タグ別アーカイブ: AH Formatter

AH Formatter:Windows版と非Windows版との違い(組版機能に違いはありません)

こんにちは。
AH Formatterサポート担当です。
今週はAH Formatterのサポートで比較的よくあるご質問を紹介いたします。

AH FormatterはWindows版、Linux版、Solaris版、Macintosh版など種々のOSに対応したバージョンがございます。
お客様のご利用環境に合わせたバージョンを選択されるのはもちろんですが、
例えば、Windows版とLinux版とでどちらがいいのか?違いがあるのか?といったご質問を受けることがあります。

AH Formatterの「組版機能」に関してはWindows版と非Windows版とで違いはありません。
ただし、Windows版以外では実行のためにいくつか設定等を行っていただく必要があります。

・AH FormatterのGUIはWindows版のみの機能です。

・非Windows版では直接プリンタへ出力することはできません。プリンタへ直接印刷指定できるのはWindows版のみの機能です。

・AH Formatterはフォントファイルを含みません。
 非Windows版では欧文基本14フォントのみインストールされますが、これはメトリクス情報ファイルのみ含まれます。
 フォントのアウトライン情報ファイルは含まれません。これらのフォントをPDFやPSに埋め込もうとする場合は、ご自身でフォントをご用意ください。
 それ以外のフォントのインストールはお客様の環境にて行ってください。
 Windows版ではインストール時にWindowsのフォントフォルダを参照するように設定されますが、
 非Windows版ではフォント構築ファイルにてお客様の環境に合わせて設定していただく必要があります。

・AH FormatterはXSLTプロセッサは含みません。
 Windows版は通常MSXMLがインストールされていますので(特に指定がない限り)それを自動的に使用しますが
 非Windows版ではお客様がXSLTプロセッサを選択、インストールしていただいたのち、
 オプション設定ファイルや環境変数にて使用するXSLTプロセッサを指定していただく必要があります。

・非Windows版では環境変数を設定する必要があります。
 Windows版ではインストール時に初期設定されますが非Windows版では設定されません。
 必要な環境変数はオンラインマニュアルの「環境変数」でご確認ください。

 




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PDFのレイヤー

PDFには、レイヤーという便利な機能があります。
レイヤーは、PDFの内容をまとめて、表示を切り替えたり印刷を切り替えたりします。 Acrobatでは次のようなダイアログでコントロールします。

layer-dialog

AH Formatter には、このレイヤーを出力する機能があります。
今回は、PDFのレイヤーでの言語指定について取り上げます。

レイヤーで指定した言語は、どのように振る舞うのでしょうか。
仕様では次のように書かれています(PDF 32000-1:2008)。

Language dictionary (Optional) A dictionary specifying the language of the content controlled by this optional content group. It may contain the following two entries:

Lang (required) A text string that specifies a language and possibly a locale (see 14.9.2, “Natural Language Specification”). For example, es-MX represents Mexican Spanish.
Preferred (optional) A name whose values shall be either ON or OFF. Default value: OFF. it shall be used by conforming readers when there is a partial match but no exact match between the system language and the language strings in all usage dictionaries. See 8.11.4.4, “Usage and Usage Application Dictionaries” for more information.

Language については、次のようにも書かれています。

Language: This category shall allow the selection of content based on the language and locale of the application. If an exact match to the language and locale is found among the Lang entries of the optional content groups in the usage application dictionary’s OCGs list, all groups that have exact matches shall receive an ON recommendation. If no exact match is found, but a partial match is found (that is, the language matches but not the locale), all partially matching groups that have Preferred entries with a value of ON shall receive an ON recommendation. All other groups shall receive an OFF recommendation.

PDFに指定されたLanguageは、アプリケーションの言語と地域に基づくと書かれています。アプリケーションとは、PDFのビューア、例えばAcrobatのことです。アプリケーションがレイヤーをサポートしていなければ、もちろん何も起こりません。Acrobatはサポートしています。

PDFに、日本語用のレイヤーと英語用のレイヤーを用意しておけば、アプリケーションの言語によって自動的に一方が表示され、他方が表示されないということができます。では、アプリケーションの言語とは何でしょう。仕様書中でそのことについて書かれている部分はありません。
そこで、どうすれば言語によるコントロールが意図どおりにできるのかを、Acrobatを用いて、試行錯誤を交えながらいろいろ探ってみました。

PDFには、Catalog辞書に言語を明示することができます。これは、文書のプロパティで確認することができます。AH Formatter では、<fo:root> に記述した言語がそこに反映されます。

<fo:root ... xml:lang="ja" ...>

property-dialog

アプリケーションの言語とは、これのことでしょうか。
いいえ、この言語はレイヤーの言語とは関係ありません。
これは、PDFの言語であってアプリケーションの言語ではありません。
アプリケーションの言語とは、Acrobatでは環境設定の言語環境にあるアプリケーションを表示する言語に対応することがわかりました。

lang-env

では、アプリケーションの言語は、具体的にはどう表記されているのでしょうか。14.9.2.2 Language Identifiers には次のような記述があります。

A language identifier shall either be the empty text string, to indicate that the language is unknown, or a Language-Tag as defined in RFC 3066, Tags for the Identification of Languages.

Although language codes are commonly represented using lowercase letters and country codes are commonly represented using uppercase letters, all tags shall be treated as case insensitive.

ざっくり言えば、PDFに書かれるLangの値は、RFC 3066 に従っていて大文字小文字は区別しない、ということです。RFC 3066 の言語コードは ISO 639、国コードは ISO 3166 によります。アプリケーションの言語も、ISO 639 と ISO 3166 で表現されているはずです。
実際にAcrobatでアプリケーションを表示する言語を変更すると、どこにどういう情報が書かれるのかはわかりませんでした。しかし、日本語なら ja とか ja-JP などが設定されると、常識的には予想するでしょう。

Preferredを指定していないと、Langに指定したものとアプリケーションの言語の間では完全一致性が判断されることになっています。そこで、日本語環境のとき、どういう指定をしたら完全一致するのかを調べました。

  • ja ⇒ NG
  • jpn ⇒ NG
  • ja-JP ⇒ NG
  • jpn-JP ⇒ NG
  • jpn-JPN ⇒ NG
  • ja_JP ⇒ NG
  • jpn_JP ⇒ NG
  • jpn_JPN ⇒ NG
  • ja-jp ⇒ OK

結果は、まったく想定外でした。仕様には大文字小文字区別しないと明記してあるし、国コードは大文字で表記するのが普通とも明記されています。これはどういうことでしょうか。Acrobatは仕様どおりに動作しているようには見えません。Acrobatの不具合なんでしょうか。仕様の見落としがあるのでしょうか。

完全一致させるのにこんな試行錯誤した上、それが正しいのかどうか裏づけも取れないのでは、完全一致を使うのは現実的ではない気がします。Preferredを指定すると、かなりあいまいな指定でもマッチします。
日本語は、それを話す国は日本しかないですが、英語やポルトガル語スペイン語などはそんなことはありません。例えば、en-US(米国英語)と en-GB(英国英語)を区別したいこともあるはずです。Preferredでは、それらを区別させることはできませんでした。どちらもすべての en にマッチしてしまうようです。つまり、国コードを明示したいなら、Preferredを指定できないということになります。

次に Preferred な ja と、そうでない ja-jp の指定を混在させたらどうなるか見てみます。
日本語環境ではどちらも表示されそうなものですが、ja-jp の方だけ表示されて、ja は表示されません。完全一致するものが見つかったらそれしか表示されない、ということになっているからのようです。このことは、en-US と en-GB を用意し、両者の共通部分を en として表現したくても、できないということを意味します。

AH Formatter V6.4 では、次のようにレイヤーへの言語指定を行ないます。
実際には重なり合った領域に内容を配置するでしょうから、<fo:block-container> などを利用することになります。

<?xml version="1.0"?>
<fo:root xmlns:fo="http://www.w3.org/1999/XSL/Format"
         xmlns:axf="http://www.antennahouse.com/names/XSL/Extensions"
         axf:layer-settings="'Japanese layer' lang 'ja' preferred,
                             'English layer' lang 'en' preferred">
...
<fo:block axf:layer="'Japanese layer'">
こんにちは
</fo:block>
...
<fo:block axf:layer="'English layer'">
Hello
</fo:block>
...

AH Formatter V6.4 MR3 以降を利用してください。

 




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Formatter Club 再び!

ご無沙汰をしております。Formatter Clubです。

とご挨拶をする程度に、「Formatter Club」名義での投稿はしばらく途絶えていたような気がします。

活動の一環として、AH Formatterの導入事例 を紹介してまいりましたが、更新も追加も長らく手付かずの開店休業状態で、AH Formatter をご利用いただいている「XML 組版推し」の皆さんに大変申し訳が無いところです。

と、下を向いてばかりいてもらちがあきません。

Formatter Club は、再始動へ向けて、新たに会員の募集と共に、AH Formatter の導入事例を募集いたします。

導入事例については、既に何社かにお声を掛けさせていただいてますが、大人の事情もありまして、なかなか色好いご回答をいただけてはおりません。

そこで、是非とも我が社の事例を公開したい、人知れず進めていたプロジェクトを今こそ明らかにする時が来た!という方がいらっしゃれば、ご連絡いただけますでしょうか。
組版結果の美しさだけではなく、如何に困難を克服したかなどのトピックがあれば、同様の課題を抱えている方の参考になると考えています。

また、実運用している事例だけではなく、導入提案を前提として製作した AHFormatter を組み込んだオリジナルアプリの紹介も考えています。
実際の利用環境や目的に合わせて、いろいろと知恵を絞られているのではないかと思います。
実際に使う側の立場から必要と考えた機能を実装した、そんな事例を求めています。

AH Formatter は組版エンジンです。エンジンにまたがっただけでは、走りもしなければ飛ぶこともできません。

    • AH Formatter を利用する際に、まず考えることは、
    • XML(XSL-FO) はどう作る?
    • レイアウトはどう調整する?
    • データの管理はどうする?

これらをクリアした先に、やっと導入へ向けての具体的な道筋が見えてきます。

でも、難しく考えることはありません。
シャーシに乗せて車輪を付けて、ステアリングがあれば何とかなります。シートや屋根は好みに応じて後から何とかすればよい。そんなシンプルでコンパクトにパッケージ化されたアプリがあれば、誰もが「見たい」「買いたい」「使いたい」と思うに違いありません。

これまで、Formatter Club は XSL-FO の仕様を追求し、それを AH Formatter で具体化することを中心に活動をしてきました。ある意味高度な技術情報の交換の場だったとも言えます。
これからは、AH Formatter という製品をどうやって編集・制作の現場で運用を開始できるか、以下に課題を解決して軟着陸させられるかを含めた、運用の情報交換の場とさせていただければと思います。
会員や技術パートナーの皆様のお力を借りて。

「Formatter Club は、アンテナハウスの XML 自動組版ソフト『AH Formatter』を導入されているユーザーや関心を持っていただいている皆様と開発者とを繋ぎ、会員同士の交流、情報交換により『AH Formatter』の利用技術を向上させ、より皆様のお役に立てる製品としていくために役立てることを目的として発足いたしました。(略)」
(Formatter Club 紹介サイト より)

「看板」を泣かせないためにも・・・・

Formatter Club へ参加ご希望の方は、紹介サイト より、参加申込書用 PDF をダウンロードしていただき、ご記入の上メールもしくは FAX でお申し込みください。
メールアドレス:naganawa@antenna.co.jp または nukaga@antenna.co.jp(Fomatter Club 担当)
FAX 番号:03-5829-9024
また、Formatter Club へご要望も、同様の連絡先宛にお願い致します。




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ソフトウェア&アプリ開発展(SODEC)に出展

~ソリューション・システムコンポーネント製品に愛をこめて~

5月10日より開催される「第26回ソフトウェア&アプリ開発展」に、アンテナハウスはシステムコンポーネント製品、ソリューション製品を出展します。
ご来場される際には、是非とも弊社ブースへお立ち寄りください。


【開催概要】
開催日程:2017年5月10日(水)~5月12日(金)
開催時間:10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
開催場所:東京ビッグサイト
ブース№:東11-31
http://www.sodec.jp/


今年の私たちは、去年とはちょっと違います。
去年よりひとつ年老いた(いぃえ)ひとつ年輪を重ね、そして気が付きました。

自分たちのできること、製品の機能を全面に押し出すばかりではなく、潜在顧客の声なき声に耳を傾けること。課題解決こそがモノづくりの原点だったのでは、と。

ということで、今回も出展のテーマを勝手に作らせていただきました。

「皆さんがやりたいことの課題解決にご協力します!」

とはいえ、私たちのできることは限られています。
突然、AI に囲碁を指させたり、月面探査機を飛ばしたりはできません。

私たちの得意技(ソリューション・システムコンポーネント製品)は、

  • 文書レンダリング技術
    ワープロ、表計算、図形、Web ファイル形式等のあらゆるデータを、高精度で相互変換する技術の開発と商品化をします。
  • PDF 技術
    PDF を電子配信の時代の紙に相当する基盤技術と考え、PDF の表示、生成、編集、変換・再利用など PDF 技術の開発と製品化を推進します
  • XML 文書を利用した組版技術
    W3C の XSL-FO 仕様に準拠し、世界中のお客様にご利用いただける大容量・多言語データに最適な自動組版技術と、独自開発した PDF 出力エンジンで、アクセシブルなタグ付き PDF や印刷用の PDF/X、長期保存 PDF/A などさまざまな PDF 形式で出力ができます。

これらの分野で課題を抱えている方、解決策も模索している方は、お気軽に足をお運び下さい。
解決できるまで、とことん、お付き合いをさせていただきます。
万が一何の解決にならなかったとしても、気晴らしの話し相手くらいにはなれます・・・。

それまで待てない、今すぐ何とかしたいという方は、下記お問い合せ先へご連絡下さい。
どこへでも駆け付けます !

お問い合せ先
アンテナハウス株式会社 S1営業グループ
sis@antenna.co.jp
https://www.antenna.co.jp/system/

今年のアンテナハウスは、ちょっと違うかも・・・。




アウトライナー
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『XSL-FOの基礎 第2版』プリントオンデマンド版アマゾンより発売になりました。

昨年5月に発売しました『XSL-FOの基礎』初版を大幅に改訂して、『XSL-FOの基礎 第2版』としました。

この経緯につきましては、CAS-SUPPORTのブログに紹介しています。

(1) 『XSL-FOの基礎』画像制作のこと。Word経由でインポートした画像は印刷品質の劣化が激しいため、第2版ではできるだけSVG形式に変更した件。
(2) 『XSL-FOの基礎 第2版』は全文をWebでも公開。CAS-UBでプリントオンデマンド用PDFを作り、Web生成機能でWebページもワンタッチで完成。

本日(3月29日)よりアマゾンのプリントオンデマンドにて本書発売となりました。

【第2版書誌情報】
出版社: アンテナハウスCAS電子出版
発売日:2017年3月
著者:アンテナハウス株式会社
発行形式:プリントオンデマンド版
サイズ:B5判 横組み
ページ数:228ページ
価格(税込):2,700円
ISBN:978-4-900552-48-7
販売店:アマゾン(amazon.co.jp)(3月29日発売)

なお、本書は来月4月9日に開催される「技術書典2」に出品して販売致します。アマゾンよりも大幅に安く販売する予定ですので、技術書典2に来場可能な方はそちらでお求めいただくことをお勧めします。

また、CAS-SUPPORTブログでも紹介しました通り、全文をWebでも公開しております。

『XSL-FOの基礎 第2版』全文Web

「技術書典2」のご案内




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AH Formatter 有償技術サポートのご案内

こんにちは。
AH Formatter』のサポート担当です。

『AH Formatter』は販売開始から 17年を迎えました。
現在サポートを担当しておりますわたくしは一番最初の 『XSL Formatter V1』から
この製品に関わってまいりました。
早いもので 17年、国内国外問わず世界中の多くのお客様にご利用いただいております。
最近は DITA を導入したマニュアルの多言語対応として『AH Formatter』を使われるお客様も増えてまいりました。
xx年前、弊社社長から “DITA を勉強してセミナーを開きなさい” と言われたとき、
DITA ってなんぞや?から始まり、DITA ってなんて読むんだろと検索してみても
当初はお酒の情報しか出てこなかったことを思い出します(笑)

弊社サポートでは、通常の保守サポートに加え、
有償技術サポート」がございます。
XSL-FO の仕様解説や、XSLTスタイルシートの “こうしたいけどよくわからない” といった問題に
具体的なアドバイスを行っております。
わたくしの 17年のスキルが皆様のお役に立てますよう努力いたしますので
ご検討いただけますと幸いです。

AH Formatter ロゴ

 




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AH Formatter 機能のご紹介:CGM の描画(ISO/IEC 8632、WebCGM 2.1)

CGM(Computer Graphics Metafile)[1]は、ベクトルグラフィックスを表現する標準ファイル形式です。ISO/IEC 8632 の CGM[2] 及び W3C のWebCGM[3]で規定されています。自動車製造・航空機製造・機械などの製造業で良く使われています[4]

AH Formatter』はCGMとWebCGMを独自開発したエンジンにより描画し、描画した結果を画面に表示したり、印刷したり、PDFの中に線画(ベクタ画像)として作成できます。

CGM はベクタ画像として出力されるため画質は劣化せず高い解像度で描画することが可能です。また、『AH Formatter V6.4』において描画エンジンを完全に書き替え、これまで以上に多くの要素へ対応いたしました。
CGM仕様の実装状況(オンラインマニュアル)

一部ですが、V6.4 において新たに対応した描画を V6.3 と比較した結果を紹介します。
AH Formatter の CGM 描画

CGM 画像は W3C の Test Suite より引用しております。
引用元:WebCGM 2.1 Test Suite. “Copyright © 2002-2006, Lofton Henderson. All Rights Reserved.”

『AH Formatter』のサンプルFO集には、本機能の動作が確認できるサンプル「グラフィクス CGM の表示 (<fo:external-graphic>)」を掲載しております。

なお、CGM を描画するには、『AH Formatter CGM オプション』をご購入していただく必要があります。

『AH Formatter』は主にバージョンアップのたびに機能強化や新機能の追加を行っています。
“あったら便利な機能” も既に追加されていることがございますので、どうぞお気軽にサポートにお問い合わせください。
未実装の機能であれば、ご要望として承り、今後の開発の参考にさせていただきます。

『AH Formatter』の評価版にて CGM の描画をお試しいただけます。
評価版は次のページよりお申し込みいただけます。ご興味のある方は是非お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

[1] Computer Graphics Metafile
[2] ISO/IEC 8632-1:1999
[3] WebCGM 2.1
[4]HP Designjet Printers – Usage of the Computer Graphics Metafile (CGM)-Who uses CGM?

※3月26日冒頭部分を更新




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Antenna House Formatter V6.4 のご紹介

昨年 12月に XML/HTML 自動組版ソフトのベストセラー『AH Formatter』をバージョンアップした『AH Formatter V6.4』を公開しました。早いもので現在、改訂2版の準備中です。

AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』は XML で記述されたマニュアル、契約書、報告書・書籍などを XSL-FO または CSS を使ってレイアウト指定して、PDF に出力したり印刷するソフトウェアです。

XSL-FO は W3C が XML に対するレイアウト指定の標準として勧告している世界標準です。国内外で『AH Formatter』は最も優れた XSL-FO 準拠製品との評価を確立しており、現在、自動車、携帯電話、航空機、OA 機器のメーカ等のマニュアル制作システムなど数千社のお客様にお使いいただいています。

詳しくは製品ページをご覧ください。

AH Formatter フロー

 
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「スタイルシート開発の基礎」では組版サンプルを使って学習を進められます。

アンテナハウスでは、組版用XSLTスタイルシート作成方法を学べる書籍『スタイルシート開発の基礎』を販売しています。

本書は組版ソフト『AHFormatter』を利用し「簡単な紙の本」を組版するためのスタイルシートを徐々に仕上げていく内容です。

章を追う毎に、見出しを作成できたり、目次が付いたり、縦書きに対応したり……と次第にスタイルシートが進化していく様を見ながら、XSLTによる組版を学習できる書籍となっています。 「スタイルシート作成のチュートリアル本」と言っても良いかもしれません。

実際に本書で学習し始めると
「本に掲載されているコードをすぐ試してみたい」
「コードの変化を確認したい」
「紹介されているコードをカスタマイズして使いたい」
といった要望がでるかもしれません

そこで、弊社は学習に便利な「組版サンプル」を公開しています。
こちらのサンプルは、本書で使用するXML原稿と、XSLTスタイルシートサンプルのセットとなっています。

サンプルスタイルシートには、本書内でスタイルシートを加筆修正した結果を区切りの良いところで分け、複数のファイルに反映しています。 よって、本書内のスタイルシート変遷を実際に手元で確認しながら学習を進めることが出来ます。

また、サンプルはCC-BYの扱いですので、著作権者の表示をしていただければ、複製または改変し、頒布や実演を行うことも可能です。サンプルのパラメタを変更して、組版出力の変化を確認することもできるので、自前のスタイルシートを作成する土台として利用するのも良いかもしれません。

組版ライフのスタートや、さらなる組版学習に、ぜひ 本書 および サンプル集 をご活用ください。




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AH Formatter によるウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG 2.0) PDF実装方法

AH Formatter は XSL1.1標準仕様の FOプロパティと AH Formatter 独自の拡張を実装しており、AH Formatter が出力する PDF のアクセシビリティ機能を利用することが可能です。

PDF Techniques for WCAG 2.0” は、W3C のワーキンググループの原稿であり “Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0” の達成基準を満たしたいと考えるウェブコンテンツ制作者に情報を提供する文書です。日本語訳もあります(”「WCAG 2.0 実装方法集」の「11. PDF(PDF)」“)。原稿のテキストは、”Techniques for WCAG 2.0” からの抜粋です。

“PDF Techniques for WCAG 2.0” は Microsoft Word や Adobe Acrobat のようなアプリケーションを使ってアクセシブルな PDF を生成する方法を示しています。アンテナハウスのこのチュートリアルは同じ見出しを用いて(同じ順序で)、AH Formatter を使って同じ効果を得る方法を示しています。それぞれの見出しと、その見出しの後に加えた引用文は、関連する “PDF Techniques for WCAG 2.0″(日本語訳)からの抜粋です。引用文はそれぞれの実装方法を解釈する手助けとなるだろうと付け加えました。

ここに示されている AH Formatter の実装方法はほとんどが PDF/UA、あるいはタグ付きPDFを「PDFオプション設定ファイルダイアログ」でチェックを入れて、または “-tpdf” をコマンドラインで指定して PDF/UA あるいはタグ付きPDF することが要件となっています。

詳細は「AH Formatter によるウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG 2.0) PDF実装方法」をご覧ください。

 




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