Frankfurt Bookfair 2013 その2

Frankfurt Bookfairの会場はメッセ駅を降りてエスカレータで入口に直結します。
フランクフルト空港から電車で30分くらいのところ、オッヘンバッハに宿泊ホテルがありここから毎朝30分ほど電車に乗って会場に行きました。出展者パスというのがあり、開催前から終了翌日まで,フランクフルト市内・近郊での鉄道、バスなどの公共輸送機関の運賃が含まれている便利なパスなのでこれを利用しました。10月初旬なのに朝晩は寒く、道行く人はそろって帽子に厚手のコート、ブーツを履いて冬支度です。

フランクフルトには、トルコ系など、様々な民族が居住しているように見受けられました。当たり前に英語が通じると思ったら、ホテルのロビー以外はなかなか通じません。駅でちょっと行き先を聞いたりしたのですが、首を振られてしまいました。ここはドイツなんだと改めて思いました。

ブックフェアは最初の3日間はビジネスデー。名刺を持ってブースを訪れる人がほとんどでした。週末の土曜、日曜は一般デー。ここHall4.2は学術出版や専門技術を中心とするフロアーで、さすがに来場者はぐっと減りました。学生が友達と連れ立って、明らかに景品のボールペン狙いでやってきたり。コスプレ衣装を身につけた若者を見かけましたが、後でわかったのですが、コスプレをしてくると入場料が半額や無料になるんだとか。とにかく会場は半端なく広く、ブースの接客の合間にちょこっとなどでは見きれません。人気のフロアーは人の波に押されそうな賑わいでした。

アンテナハウスのように最新技術の電子書籍を紹介するブースは棚にあまり本が展示されません。代わりにプレゼン用のコンピュータとタブレットが数台おけるテーブルが設置されています。一方、アートや絵本などの展示コーナーは目を見張るほどの美しい本が本棚に並び対照的です。歴史ある古い聖書や大型本、装丁の凝った美しい本などを展示してある博物館のようなブースもありました。昔ながらの製法で製本を実演、革で栞をつくるところを実演しているコーナーもあり、最先端の技術と伝統技術のコントラスト、一口に本といっても様々で奥の深いものを感じました。

毎日の電車の乗り換えにも慣れ、ホテル周辺の道のりにもようやく詳しくなった頃、フランクフルトを後にしました。

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