カテゴリー別アーカイブ: コラム

Server Based ConverterのPDFの注釈対応について

 Server Based Converterは、Microsoft Office, PDFなどのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。
 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Officeがない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。

 Server Based Converterで、PDFの注釈、中でもスタンプ注釈に対応してほしいという要望を、以前から頂戴しておりました。
 スタンプ注釈は、日本では特に意味があって、スタンプ注釈に対応すると、印鑑の印影をスタンプ注釈としてPDFに入れている場合に便利だとというのです。
 たとえば、
Acrobat Help / [基本操作] スタンプ注釈ツールを使ってみよう(Acrobat 9)
には、スタンプ注釈の例があって、シヤチハタのスタンプの例も出ています。
 たしかに、これに対応すれば、お客様に喜ばれそうです。
 そこで、次のバージョンでは、PDFの注釈に対応する予定です。
 6月か7月には、PDFの注釈に対応したバージョンをリリースできるように、作業を進めている最中です。ご期待ください。

 Server Based Converterに関する詳しい情報は、
https://www.antenna.co.jp/sbc/
を、ぜひ、ご覧ください。
 評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

 アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。


Server Based Converter V5.0 改訂第4版(MR4)をリリース

 寒かった冬も終わり、やっと桜の季節になりました。

 Server Based Converterをお使いのお客様で、弊社と保守契約を結んでいらっしゃるお客様には、バグ修正を行ったメンテナンスリリース(MR)を配布しております。
 おかげさまで、Server Based ConverterもV5.0 改訂第4版(MR4)をリリースすることができました。
 保守契約を結んでいらっしゃるお客様で、該当するバージョンをお持ちの方は、ダウンロードして、お試しください。

 なお、他のバージョンにつきましては、今回、メンテナンスリリースはございません。
 以前、お知らせしました通り、
・最新版につきましては、従来通り、おおよそ3ヵ月に1回、年4回を目安とした配布。
・最新版以外のバージョンにつきましては、おおよそ半年に1回、年2回を目安とした配布
と、変更させていただいております。
 何卒、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

・V5.0 改訂第4版(MR4)
 改訂内容は、
https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/sbc/sbc50.html#v50mr4
を、ご覧ください。
 ダウンロードは、
https://www.antenna.co.jp/sbc/user_V50mrdl_in.html
から、行なってください。

 以前のバージョンの改訂情報は以下の通りです。

・V4.0 改訂第5版(MR5)
 改訂内容:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/sbc/sbc40.html#v40mr5
 ダウンロードURL:https://www.antenna.co.jp/sbc/user_V40mrdl_in.html

・V3.1 改訂第6版(MR6)
 改訂内容:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/sbc/sbc31.html#v31mr6
 ダウンロードURL:https://www.antenna.co.jp/sbc/user_V31mrdl_in.html

・V3.0 改訂第11版(MR11)
 改訂内容:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/sbc/sbc30.html#v30mr11
 ダウンロードURL:https://www.antenna.co.jp/sbc/user_V30mrdl_in.html

 Server Based Converterは、Microsoft Office, PDFなどのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。
 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Officeがない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。ダイレクト変換には、Microsoft Officeのライセンスも不要です。
 Server Based Converterは、ダイレクト変換というユニークさが評価され、多くのウェブサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどで利用されています。

 Server Based Converterに関する詳しい情報は、
https://www.antenna.co.jp/sbc/
を、ぜひ、ご覧ください。
 評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

 アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。


各製品の改訂情報

アンテナハウスのデスクトップ製品は、製品の出荷後に見つかった問題の修正や
機能の改善などを行った際に改訂版を公開しています。

現在、販売中の『瞬簡PDF 統合版 7』に含まれている製品の
最新バージョンと公開されているURLは次の通りです。

・書けまっせPDF 5 バージョン5.1.0
https://www.antenna.co.jp/support/update/kpd/kpd50.html#kpd510

・瞬簡PDF 変換 8 バージョン8.0.4
https://www.antenna.co.jp/support/update/pdftooffice/pdftooffice80.html#srt804

・瞬簡PDF 編集 5 バージョン5.0.1
https://www.antenna.co.jp/support/update/pdfedit/pdfedit50.html#pde501

・瞬簡PDF OCR バージョン1.0.4
https://www.antenna.co.jp/support/update/pdfocr/pdfocr10.html#ocr104

※瞬簡PDF 作成 7 については現在改訂版はございません。

お使いの製品がどのバージョンになるのか、各製品の「ヘルプ」メニューから
「バージョン情報」を表示することで確認できますので、
最新版になっているかご確認頂き、古いバージョンをお使いであれば、
上記より、各製品の最新版を入手した上で改訂版を導入してください。

また、上記以外の製品についても改訂版を公開しておりますので、
詳細は下記「デスクトップ製品 改訂情報」ページをご参照ください。

https://www.antenna.co.jp/support/update/


瞬簡PDF 変換の便利機能 -その3-

『瞬簡PDF 変換』の変換以外の機能を紹介していますが、
今回、第3回目は「画像の抽出」機能です。

PDFファイルに入っている画像を抜き出して再利用したい。
そんな場合に便利なのが『瞬簡PDF 変換』の画像抽出機能です。

『瞬簡PDF 変換』の操作画面の上部に並んでいるアイコンから
「抽出」のアイコンを選択すると、
画面中央の抽出ファイルに「画像を抽出(.bmp/.jpg/.png)」が
選択できるようになります。

画像の抽出

画像の抽出

この状態で「実行」ボタンをクリックすると
PDF内に格納されている画像データのみを取り出して出力することができます。
また、特定のページにある画像だけを取り出したい場合、
ページを指定しての処理も可能となっています。

是非一度お試しください。


瞬簡PDF 変換の便利機能 -その2-

『瞬簡PDF 変換』の変換以外の機能を紹介していますが、
今回、第2回目は「テキストの抽出」機能です。

PDFファイルに入っている文字だけを再利用したい。
そんな場合に便利なのが『瞬簡PDF 変換』の抽出機能です。

抽出元となるPDFが、テキスト情報が格納されているPDFの場合、
『瞬簡PDF 変換』の操作画面の上部に並んでいるアイコンから
「抽出」のアイコンを選択すると、
画面中央の抽出ファイルに「テキストを抽出(.txt)」が
選択できるようになります。

テキストの抽出

テキストの抽出

この状態で「実行」ボタンをクリックすると
PDF内に格納されているテキストデータのみを取り出して
テキストファイルとして出力することができます。

また、スキャナなどで作成した、画像データのみが格納され
文字情報が入っていないPDFの場合は、
『瞬簡PDF 変換』の操作画面の上部に並んでいるアイコンから
「OCR」のアイコンを選択してください。

OCRを使ったテキストの抽出

OCRを使ったテキストの抽出

すると、画面中央の抽出ファイルに「OCR結果をテキストとして出力(.txt)」が
選択できるようになりますので、選択して実行を行うと、
OCRがPDF内の画像を読み取り、読み取った結果の文字を
テキストファイルとして出力します。

なお、抽出前に設定を行うことで、抽出するテキストファイルの
文字コードも指定可能となっています。

是非一度お試しください。


PDFの色指定について(2)

前回、PDFのデバイスカラースペースの3種類について説明しました。これらはその名前にある通りデバイスに依存したカラーの表現方法でした。そのため同じRGB値、あるいはCMYK値でも、デバイスが異なると違って見えることになります。同じ写真を2つの違うプリンタで印刷したり、同じ番組を違うテレビで見たり、といった身近なところでも経験することが多いかと思います。PDFの場合にあてはめれば、何か文書を作成してPDF化し、他の人にそのPDFを送って参照してもらうような場合に、作成した人が見ている画面と、送った先の人が見ている画面(あるいは印刷した紙)では別の色が表示されている、という現象になります。

このあたりを解決する、つまり異なるデバイス間で、同じカラー指定に対して同じ出力を行うことを目的としたカラースペースがCIEベースのカラースペースとなります。同じ出力といっても、当然ながら「そのデバイスの制限範囲内で」という制限がつきます。ディスプレイにしてもプリンタにしても、デバイスによって可能な色の再現範囲は異なりますので、その中で、指定に近い出力を得る(カラー値やカラースペースをどう調整しても、モノクロプリンタでカラー写真を印刷はできませんし)ことが目標となります。

前回記載したPDFで定義されている CIEベースカラースペース として、CalGray、CalRGB、Labおよび ICCBased の4種類を記載しました。これらのカラースペースの内容、指定されたカラー値を再現する方法の説明となるわけですが、PDFの仕様以前に、色とは何か、という非常にやっかいな説明が必要となってしまいます。わかる範囲で少し説明を試みてみたいと思います(デバイスカラースペースは、光の3原色、あるいは、プリンタのインクというような身近なところから、なんとなく理解できそうなので、色とは、などという説明抜きでなんとなく説明できましたが)。

おおざっぱにいえば、なんらかの光源から発した光が、物体にあたって反射し、人間の目に入り、人間がその物体の色として認識する、ということになります。赤いクルマといっても、太陽光の下で見る場合と、トンネル中の証明で見る場合と違うのは光源の発する光の性質が異なっていることによります。この光ですが、波としての性質を持つ、空中を伝わる振動エネルギーの束と考えることができるようです。波の性質として波長がありますが、高エネルギーの光の波長は短く(たとえば、X線では 1nm)、低エネルギーの光の波長は長く(ラジオの中波は100m~1km)なります。人間の目がとらえることができる可視光の波長は380nm~700nmのきわめて狭い領域ですが、この短波長側の光を紫、長波長側の光を赤として認識します。その外側がそれぞれ紫外線、赤外線と呼んだりします。また、虹などでは紫から赤までを適当に区切って7色と数えたりします。太陽光のような実際の光はいろいろな波長が混在した光です。可視光内で、緑の波長(国際照明委員会の規定では546.1nmだそうです)が多く含まれていれば緑、各波長の光が均等に含まれていると白と認識します。

ちょっと先走って、人間が赤とか紫とか認識すると書きましたが、人の目に入ってきた光は角膜、水晶体を通過して網膜にあたります。網膜上には光に反応する受容体として桿体、錐体というものが存在します。この錐体に可視光内の長波長(赤)に反応するもの、中波長(緑)に反応するもの、短波長(青)に反応するものがあり、それぞれの錐体がどのくらい反応するかで光の色を認識することになります。

色の話になってしまって、PDFのCIEベースカラースペースの話まで進めませんでした。こういう色というものをコンピュータ上でどう表現するか、さらにPDFではどう表現するか、また続きを記載したいと思います。

PDFの色指定について
PDFの色指定の概要・デバイスカラースペース
PDFの色指定 (3)CIE1931 CIELuv CIELAB
CIEカラースペース
PDFの色指定(4)
ICCプロファイル
PDEの色指定(5)CIEベースカラースペース
PDFのCIEベースカラースペース格納形式と使用のされ方の概略

oXygenシリーズ

弊社は今年1月より現在XMLエディタの中で最も勢いがあると思われるoXygenの販売を開始しました。JavaベースのアプリケーションですのでWindowsだけでなく、MacOSやLinux上でもお使いいただけます。

デフォルトでDITAやDocBook、MathMLなど数多くの形式(なんとFOも!)の入力をサポートしています。残念ながら学術論文用DTDのJATSには対応していないようです。しかし下のキャプチャのように
oxygen1
ファイルを新規作成するときにJATSのDTDを教えてあげると、そのままJATSエディタになってしまいます。

oxygen2

カーソル位置に入力できる要素の一覧であるとか、属性の一覧であるとかがリアルタイムに更新されます。まあ、XMLエディタなんだからそのくらい当り前だろうと言われてしまえばそのとおりなのですが、なんだかとても得した気分になります(笑)

XMLエディタをご検討中の方は、是非評価版を使ってみてください。

弊社の製品紹介ページ
https://www.antenna.co.jp/oxygen/

開発元(評価版はこちらから)
http://www.oxygenxml.com/

XMetaLについてはこちら
https://www.antenna.co.jp/xmetal/


DITA Festa 2014 Osaka

毎年、年2回のペースで開催してきたDITA Festaですが、次回の会場はついに大阪です。3月19日~20日の2日間にわたって開催されます。過去のアンケートでも「関西方面での開催を希望」というご意見をいくつもいただいてきましたが、やっとご期待に応えることになりました。

今までは東京で開催してきましたが、毎回100名を超える参加申し込みがあります。今度の大阪でも多くの方からお申込みいただけると思いますが、定員が150名となっていますので、参加ご希望の方は早めにお手続きしてくださるようお願いいたします。

内容ですが、過去のFestaで行われたセッションの中から特に好評だったセッションを選りすぐったものを中心に、DITA初心者向けのセッションや導入事例などをバランスよく取り入れたメニューとなっています。すでにDITA導入に向けて動き出している方にも、これから勉強を始めようという方にもおすすめの内容だと思います。

詳しくは下記で案内されています。お申し込みもこちらからお願いします。
http://dita-jp.org/?page_id=1612


多言語索引ライブラリ I18n Index Library

アンテナハウスは2月6日 I18n Index LibraryV2.2をリリースしました。

DITA DocBookのコンテンツから多言語索引を作成するための多言語索引で海外では人気商品です。国内でもDITAの普及に伴い、主にグローバル企業より問い合わせが多く、ご利用いただくお客様が増えてまいりました。このライブラリをDITA OT (Open Toolkit)に組み込んで、PDF, HTML, EPUB プラグインと共にご利用いただけます。PDF5を使ってDITAからXSL-FOへの変換処理を行いAH Formatterで最終的にPDF出力を行います。

PDF5はアンテナハウスが DITA-OT用に開発したプラグインです。DITA 1.2のindex 機能をほとんど実装しており、こちら(http://dita-ot.github.io/)から入手可能です。

DITA-OTはDITAのパブリッシングで、トピックをマップに従って組み合わせたり、間接参照を解決したりなど大量の事前処理をするためのツールキットです。こちら(https://github.com/AntennaHouse/pdf5)から入手可能です。

pdf5

今回のV2.2では次の強化を行っています。

1. 10言語を正式にサポート

Arabic, Bulgarian, Greek, Hebrew, Indonesian, Malay, Romanian, Slovak,
Thai Vietnameseの言語を新たにサポートしました。これによって現在次の31
言語をサポートしています。

Arabic, Bulgarian, Catalan, Czech, Danish, German, Greek, English, Spanish, Finnish,
French, Hebrew, Hungarian, Indonesian, Italian, Japanese, Korean, Malay, Dutch, Norwegian,
Polish, Portuguese, Romanian, Russian, Slovak, Swedish, Thai, Turkish, Vietnamese,
Simplified Chinese, Traditional Chinese

2. 派生言語コードの定義が可能

例えば ポルトガルなら pt, pt-BR, pt-PTをインデックス構成ファイルに定義することができます。

3.I18n Index LibraryをDITA OTのプラグインとしてリリース

アンテナハウス(海外サイト)
http://www.antennahouse.com/

http://rainbowpdf.com/


「AH PDF Server V3」で作成したCAD図面のPDFは、ピンボケギザギザはありません。

前回記事の続きです。

 「AH PDF Server V3」のCADファイル変換ではCADソフトウェアを使用せずに変換を行うため、オフィスファイル(WordやExcelなど)の変換とは異なり、「AH PDF Driver」を利用しません。そのため、作成されたPDFは印刷データではなくCAD図面に基づくオブジェクトで構成されます。

 これはどういう事かと言えば、変換されたPDFを拡大しても斜めの線がギザギザになったり文字がぼやけたりしないという事を表します。

 このPDFに元のCADファイルを添付すると中身が簡単に確認出来て(CADソフトが必要ない)、もしも図面に修正が必要になっても元ファイルが一緒に存在するのでCAD図面のアーカイブに良いのですが、便利な反面注意点もあります。

 複雑な図面になればなるほどPDF上に沢山のオブジェクトが生成されます。そして図面をアーカイブするために結合して複数の図面を1つのPDFにした場合、図面によっては開いて表示されるまでの時間が非常に長くなるケースがあります。表示するコンピューターの性能も多少は関係してきますが、ページ送りも相当重く感じる事もあります。

 こういったケースは稀なんですが、それでもお問い合わせを頂いた中には何例かありました。

 前回も書きましたが、CAD図面というのは人それぞれという側面があります。そのためなかなか一筋縄ではいかない事も多々ありますが、そういう時こそご相談頂ければ一緒に解決の道を探す事も出来ます。

製品ページ:
AH PDF Server V3
AH PDF Server V3 CAD版

評価版お申込みページ

製品お問合せ:システム営業グループ
TEL:03-5829-9021  e-mail:sis@antenna.co.jp


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