2009年にあたって

いよいよ2009年ビジネスが始まりました。
年末に、「世界経済危機 日本の罪と罰」(野口 悠紀雄著)を読んでいましたら、今年のGDP成長率マイナス5%もありうる、日本経済が制御不能な状態に陥るかもしれない、と書いてあって、そら恐ろしくなりました。バブル崩壊後の最も悪い時期でも、GDP成長率はマイナス2%だったとか。それを超える最悪の状態の可能性ありということです。
背景に、アメリカの住宅・石油税制をはじめとする歪んだ制度がもたらしたアメリカの消費過剰による貿易赤字の増大、いままでそれを日本、中国、オイルダラーが金融面でファイナンスしてきたがそれが続かなくなったことがあること。それにしてもトヨタの経常利益2兆円も上記のスキームが作り出したバブルだったとはなかなか恐い分析です。アメリカには時々行きますが、狭い範囲の少ない経験から見ても、確かにそういった側面はあると思います。
アメリカの貿易赤字といえば、一昔前は、日本が悪役でしたが、今は日本よりむしろ中国や中東です。日本だけじゃ済まない話ですし、難しい。
既に、日本の貿易収支は8月に26年ぶり貿易赤字になった後、10月11月も貿易赤字になっています。いよいよ日本も貿易赤字国?
それにしてもこれからの日本経済はどうなるんでしょうか?
こういう暗い話に負けないように、今年はいつもに増して、明るい気持ちとネバー・ギブアップの精神が重要な年のようです。




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