日別アーカイブ: 2019年5月17日

タスクスケジューラで起動するように設定したプログラムが,直ぐに起動しないのはナゼ?

PDF Server をご利用のお客様から、タスクスケジューラで起動するように設定したプログラム(PDFコンバータ)が、タスクを開始するタイミングとなっても、なかなか起動しないというお問い合わせをいただくことがあります。
これは、タスクスケジューラから起動されるプログラムの優先度が「通常以下」に設定されていることが原因です。そのため環境によっては、タスクスケジューラで起動するように設定されたプログラムがいつまで経っても起動しないのはこのためです。

しかし、タスクスケジューラの設定画面には、タスクで起動されるプログラムの優先度を編集するための設定項目がありません。
タスクスケジューラで起動するプロセスの優先度は以下の方法で行います。

  1. タスクスケジューラを使ってプログラムをを起動するタスクを設定します。
  2. 作成したタスクをXMLファイルとしてエクスポートすると同時にタスクを削除します。
  3. エクスポートしたXMLファイルをメモ帳など、適当なテキストエディタを用いて編集します。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-16"?>
    <Task version="1.2" xmlns="http://schemas.microsoft.com/···">
          ·
          ·
          ·
      <Settings>
          ·
          ·
          ·
        <Priority>7</Priority>
      </Settings>
    ·
    ·
    ·
    </Task>

    XMLファイルの例

    編集箇所は、タグで設定されている値です。上の例の場合には「7(通常以下)」に設定されています。

    基本優先度を「通常」に設定する場合には、この値を「7(通常以下)」から「6(通常)」に変更した後、上書き保存します。
    <Priority> タグの値と優先度の関係は以下の通りです。

     Priority  基本優先度
     0 リアルタイム
     1  高
     3  通常以上
     6  通常
     7  通常以下
     9  低
  4. 手順3で保存したXMLファイルをインポートしてタスクを登録します。



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