この数ヶ月、Twitterに嵌っています。最初は、ビジネスとの関係があまり良く分からなかったのですが、だんだん様子が分かってきました。最近は、新しい情報もTwitter経由で知ることが多く、重宝しています。なんとなくですが、Googleは新しい情報源としては弱いと思っていたので、Twitterで新しい情報、Googleで古い情報というように使い分けています。Googleはアーカイブ中心の利用と言えるかもしれません。
さて、現在は、インターネット媒体の勃興で、旧来のマスメディアが凋落していることが話題となっています。この傾向は、日本よりも、むしろ米国で激しいようですが、日本でも雑誌の廃刊のニュースが良く目に入ってきます。聞いた話でも雑誌経営は厳しいようです。
こうした旧来のメディアに代わるものとして、ブログが一つの候補と考えられています。米国ではプロのブロガーも大勢いるようです。私個人としては、眼にするブログの書き手は個人になっていることが多く、情報の客観性や信頼性に欠けるのではないかと考えてきました。実際、ブログの記事は玉石混交で、中には個人の感情に基づく眉唾ものの記事も見られます。
しかし、Techwaveの【目指せ!プロブロガー】という記事をみて少し考えが変わりました。
○【目指せ!プロブロガー】6月の黒字目標達成率40.44%
http://techwave.jp/archives/51473590.html
TechWaveは元通信社記者の鶴川氏が責任者となって数名のスタッフ・ブロガーを抱えて運営しているものです。今まであまり意識していなかったのですが、ライブドアから運営資金を供給されているようで、その代わり、TechWaveのページに掲載する広告の収入はライブドアに入るようです。ライブドアとしては、独占的に広告を掲載する媒体の一つと考えているようです。
TechWaveが本格的に稼動したのは今年の1月ですが、2月以降、毎月ライブドアから供給される製作委託費とライブドアの広告売上の割合を黒字目標達成率として公開しています。
黒字達成率= 広告売上 ÷ 製作委託費
この用語の妥当性はともかくとして、数字は次のように推移しています。
2月:22.1%
3月:27%
4月:31%
5月:30.7%
6月:40.44%
となっています。
○【目指せ!プロブロガー】2月の黒字目標達成率22.1%
http://techwave.jp/archives/51409418.html
には次のような表現が紹介されています。
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ライブドアの田端さんによると、良質の記事を蓄積していけば「座布団を積み上げる」ように広告収入が積み上がっていくのだそうです。田端さんは、最速で半年程度で黒字化すると予測しています。
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既に半年を経過したようですがまだ黒字化していません。しかし、フルタイムでブログを書けば、誰でもいつかは黒字になるそうです。
個人的な感想としては、TechWave自体の黒字化は、かなり時間が掛かるのではないかと思います。
しかし、時間の長短は別として、黒字化する可能性は大いにあります。そして、もし、誰でも黒字化できるとすると、ブログを書いて生計を成り立たせることが可能となります。すると専門的教育を受けた人達がプロのプロガーとして活躍するようになり、ブログが新しいメディアとして確立する可能性があります。
そういう意味で、このTechWaveの実験は大変大きな意義があるように思います。
※TechWaveの黒字化に時間がかかるだろうというのは、次の理由です。
・情報分野が少し狭いこと(潜在来訪者数が限られる)
・比喩対象としては座布団ではなく氷河の方が適切ではないか?情報はなくなることがないが、情報の価値は時間の経過とともに雪のように消えてしまうから。
・氷河モデルで考えると、ニュースはしゅんが短いだろうから。