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設定を選ぶだけで簡単にPDFの作成

アンテナハウスの製品で、WordやExcelなどの文書からPDFを作成するデスクトップ製品といえば「瞬簡PDF」がベーシックな製品になります。この「瞬簡PDF」はPDFの作成と編集を行うソフトとして、「瞬簡/リッチテキストPDF」や「PDFスイート」にも同梱していますので、これらの製品をご購入されても利用する事ができます。
ちょっと前の話になりますが瞬簡PDFは今年の2月末に大幅なリニューアルを行い「瞬簡PDF4」としてリリースをしました。このリニューアルでは新しい機能の追加もしていますが、より簡単に、少ない手順で、わかりやすく利用できることをコンセプトに開発しました。
その一例として、変換設定をはじめ、各処理の設定で利用頻度の高そうな設定をあらかじめ用意しておき、プルダウンメニューで選択するだけで、簡単に処理することができます。
PDF作成では初期状態で次の6つの設定があらかじめ登録されていて、用途に合わせて選択して実行するだけです。
瞬簡PDF4:作成画面 変換設定の選択
[瞬簡PDF4:作成画面 変換設定の選択]
・標準設定
・標準設定:フォント埋め込み
・ファイルサイズ優先
・ファイルサイズ優先:フォント埋め込み
・画質優先
・画質優先:フォント埋め込み
【標準設定】
「標準設定」は比較的いろいろな用途で使いやすいPDFファイルを作成する設定です。「とりあえずPDFにしたい」場合は、まずこの設定か「標準設定:フォント埋め込み」をお試しください。
ただし、変換元の文書によっては大きなファイルサイズのPDFになってしまったり、プリンターで印刷するには画質が不満になることもありますので、このような場合は他の設定をお試しください。
【ファイルサイズ優先】
「ファイルサイズ優先」は「標準設定」と比べて文書に含まれる画像の解像度や画質を落としてPDFに埋め込みます。PDFに埋め込まれている画像の質は低くなりますが、出来上がったPDFのファイルサイズは小さくなります。
【画質優先】
「画質優先」は「標準設定」と比べて文書に含まれる画像の解像度を落とさず、画像の圧縮もあまり行わない設定です。ファイルサイズは大きくなりますが出来上がったPDFの画像はきれいです。
(上記は主に、画像が埋め込まれているファイルからのPDF作成時に有効です。出力結果は変換元の文書によっても異なります。)
各設定には「フォント埋め込み」の設定を用意しています。
お客様のお問い合わせで「作ったPDFを他のパソコンで見たら文字化けする」とか「違う書体で表示された」といった内容を拝見することがあります。これは元の文書で使用したフォント(書体)が、他のパソコンに入っていない場合によく起こります。
これらはPDFにフォントを埋め込むことで解決できますので、このような場合は「標準設定:フォント埋め込み」など設定名に「フォント埋め込み」(*1)がつく設定を選択してPDF作成を行ってください。
フォント埋め込み比較
[左から元文書(Wordファイル)・フォント埋め込みしたPDF・フォントを埋め込まないPDF]
その他、より細かく用途に合った設定をしたい場合は「変換設定」の横にある「編集…」ボタンをクリックして詳細な設定をすることができます。ここで編集した設定は別の設定名で保存することができますので、よく使う設定であれば「変換設定」画面下部にある「別名保存」から設定を保存してください。
そうすることで、メインの画面の「変換設定」プルダウンメニューからすぐにその設定を利用できます。
(*1:設定名に「フォント埋め込み」がつく設定は「変換設定」画面の「フォント」タブをクリックして表示する設定画面で、ラジオボタン「使用されている全てのフォントを埋め込む」が設定されています。)
次回はPDFの作成機能について、もう少し紹介したいと思います。


DITA導入によるドキュメント制作のパラダイムシフト

先週、『DITA101』が手元に届き、早速一読し、我が意を得たりという思いです。
 
本書には、私が個人的には何年も前から遠からずマニュアル制作にパラダイムシフトが起きるだろうと考えていた、その通りのことが極めて明瞭に書かれています。
 
この本に紹介されているDTPによる制作とDITAによる制作を対比させると次の二つの図のようになります。
1.DTPによる自由な制作
slide2.PNG
 
2.現在導入が進んでいるDITAによる制作
slide3.PNG
 
DTPによる制作とDITAによる制作では組織の管理も個々の担当者の業務もかなり変わり、DITAの普及で新しい職種も必要となります。個々の制作者や制作会社にはなかなかつらい、受け入れにくいことかもしれないですが、これは時代の流れと考えるしかないと思います。
  
本書を読んで、いまさらながら欧米と日本との落差の大きさを感じるとともに、どうしても、ここは日本でも頑張ってDITAの普及を図る必要があること。そのためには新しい仕組みを実現・運用できる人材の育成が急務であることを強く意識しました。


『DITA101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』目次

『DITA101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』の目次を紹介します。
■序文
■序論
■DITAとは何か
 名前の理解
   アーキテクチャー
   情報の型化(Information Typing)
   Darwin
 トピック―DITAの基本要素
 マップ
 再利用
 コンテンツはフォーマットと分離
 DITAの定義
 DITA Open Toolkit
■コンテンツにおける構造化の価値
 レシピ1
 レシピ2
 レシぴ3
 コンテンツの構造化の重要性
   構造化コンテンツの利点
 構造化オーサリングのガイドライン
■再利用:今日のベストプラクティス
 なぜ、コンテンツを再利用するのか
   開発、レビュー、メンテナンスについての削減
   翻訳
   一貫性の向上
   迅速な再構成
   現実でのコンテンツの再利用の利点の例
      ハイテク
      医療機器
 再利用のプロセス
   随意再利用
   系統的再利用
 再利用のタイプ
   トピックベースの再利用
   フラグメントベースの再利用
   フィルター再利用
   変数再利用
■トピックとマップ―DITAの基本的な構成要素
 汎用トピック
   Title
   要約文/アブストラクト
   Prolog(メタデータ用)
   トピック本体
   関連リンク集
   トピックの例
 Concept
 Task
   Taskの例
 Reference
 マップ
 ブックマップ
■DITA執筆者の1日
 DITAにおけるコンテンツの計画と展開のアプローチ
 アウトライニングツールとしてのマップの使用
 トピックとは何か
 構造化コンテンツのライティング
■DITAの計画
 計画
   コンテンツの分析
   再利用の分析は手作業か、プログラムによるか
   統一コンテンツ戦略の開発
 役割と責任
   コンテンツコーディネーター(新規)
   情報アーキテクト(新規)
   DITAテクノロジスト(新規)
   執筆者(変更された役割)
   コンテンツ所有者(変更された役割)
   編集者(変更された役割)
 コンテンツの変換
 研修とコンサルティング
■DITAプロジェクトのためのROIの計算
 サンプル使用事例
 DITA再利用の評価基準
 翻訳の評価基準
   再利用による翻訳のコスト削減
   デスクトップパブリッシングからの翻訳の削減
 その他の削減
 何がコストか
 ROI計算ツール
■メタデータ
 メタデータとは何で、ねぜ重要なのか
 DITAにおけるプロログメタデータ
   発行メタデータ
   管理メタデータ
   修飾メタデータ
 選択属性
 他の種類のメタデータとの関係(Dublin Core)
 分類学におけるメタデータ
 メタデータとコンテンツ管理システム
■DITAとテクノロジー
 オーサリング
   オーサリングのインターフェイス
   テキストを扱う能力
   DITAサポート
 コンポーネントコンテンツ管理システム(CCMS)
   DITAサポート
   再利用のサポート
   翻訳のサポート
 出版
■「高度な」ことがら
 ドメイン
 Conref
 選択属性(条件付きコンテンツ)
 関連性テーブル
 特殊化
   なぜDITA特殊化をするのか
      実際的な有用性のあるものの選択
      2つの単純な質問
   DITAを特殊化すべきか
■1.2で新しいこと
 一般Task(General Task)
   一般Taskか厳密Taskか
   一般Taskモデルの構造
 ステップセクション(Stepsection)
 ハザード(Hazard)ドメイン
 マップに追加される機能
 学習教材(ラーニングマテリアル)
 拘束(Constraint)のしくみ
 再利用についての改良
   参照切れを低減するキー使用
   変数再利用でのキーとkeydefの使用
   条件付再利用でのキーとconkeyrefの使用
   ブロックのコンテンツ参照
 その他
■付録
 付録A:DITAトピック便覧
   Concept
   Task
   Reference
 付録B:プロログのメタデータ
 付録C:DITAの歴史
   起源
   コンテンツ制作になぜXMLか
      XMLと構造化コンテンツ
   それでもDITAが必要なのかなぜか
      設計目標
   DITAの利点
   DITA以外の選択肢
      DocBook
      S1000D
   XMLとは何か
      いったいXMLとは何なのか
   XMLのタグの役割
   XMLとHTMLの比較
      HTML版の手続き
   XMLの利点
      例.
   DTDとスキーマ
      スキーマのDTDに対する優位性
   コンテンツとフォーマットの分離
   XSL
 付録D:著者(執筆者)
   The Rockley Group
      Ann Rockley
      Charles Cooper
      Steve Manning
   ゲスト寄稿者
      Mark Lewis
■索引
■訳者紹介
■訳者が使用したツール
 


『DITA 101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』発刊

DITAコンソーシアムジャパン(DCJ)訳の『DITA101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』が発刊されました。
これまでの製品マニュアル等は、WordやDTPソフトを使って書かれているものが多いのですが、グローバル化の進展で、製品のメーカは出来上がった製品を様々な国で販売するようになっています。
マニュアルの多言語化は急速に進んでいます。もはや数ヶ国語ではなく数十各国語の制作が必要となっています。
 
さらに、ドキュメンテーションを読む環境のほうも紙からWeb、オンラインヘルプ、など多様化しています。近い将来、閲読環境にタブレット/スマホ上の電子書籍「EPUB」が加わることになるのでしょう。特にマニュアルが電子化されることで、マニュアルの閲読環境が、紙から画面へと変わります。これに伴い「読むマニュアル」から「引くマニュアル」への転換が必須です。引くマニュアルでは、検索性、一読による理解可能性が求められます。
 
こうした環境の変化により、製品マニュアルの制作においては、物語志向からトピック志向へ、執筆者はコンテンツだけを執筆する役割に限定し、そこから多様な出力を自動的に作成する仕組みの構築が急務となっています。
 
WordやDTPによる執筆ではこうした要請に応えることができません。私は、現在の時点では、そのための一番の近道はDITAを取り入れることと考えています。
 
この本ではそのことを様々な角度から説明しています。木曜日に本書が届いたのですが、これを一読しまして、まさに「我が意を得たり」という思いです。従来のDITAの説明は、仕様書より、技術的な説明と、ベンダーのスローガンに近い簡単なメリット訴求になっていましたが、この本は、その隙間を埋めるものと思います。
 
ぜひ、ご一読をお勧めします。
 
発行所:株式会社エスアイビー・アクセス
発売所:株式会社星雲社
ISBN: 978-4-434-15882-7
価格:本体1,800円+税
原書は「DITA 101: Fundamentals of DITA for Authors and Managers Version 2」(The Rockley Group Inc.) 。英文ですが、DCJのDITA普及マーケティング部会の有志が翻訳を担当して日本語の書籍として発刊したものです。仕事外の時間を使って、本書を翻訳していただいた翻訳担当者の皆様に心から敬意を表します。 
 
本文はDITAのトピックとして執筆されており、これをDITAのまま日本語に翻訳し、AH Formatter V5.3で組版してPDF入稿のうえ、印刷製本されたものです。いくつかの画像がぼやけてしまっているのは残念です。
○DITAコンソーシアムジャパン
http://dita-jp.org/
○AH Formatter
https://www.antenna.co.jp/AHF/
○アンテナハウスのDITAサービス
https://www.antenna.co.jp/XML/dita.html#DITA-AH


アンテナハウス製品もアマゾンでダウンロード販売を開始

8月16日から、アマゾンが「PCソフト ダウンロードストア」を開設してソフトウエアのダウンロード販売が始まりました。このストアの特徴は、ダウンロードしたソフトウェアおよび、シリアルキーが一元管理できること。これにより、パソコンの買い替えなどでソフトウェアを再インストールする場合に、過去に購入したソフトウェアを何度でも容易にダウンロードすることが可能となっています。
 
アマゾンは、これまでソフトウエアのパッケージ販売を行なっていましたが、このたび、ダウンロード販売もはじめたと言うことで今後の行方に注目です。
 
○ダウンロードストア
http://www.amazon.co.jp/pcsoftdl
 
○ニュース・リリース
Amazon.co.jp、「PCソフト ダウンロードストア」をオープン
 
■アンテナハウス製品
アンテナハウス製品も次の製品が販売されています。
・PDFスイート4.1
・瞬簡PDF4
・瞬簡/リッチテキストPDF6.1
・書けまっせ!!PDF4 プロフェッショナルPlus
・書けまっせ!!PDF4 プロフェッショナル
・書けまっせ!!PDF4 スタンダード
・瞬簡PDF to Image
・自在眼11 スタンダード
・自在眼11 プロフェッショナル
・アウトライナー 2


書けまっせ!!PDF でできる仕事の自動化

「書けまっせ!!PDF」の特長は、PDFの記入用紙に簡単に書き込めることです。誕生以来、できるだけシンプルなソフトウエアであるように努めています。
ただ、業務の内容によっては、ちょっと複雑な自動化やオートメーション機能があれば、とても役立つケースもあります。すこし難しくなってはしまいますが、現場の声にお答えする中で培われてきた機能がいくつもあります。
「書けまっせ!!PDF」では、次の三つの機能が仕事の自動化に多いに役立ちます。
・数値の計算や自動入力:式と計算機能
・数値やテキスト、画像の自動挿入:差込機能
・PDF出力や印刷の自動化:コマンドラインでの操作
それらの中から、式と計算機能について簡単にご紹介します。
前々回、「書けまっせ!!PDF」の表示形式機能の説明の際に表計算ソフトを例にご紹介しました。
「書けまっせ!!PDF」では数値や文字を「テキストボックス」に入力しますが、実はこの「テキストボックス」は表計算ソフトの「セル」と同様に「計算式」を設定することができます。
さらに、「テキストボックス」に番号が付いていて、「テキストボックス」同士の計算や、値の参照などができます。
下図は「テキストボックス」の番号と、そこに設定されている計算式が表示されている例です。
計算式の例
計算式はまさに表計算ソフトの特長でもありますが、「書けまっせ!!PDF」もさまざまな関数をサポートしています。
たとえば、「if文」を使うことで1ページには「表紙」、最後のページに「最終」と文字を表示させるような条件処理も可能です。「式と計算機能」についての詳細は下記をご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/description3.html#siki
※注意点:「式と計算機能」は「書けまっせ!!PDF4スタンダード」版ではご利用いただけません。


楽してきれい 書けまっせ!!PDF の図画を扱うための小技

今回は、すこし高度な使い方になりますが、図形の作成や画像の貼り付けなどの小技をご紹介します。
「書けまっせ!!PDF」は文字だけでなく、線や矢印、四角(矩形)や円などさまざまな図形を描くことができます。Wordなどで図形を描く機能とよく似ていますので、こうしたソフトウエアをご利用なら迷うことなく使えると思います。
ところで、MS Officeには作成した図形やコピーした画像などを保存しておいて再利用できる「クリップ オーガナイザ」というツールがありますね。「書けまっせ!!PDF」にも「データトレー」という機能があり、作成した図形などをデータトレーに保存することができます。右クリックから「データトレー」を使うことができるところはOfficeより便利です。
下図は「データトレー」を表示したところです。図形や画像を階層構造で管理できます。
データトレー
よく使うもの、繰り返し使う写真や印影、テキストボックスなど、「書けまっせ!!PDF」上で貼り付けられるものならなんでも保存と再利用が簡単にできます。
ところで、テキストボックスや図形を作成したときに、配置やサイズの調整ができるだけ簡単にきれいにできたらいいですよね。
「書けまっせ!!PDF」は、「きれいに整頓」するための小技がいくつもありますが、その中から3つご紹介します。
まず一つ目。「書けまっせ!!PDF」では図形や画像の位置をすべて数値で指定できるんです。簡単というよりも、確実に配置したいという人向けの機能ですね。
二つ目は、Wordなどと同じく、整列の機能があることです。右側の端を同じ位置にそろえたり、一番上と一番下の間のものを均等配置にするといった機能があります。
三つ目は「サイズを合わせる」機能です。たとえば、最後に画いた図形の幅に、選択しているほかの図形の幅を合わせることができます。高さやサイズ全体を同じにすることもできます。合わせられるものであれば、図形、画像など種類に関わらずサイズを調整できます。
これらの機能を使うと、入力フォームの作成が俄然楽になります。ぜひお試しください。
次回は「書けまっせ!!PDF」でできる仕事の自動化についてご紹介します。


PDF Driver API V5.0はVisual Studio 2010でも開発可能です!

PDF Driver API V5.0 の C++ および .NET インターフェイスは、Microsoft Visual Studio 2010 日本語版(VS2010)でご利用いただけます。
付属のサンプル・プロジェクトについては、VS2010 で開き、変換ウィザートにしたがって変換することで利用可能です。
.NET については、対象のフレームワークに「.NET Framkework 2.0/3.0/3.5」のいずれかをご使用ください。
 製品紹介ページ: PDF Driver API


PDF Driver API V5.0 / PDF Tool API V3.1 は「Hyper-V」上で動作します!

PDF Driver API V5.0 および PDF Tool API V3.1 について、このたび、サーバー仮想化プラットフォーム「Hyper-V」上での動作を確認しました。
(検証環境:Microsoft Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1)
サーバー仮想化の開発ツールとして、ぜひご検討ください!
 製品紹介ページ :PDF Driver API / PDF Tool API


書けまっせ!!PDF のちょっとした手間を省く小技

「書けまっせ!!PDF」の小技の世界を少しだけご紹介します。
今回は、記入する際の面倒をなくして、お任せで仕事ができる、そんな小技を3つ。
前回、文字を記入する枠「テキストボックス」を自動作成する機能をご紹介しましたが、ほかの図形の描画機能でもこの機能を使うことができます。
たとえば、チェックマークを描画する際に、枠内をクリックします。そうすると、記入枠を認識してその中にきれいに収まるようにチェックマークを描画します。丸や四角もクリックするだけで枠内にぴったりサイズの図形を描画します。枠を認識するということは、つまり、図形の大きさを自動で判断できるということなんですね。
大きさといえば、文字を入力する際のフォントのサイズをいちいち変更するのも面倒ですね。そこで、テキストボックスの「自動フォントサイズ」という機能をONにすると、テキストボックスのサイズにぴったりフィットするフォントサイズに自動で拡大縮小してくれます。
注意点:チェックボックスの枠を文字の四角「□」で作成されている場合は図形として枠のサイズを認識できません。
次は、文字の入力の手間を省く小技をご紹介しましょう。
EXCEL(エクセル)などの表計算ソフトのユーザーなら、数値の桁区切りの有無や「円」や「¥」の付加といった「表示形式」機能をご存知でしょう。「表示形式」のない表計算ソフトなんて考えられないくらいの基本機能ではないでしょうか。
数値などを記入用紙に追記する際に、単に数値をいれるだけでなく、桁区切りや通貨記号をわざわざ入れるのは面倒ですね。そこで「書けまっせ!!PDF」は表計算ソフトを見習って、テキストボックスに表示形式を指定することができます。
表計算ソフトの入力セルの移動と同じように、「書けまっせ!!PDF」のテキストボックスへの入力もタブキーを使って移動ができます。
下記の「表示形式」をご紹介するWebページもぜひご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/description3.html#keisiki
次回はちょっと高度な図形の貼り付けについてご紹介します。


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