誰でもすぐに真似できることではありません。

さて、この本の制作についての統計が載っています。

・内容HTMLは10,000行を超える
・レイアウトはSCSSで4,700行、SCSSから生成したCSSは3,800行

※SCSSというプリプロセッサを使って、SCSSの記法で書いたプログラムからCSSを生成している。最近は、Webページもほとんどこのような手法で作るようになっていると言われます。CSSをハンドコードするのはもはや少数派?

1冊の本のために3,800行の印刷用CSS(生成)しているのですが、これにどれだけの時間を労するものなのか?
『CSS Secrets』はTechyな著者によるTechyな挑戦と言えます。著者がかけた時間と熱意に脱帽です。

一方、プロが使う仕事のためのツールは生産性が重要な指標になります。

システムやツールを評価する観点として、InDesignなどのDTP方式と比べて生産性がどの程度かは、実用性を判断する上で大きなポイントです。

ちなみにアンテナハウスでは、Atlasと類似の本を作る仕組みとしてCAS-UBをサービスしています。CAS-UBはテキスト文字組主体の本に限れば、InDesignよりもはるかに高い生産性で本を作ることができます。ビジネス・ツールは生産性を向上できないと意味がないと思います。



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『瞬簡PDF 編集 6』の奥義 「作業スペース」攻略の段

『瞬簡PDF 編集 6』では「作業スペース」が保存できる

瞬簡PDF 編集 6 CD-ROM版パッケージ
『瞬簡PDF 編集 6』は、PDFの結合やページ入れ替え、注釈編集などPDFの編集作業全般をおこなうことができるソフトウェア『瞬簡PDF 編集』の最新バージョンです。

今日は、『瞬簡PDF 編集 6』で進化した「作業スペース」の活用法をご紹介します。「作業スペース」の機能を上手に活用できれば、PDFの編集作業の幅がグンと広がります。

瞬簡PDF 編集 6 の「作業スペース」

瞬簡PDF 編集 6 の「作業スペース」

「作業スペース」保存で広がる用途

これまでの『瞬簡PDF 編集 』旧バージョンにも「作業スペース」はありましたが、ファイルとして保存することはできませんでした。そのため作業が完了するまでは「作業スペース」を開いたままにしておく必要がありました。また、別の環境で作業の続きをするといったことはできませんでした。

今回、『瞬簡PDF 編集 6』では「作業スペース」のファイル保存ができるようになりました。ファイルへ保存することで次のようなことが実現できます。

  • 「作業スペース」をバックアップできる
  • 他の環境に「作業スペース」を引き継ぐことができる

「作業スペース」のファイル保存は「エクスポート」、復元は「インポート」です。いずれのコマンドも「ツール」リボンの「作業スペース」グループにあります。

「ツール」リボンの「作業スペース」グループ

「ツール」リボンの「作業スペース」グループ

別の人に「作業スペース」を引き継いで作業の続きをしてもらったり、「作業スペース」の複製を作れば作業の分岐や分担などもできるかもしれません。
なお、開くことのできる作業スペースはひとつだけなので、「インポート」すると、すでにある作業スペースが置き換えられる点にご注意ください。

お求めは下記からどうぞ

アンテナハウスオンラインショップおよび、ネット通販や全国の家電量販店、パソコンショップでもお買い求めいただけます。また、仮想環境などにも対応したライセンス販売もございます。

詳しくは『瞬簡PDF 編集 6』のホームページをご覧ください。




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『瞬簡PDF 編集 6』発売のお知らせ

9月3日よりダウンロード版販売開始

瞬簡PDF 編集 6 CD-ROM版パッケージ
『瞬簡PDF 編集 6』は、PDFの結合やページ入れ替え、注釈編集などPDFの編集作業全般をおこなうことができるソフトウェア『瞬簡PDF 編集』の最新バージョンです。

今回のバージョンアップの目玉は、なんといっても前バージョンから大幅にアップした動作速度でしょう。機能(とその実装方法)についてすべてを見直した結果、今回、プログラムを1から作り直しました。 また、最新のリボンインターフェイスを取り入れるなど、操作性も全面的に見直しています。

『瞬簡PDF 編集 6』ができること

『瞬簡PDF 編集 6』は、マウス操作でサムネイルを移動させるだけで、簡単にPDF の結合やページの組み換えができます。それだけならPDFを扱う他社製品も同じですが、本製品が他社製品と大きく異なる特長は下記のふたつ。

  • 多くのファイルを同時に並べて、結合やページの組み換えができる
  • いろいろな形式のファイルをドラッグ&ドロップでPDF化できる

なので、PDFのページ操作のし易さは驚くほど簡単です。テキストファイルやWordファイル、画像ファイルを、作業スペース(編集作業するテーブルのようなもの)にドラッグして並べ、マウスでファイルやページを動かして並べ替えるだけです。

瞬簡PDF 編集 6 操作画面

瞬簡PDF 編集 6 操作画面

しおりやリンクボタンの設置や編集も簡単にできます。複数のPDFを集めて配布するPDFを作る仕上げの作業にもってこいの製品です。

墨消し機能を搭載

長らくお待たせしましたが、ついに墨消し(文字などを削除する)機能を搭載しました。 テキストを選択することでどんどん墨消し指定ができます。墨消し後に作成したPDFは、墨消しした部分のテキストの検索やコピーができなくなります。

墨消し機能で文字を消去

墨消し機能

また、矩形で選択したエリアの墨消しでは、スキャンした画像や写真の一部を消すことも可能です。 白など墨色(黒)以外の色や、ページ番号の削除のように特定のページを一度に墨消しできるなど、いろいろな応用が可能です。

ご購入のご案内

アンテナハウスオンラインショップでは9月3日よりダウンロード版を先行販売しております。9月25日からネット通販や全国の家電量販店、パソコンショップでもお買い求めいただけます。 また、仮想環境などにも対応したライセンス販売もございます。

詳しくは『瞬簡PDF 編集 6』のホームページをご覧ください。




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PDFとEPUBのフォント埋め込みについての簡単な解説文

CAS-UBのブログで、PDFとEPUBのフォント埋め込みについての簡単な用語解説文を書いています。

フォント埋め込みとは

電子ドキュメント内の文字情報は文字コードを使って表されるが、文字コードだけでは文字の形は分からない。文字コードをもとに文字の形を描画するにはフォントを使う。電子ドキュメント作成時にフォントのデータを内部に含めることを「フォント埋め込み」という。フォントを埋め込んだ電子ドキュメントを配布すれば、受け手は埋め込まれたフォントを使って文字を可視化できるので、例えば太字、丸文字など、ドキュメント作成者の意図した形で文字を表現できる。

さらに詳しく




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CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編その2)

こんにちは、『AH Formatter』のサポート担当です。
前回、CSS でレイアウトを実現する上で注意すべき点を挙げてみました。[1]
おさらいすると、
・セレクタで対象を決めて、プロパティと値でスタイル付けすること
・セレクタは多重定義できること
・優先順位があること
などです。
優先順位は大雑把に言ってしまえば、
1.Style=””
2.idセレクタ
3.classセレクタ、属性セレクタなど
の順番に低くなります。

詳しい仕様は、
http://www.w3.org/TR/css3-selectors/
に載っています。
日本語の解説サイトもたくさんあります。
私もまだまだ勉強中です。

実際のところ、一番頻繁に使われているのは <div class=”~”> のタイプかと思います。
コンテンツを divタグで囲って classセレクタでレイアウトを指定します。

.hoge{
border-style:solid;
border-color:#fbbdaf;
border-width:10px 10px 10px 10px;
color:#000000;
font-size:90%;
padding:0.1em 0.4em;
}

<div class=”hoge”>
<p>Antenna House</p>
<p>AH Formatter</p>
</div>

出力結果

ネストしたdiv構造で次のようなケースはよくあります。

.default{
background-color: #900;
padding:10pt;
font-size:20pt;
}
.test{
color:red;
border-top-style:dotted;
border-top-width:10pt;
border-top-color:yellow;
}
.test2{
border-style:solid;
border-width:5pt;
}
.test3{
border-bottom-color:blue;
}

<div class=”default”>
<div class=”test test2 test3″>
<p>Antenna House</p>
</div>
</div>

この場合、競合したスタイルは、後から指定されたものが優先になります。
組版結果は次の通り。

出力結果

さらに、前回、同じセレクタに対して何度でも指定することができると書きました。
上記の例で、
.default{
background-color: #00EE40;
}
を追加したらどうなるでしょう。
この場合も後から定義されたものが有効になります。

次に、CSS が外部ファイルに定義されていて、
このふたつの defaultクラスが別々のファイル(”styleA.css” と “styleB.css”)に保存されていたら?

<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”styleA.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”styleB.css” />

答えは、”styleB.css” の.default{ }が有効になります。
この順番が変わるだけで結果が違ってきてしまいますね。ああ恐ろしい。

実際にサポート業務をしていると、次のようなデータを見ることが多くあります。

<!DOCTYPE html>
<html xmlns=”http://www.w3.org/1999/xhtml”>
<head>
<meta http-equiv=”content-type” content=”text/html; charset=utf-8″/>
<title>Test</title>
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-A.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-B.css” />
.
.
.
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-X.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-Y.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-Z.css” />

</head>
<body>
<h1>Test</h1>
<div class=”A B C D”>
<div class=”E F G”>
<div class=”H I J K L M N” id=”sample”>
<div class=”O”>
<p>………</p>
<ol class=”M A Z”>
<li>……</li>
<li>……</li>
<li>……</li>
</ol>
</div>
</div>
</div>
</div>
</body>
</html>

こんな状態でレイアウトを変更しようとなった時に、
どこを変更したらいいかをすぐに判断するのは難しいですね。
CSS はレイアウトを分離して共通化して運用できるのでとても便利ですが、
複数の開発者が共有するような場合には工夫しないと破綻してしまいそうです。
設計段階での明示的なルール決めと共に、
シンプルなオーサリングやレイアウト設定が必要になります。

続きのお話はまたいずれ。

[1] CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編)




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JEPA 会員社製品紹介セミナー&名刺交換会でCAS-UB V3.0と縦組書籍のPDF化

本日は、14時~16時まで日本電子出版協会(JEPA)ビジネス研究委員会の企画による電子出版ソリューションやサービス提供会社の製品紹介セミナーが開催されました。

会場の1/3のスペースに製品説明のスペースを作り出展社12社が、順番にそれぞれ持ち時間10分で自社製品の紹介を行うと共に、会場の残りの2/3のスペースでは各社のスペース(机一つ分)で商談を行うという企画です。

弊社は毎年この催しに参加していますが、今年はかなり大勢のお客さん(100名以上とのこと)が集まり、例年に増して盛況でした。

弊社では、CAS-UB V3.0を現在開発しておりまして、先日、ニュースでご案内しました通り、9月17日にクラウドサービスをV3.0にする予定です。

ニュース書籍編集・制作WebサービスCAS-UB V3を近日公開「本の制作室」で書籍組版サービスの受注開始へ

プレゼンテーションでは、V3.0の機能強化ポイントである、(1) テキスト・レイアウト指定機能の強化、(2) 縦組書籍のPDFレイアウト機能の強化を中心に説明させていただきました。

スライドはこちらに公開しております:スライドシェア

他の会社の電子書籍の発表もなかなか興味深いものでした。しかし、電子書籍の制作という観点でみますと、CAS-UBのようなワンソース・マルチユースを狙っている紹介はまったくなく、InDesignなどで印刷用PDFを作ってそこからEPUBを作るワークフローを想定しているものばかりでした。この辺り、現実路線ではありますが、ワークフローの革新という点では、新奇性に欠けると感じたところです。

8月28日 EBOOK 2.0にて紹介していただきました。「アンテナハウスがEPUB3/PDF制作サービス提供




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Windows Server 2003 のサポート終了

過日、2015年7月15日に「Windows Server 2003」のサポートが終了しました。
Windows Server 2003 のサポート終了

『AH Formatter』におきましても「Windows Server 2003」を
マイクロソフトのサポート終了にともない動作環境の保証外としております。
「Windows Server 2003」そのものが脆弱性など問題が発見されても
修正プログラムは提供されませんので該当 OS で『AH Formatter』をご利用いただいている場合は、
後継システムへの移行を強くお勧めいたします。

なお、OS の話とは別になりますが、『AH Formatter』の最新版は V6.2 となります。
旧バージョンをご利用いただいている方は、
最新版へのバージョンアップを是非ご検討ください。

評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。
AH Formatter V6 評価版のお申し込み

 




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瞬簡PDF 編集 6 プレビュー最終版 公開のお知らせ

『瞬簡PDF 編集 6』プレビュー版の最新バージョンを公開しました。
このバージョンがプレビュー版の最終版になる予定です。
https://www.antenna.co.jp/pdfedit/trial.html
既にプレビュー版の登録をしていただいている方にはメールで案内を差し上げておりますのでそちらからファイルをダウンロードしていただければと思います。
古いプレビュー版をご利用中の場合は必ず一度PDF Driverも含めてアンインストールしてから、新しいバージョンをインストールしてください。

今回のアップデートでは皆様から頂きましたご意見をもとに、以下の機能追加や改良をおこなっています。

  • トリミング結果がプレビューに反映されるようになりました。
  • ページサイズ変更ダイアログを使いやすく改良しました。
  • ヘッダー・フッターを2つの機能に分け、開始ページ番号、対象ページを指定できるようにしました。レイアウトも分かりやすく変更されています。

これら以外にもちろん不具合の修正も多数おこなっております。

『瞬簡PDF 編集 6』プレビュー版ではダウンロードしていただいたユーザーの皆様に対してアンケートのご協力をお願いいたしております。
アンケートにお答えいただいた方にはもれなく『瞬簡PDF 編集 6』製品版(ダウンロード版)を 特別価格で提供させていただく予定です。ダウンロードしたけどアンケートメールが届いていない場合や、削除してしまったけどやっぱりアンケートに答えたいという方は下記までご連絡ください。

アンテナハウス 瞬簡PDF 編集 6 プレビュー版 お問い合わせ先
 Eメール:pdfedit@antenna.co.jp




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弊社プレゼンテーション資料のご紹介(XML London 2015)

2015年6月6日~7日にロンドンで開催された XML カンファランス(XML London 2015)にて、弊社の Tony Graham は、XSL FO チュートリアルセッションで「XSLT and XSL FO Toolbox of Tips and Tricks」(XSLT と XSL-FO の実践のためのコツとヒント)を発表しました。

その内容は、主に多様な言語で記述されている世界人権宣言(UDHR in Unicode)を用いて、スタイルシートや XSL-FO を開発する流れを説明したものです。『AH Formatter』や『Antenna House リグレッションテストシステム(PDF 高速自動比較ツール)』、『focheck』など弊社製品のみでなく、様様なツールを用いて実践的な解決策を示しています。

資料(PDF)は英語になってしまいますが、よろしければご覧ください。
XSLT and XSL FO Toolbox of Tips and Tricks

XML London 2015 の出展レポートは既にブログに掲載しております。あわせてご覧いただければ幸いです。
海外出展レポート XML London 2015 その1その2

 




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AH Formatter の処理速度向上 TIPS

長く『AH Formatter』をご使用くださっているお客様から、バージョンアップ検討の際に『AH Formatter』の処理速度の低下が報告されることがあります。『AH Formatter』は初めてのリリースからこの秋でいよいよ 16年目に突入します。その間、バージョンアップのたびに新機能を追加してまいりました。そのため、以前のバージョンと比較すると、どうしても処理時間が長く掛かるようになってしまいます。

そこで、新バージョンを使用しつつ、処理速度を向上するには、次のような方法がございますので、ご提案いたします。

1.表の幅を指定し、table-layout=”fixed” にする(table-layout=”auto” を使用しない)。

2.「オプション設定ファイル」で欧文ペアカーニングと欧文リガチャの指定を無効にする。
 以下のように設定します。
 pair-kerning=”false”
 latin-ligature=”false”

3.できるだけ 1パスで処理する(「2パス組版」を使用しない)。
 ただし、1パスだとページ番号が確定するまで組版結果をメモリに保持するので、未組版のページのページ番号参照(fo:page-number-citation)がある文書は、メモリが少ない場合、スワップが発生して遅くなる可能性があります。
 その場合は、未組版のページへの参照をできるだけ減らすように、ページ番号参照をなくす必要があります。それができない場合は、スワップの発生するデータに限っては、2パス組版を指定することでメモリの消費を抑えるのがよいでしょう。
 参考:大規模文書の組版(オンラインマニュアル)

 




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