こんにちは。主にAH Formatter を扱っている営業担当です。
Formatter をお使いのお客様やご検討中のお客様から「エリアツリーをうまく利用できないか」という話がたまに出ます。エリアツリーというのは Formatter が組版するときに各オブジェクトを紙(PDF)の上にどのように配置するのかが書かれたファイルの事です。
一部を抜き出すと次のような内容になります。
このファイルを見れば特定のオブジェクトがどの位置に、どのくらいの大きさで配置されるかが分かるわけです。
実際にこのファイルを運用されているお客様がいらっしゃいます。
事例1
タブレット端末用のコンテンツを Formatter で組版し、この中にあるボタンのような形状の箇所(水色のブロック)の場所と大きさを取り出して、アプリ開発で利用するというものです。
事例2
Formatter で組版し、表組みの部分(緑色の箇所)だけをトリミングして画像化するというものです。
両方ともエリアツリーを見て、場所と大きさを特定することで実現しています。
Formatter を単に組版エンジンとして使うだけでなく、工夫次第ではこういった利用方法もあるのですね。