導入として「XSLTを活用する自動組版の流れとして、XSLTがどの部分の役割を果たすか」を紹介しています。元の文書にあるコンテンツから目次を生成したりできます。
このウェビナー内では大きく触れていませんが(PDF自動生成超入門の内容なので)、「生成時まで内容が決定できないこと」をオブジェクトとしてレイアウトできるのがXSL-FOとなります。弊社製品Antenna House XSL Formatterによる拡張要素・プロパティも、この視点で眺めてみるとスタイルシート設計に役立つのではないでしょうか。
ウェビナー概要や書籍紹介ページにある通り、アンテナハウス『Office Open XML Formats入門』の初版は2007年に出版社から刊行されました。
今年は2021年、つまり14年程前の書籍の改訂版ということになります。
内容的な修正は必要とはいえ、以前の版の原稿をベースに新たな版を制作するというとき、XML原稿はほとんど変更が必要ありません。以前の版の構造に不満がある場合はその限りではありませんが。
書籍初版の制作報告にもあったように、XSL 1.1での大きなポイントにbookmarkのとindex関係の語彙が入ったことが挙げられます。『Office Open XML Formats入門』初版では、bookmarkについてはXSL Formatterの拡張仕様、索引についてはbasic-linkとXSLTによる力技による解決が図られていました。