こんにちは。
先日 米国の Antenna House,Inc.をご紹介いたしましたが、本日は中国の当社子会社「北京紅櫻楓軟件有限公司(HYFsoft)」を紹介させていただきます。
1997年2月設立で、設立時に取得した15年間の営業許可の延長手続きが先日完了したところです。現在の事務所は北京市中心から北東方向、空港から市内に向かって、四環路のちょっと外側、という場所にあります。
設立当初の業務は、アンテナハウス(中国のWeb上では、安特納軟件公司などと表記されています)が開発・販売するソフトウェアのパーツにあたる部分の受託開発が100%でした。「Antenna House Formatter」も誕生前で、当時のアンテナハウスの主力製品はワープロ文書の変換の「リッチテキストコンバータ」でした。これに組み込まれる変換プログラムの開発がメインでした。
それから15年、オリンピックの開催などもあり、事務所からの風景も変わりました。当時は市内を走る車も黒塗りのセダンばかりだったように記憶していますが、今は、かなりカラフルになってきています。
当初より、日本人のスタッフは置かず、中国の人だけで今日まで運営してもらっています。現在の社員は30人強、アンテナハウスからの受託の中心はワープロの変換エンジンからPDF製品関係に変わりました。名称にPDFと付く当社製品の各種製品のいろいろな部分で使用されています。
中国の会社といいますと人の入れ替わりが激しいのが常のようですが、ここでも同じです。そのような中でも、中国国内ユーザ向けの受託開発がアンテナハウスからの受託を上回るようになってきました。また、開発業務のほかに、アンテナハウス製品の中国国内販売も担当しています(こちらの成績については、社長から発破をかけられることも多いですが。中国でのソフトウェア販売はなかなか難しいようです)。
現在の中国国内ユーザ向けの開発は、PDFを中心とした、各種形式のファイルの表示や変換といったところで、表示プログラムは、大手メーカにも採用してもらい、各社の電子ブックリーダ、携帯電話に組み込まれています(日本のアンテナハウスより先にAndroid に対応していたりします)。
PDFのサードパーティ各社の事務所も北京にあり、競争も激しくなってきています。その中でより良い製品を開発して行きたいものです。