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page2020出展報告とアウトライナー機能追加告知

アウトライナー製品担当です。

先週2月5日から7日の3日間にかけて、サンシャインコンベンションセンターにて開催されたpage2020では、多くのお客様にご来場をいただきました。改めまして、この場を借りて御礼を申し上げます。

今回のpageでは、プロ向けのデスクトップ製品という位置づけのアウトライナーをメインの一つとして展示・紹介しました。
アウトライナーとは、PDFのしおりを作成・編集したりPDFの目次ページの作成をするほか、PDFファイルの分割・結合や、PDFのページ順序の編集などを対話的に行える、PDF制作者向けのツールです。

開催前は「しおり・目次の作成」を主機能としたソフトウェアに関心を持ってくださる方がいるのが不安でしたが、蓋を開けてみれば大変多くの方から関心とご意見、ご要望を頂きました。

現在、バージョンアップ時の機能追加や改修として盛り込むべく、社内で検討しております。
実装検討中のご意見、ご要望について概要ではありますがご紹介致します。

  • ファイルサイズの大きいPDFに対する処理能力の向上
  • しおり、目次の自動生成機能の精度向上
  • 要望の多かった注釈機能やヘッダー解析機能の実装
  • 品質の再検査と認知済のバグの修正

上記以外でも「こんな機能があったら」など、ご要望がありましたらぜひお寄せください。
アウトライナーは30日間、正規版と同等の機能を30日間使用いただける評価版がございますので、実際に試した上で、検討頂くことも可能です。

アウトライナー製品ページ
https://www.antenna.co.jp/mpd/
アウトライナー評価版申し込みページ
https://www.antenna.co.jp/mpd/trial.html

引き続き、弊社製品をよろしくお願い致します。


PDFのしおり制作の効率アップに特化した『アウトライナー2.5』4月11日リリースします。

2月4日に『アウトライナー2.5』という記事で『アウトライナー』が復活しますというご紹介を致しました。それから、丁度2ヶ月、今度はめでたく、『アウトライナー2.5』4月11日(木)リリースのご案内をさせていただきます。

『アウトライナー』の特徴や機能などにつきましては、製品Webページに紹介しておりますので、ぜひご確認いただきたいと存じます。

『アウトライナー』は、いまから12年以上前の2006年に初版をリリースしまして、当時はかなりの人気製品としてお客様のご支持をいただきました。しかし、機能の面では、なかなか本質的なバージョンアップができませんでした。この間、様々なお客様からご催促をいただき、なんとかして、次のバージョンを作るべく、試行錯誤してまいりました。しかし、なかなか実現できないうちに年月が経過してしまい、最後はWindows10の大型アップデートで動かなくなってしまったため、やむを得ず旧バージョンを販売終了とさせていただきました。

バージョンアップできなかった最大の理由は、自動しおり解析機能のアーキテクチャにあります。『アウトライナー』旧バージョンの自動解析機能は1990年代の『リッチテキスト・コンバータ』の変換技術をベースにしていました。ところが、『リッチテキスト・コンバータ』はすでに販売終了しておりますし、弊社の現在の変換技術の中核は「AHPDFXML」に世代交代してしまっています。このため、新しい自動しおり解析機能をゼロから開発することが必要でした。

今回、「AHPDFXML」をベースとする自動しおり解析機能V1の開発が完了、『アウトライナー2.5』リリースができることとなりました。

現状の、自動しおり解析機能は、特定のスタイルをもつPDFや目次であれば、かなり上手にしおりを作成できます。しかし、任意のPDFのしおり抽出はまだまだ不十分ですので、今後は、これを迅速に強化して行きます。それと同時に、『アウトライナー』の次バージョンでは、PDFのしおり制作作業の課題解決と効率アップを徹底的に追求していく所存です。また、しおりだけではなく、デジタル版として配信するPDFの制作をより便利にする様々な機能も追加します。

今後の『アウトライナー』にぜひご注目ください。また、皆様のご意見やご要望をぜひお寄せくださいますようお待ちしております。

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