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瞬簡PDF 編集 3.1の新機能:PDFのしおりの作成、編集

さて、本日は『瞬簡PDF 編集 3.1』の新機能のひとつである「PDFのしおりの作成、編集」機能についてご紹介します。
PDFのしおりとはリンクの一種で、Adobe Readerなどでは画面の左側のしおりパネルに表示される一覧(*1)(おもに目次が一般的)の文字をクリックすることで、設定されたページまたは該当箇所への移動や、Webブラウザを用いて設定されているURLへの移動を行なうことができる、文書のページ移動などで大変便利な機能です。
(*1)表示しているPDFにしおりが設定されている必要があります。
Adobe Readerでしおりを表示
アンテナハウスのデスクトップ製品でPDFのしおりの作成や編集ができるソフトウェアとして『アウトライナー2』という製品があります。こちらの製品はPDFの本文を解析して自動でしおりの作成をしたり、目次ページを作成して挿入するなど、高度な機能を有していますが、そこまで本格的な機能は必要なく、簡単にしおりを追加したり編集がしたいというご要望があり、今回 PDFの編集ソフトである『瞬簡PDF 編集 3.1』の新機能のひとつとして「PDFのしおりの作成、編集」を追加しました。
『瞬簡PDF 編集 3.1』でしおりを作成したり編集するには、

  1. まずしおりを作成/編集したいPDFを作業スペースにドラッグ&ドロップして登録します。または元の文書がOfficeファイルなどPDF以外のファイルの場合は、そのファイルを直接作業スペースにドラッグ&ドロップすることで自動でPDFに変換して登録されます。
    ドラッグ&ドロップで登録できないファイルは、そのファイルを表示して印刷できるソフトの「印刷」から、プリンターに「Antenna House PDF Driver 5.0」を指定してPDFを作成し、そのPDFファイルを登録してください。
  2. 作業スペースに登録されているPDFで、しおりの作成/編集を行ないたいファイルを右クリックします。
    表示されるコンテキストメニューから「しおり編集」を選択します。
    瞬簡PDF 編集 作業スペース
  3. 「しおり編集」画面が表示されますので、この画面を用いてしおりの作成/編集を行ないます。
    あらかじめしおりが設定されているPDFの場合は、そのしおりが表示されます。
    しおり編集画面

以下のしおりの設定が可能です。

  • しおりの新規作成、削除、編集
  • しおりの見出し名の編集
  • しおりの順番や階層などの移動
  • しおりの表示スタイル(太字、斜体など)と色の指定
  • しおりをクリックした場合のアクション(動作)の指定
    • 同一ドキュメント内のページまたは位置の移動
    • 別のファイルを表示
    • Webリンクを開く

同一ドキュメント内の移動は、ページを確認しながらページや位置を指定することができるので大変わかりやすくなっています。またクリックして該当箇所を表示する際のズーム方法(倍率や幅に合わせるなど)を指定できます。
しおり編集:アクション編集
しおりの編集後、そのPDFを作業スペースで選択し、右クリックで表示するコンテキストメニューまたはメニューバーから[名前を付けて保存]を選択して保存することで、しおりを設定したPDFを出力することができます。
『瞬簡PDF 編集 3.1』に同梱されているPDF作成ドライバー「Antenna House PDF Driver 5.0」ではOfficeのアドイン機能を利用することで、PDF作成時にWordの見出しやExcelのワークシート名、PowerPointのスライドタイトルから自動でしおりを出力することができます。
また、これらは『瞬簡PDF 編集 3.1』にドラッグ&ドロップで登録(PDF変換)時にも自動でつけられます。
これらでつけられたしおりを編集したり、作業スペースでページの結合、削除などで編集したPDFのしおりを編集しなおりたりするのにも大変役立ちます。
瞬簡PDF 編集 3.1 しおり編集機能のご紹介


瞬簡PDF 編集 3.1 新発売

今月末となる2月29日に「瞬簡PDF」シリーズの新製品として『瞬簡PDF 編集 3.1』を発売開始します。
瞬簡PDF 編集 パッケージ画像
この『瞬簡PDF 編集 3.1』は『瞬簡PDF バインダー』に「PDFのしおり追加・編集」機能や「ノート注釈」「テキストボックス」「図形」「ハイライト」などの「注釈の追加・編集機能」などを追加実装し、より編集機能を強化した製品となりましたので、製品名も新たに『瞬簡PDF 編集』としてリニューアルをしました。
ニュースリリース:PDFページイメージを確認しながらマウス操作でPDF編集 『瞬簡PDF 編集 3.1』新発売
『瞬簡PDF 編集 3.1』には以下の主な特長があります。

  • PDFのページをサムネイル(縮小画像)を見ながら、別のファイルからのページを差し込んだり、ページを結合したり、削除をしたりといったページ編集を簡単なマウス操作で可能。
  • Officeファイルや画像ファイルも作業スペースにドラッグ&ドロップするだけで自動でPDF変換し、編集の対象として登録できます。
  • OfficeファイルなどからのPDF作成はアンテナハウスのPDF作成ドライバの最新版「Antenna House PDF Driver 5.0」を搭載。
  • 登録したファイルは元のファイル(原本)を修正すれば、その原本を使用したPDFファイルに変更を反映することが可能。
  • 専用のPDF編集用閲覧アプリで、PDFに文字列の追記、ページ番号の追加、透かしの追加、捺印の追加、ノート・テキストボックス・図形・ハイライトなどの注釈の追加が可能。
  • 専用のツールでPDFにしおりの追加や編集が可能。

新しく追加された機能について詳しくは、次回にご紹介したいと思います。
『瞬簡PDF 編集 3.1』はパッケージ(CD-ROM)版とダウンロード版 での販売と、複数ライセンス向けのライセンス販売(サイトライセンス、AH-ULL)での販売をおこないます。
 パッケージ版 : 5,250 円 (税込み)
 ダウンロード版: 3,675 円 (税込み)
製品について詳しくは『瞬簡PDF 編集 3.1』の製品ページをご覧ください。


書けまっせPDFシリーズの歴史3

『書けまっせPDF5』ベクタープロレジ大賞にノミネート
『書けまっせPDF5』ベクタープロレジ大賞にノミネートを記念して『書けまっせPDFシリーズ』の歴史を開発者インタビューで振り返っています。
投票は明日までです!清き1票をお願いいたします。
本日は『書けまっせ!!PDF4』『書けまっせPDF5』のインタビューを掲載します。
書けまっせ!!PDF4 販売期間 2009年08月~2011年11月
Q『書けまっせ!!PDF4』の開発で苦労したことや開発秘話があれば教えてください。
A. まずはどういう機能を追加するかですね。限られたリソースの中で、製品の特性(シンプルにさくっと目的の作業ができること)をより強化しながら利便性を向上させることを最優先にしています。
お客様からのご要望も大切ですし、提案タイプの新機能もないと新味がないと言われます。こうしたバランスを取ることにも腐心しました。
Q.『書けまっせ!!PDF4』には「プロフェッショナルPlus」が新たにラインナップされましたが追加した理由は何でしょうか?
A. ご存知のように、指のタッチで操作するタブレットPCや携帯端末が増えてきました。また、お客様からPDFにペンで書くような機能のご要望があり、「インクツール」機能として新たに追加することにしました。
タブレットなどのハードウエアが別途必要なため、ご希望はあまりないだろうと考えて最上位のプレミアム製品としましたが、予想を大きく超える販売実績をいただくことができました。
Q.『書けまっせ!!PDF4』を開発中に想定したターゲット・ユーザーは?
A. オフィスなどよく書類に記入する作業をする方々を想定しています。
「書けまっせ!!PDF4」は、マニュアルなどを読まなくても、サクサクと作業ができる「書けまっせ」の製品コンセプトはバージョン1から変わりませんが、ちょっと使いこなすだけで、ぐんと応用が効く仕組みもたくさん持っています。
ですから、パソコンの操作に不慣れな方はもちろん、業務で大量に書類を扱う士業様や企業様まで幅広くご利用いただける製品になっていると思います。
Q.『書けまっせ!!PDF4プロフェッショナルPlus』を開発中に想定したターゲット・ユーザーは?
A. 書類のチェックなどが頻繁にある業種を想定しました。教育機関や企業でドキュメントを作成チェックする部署などです。キーボードやマウスが使えない作業環境のユーザーも想定しました。
Q.『書けまっせ!!PDF4』発売後、反響はありましたか?
A. 「書けまっせ」シリーズ中、もっとも反響があった製品だったと思っています。
Q.『書けまっせ!!PDF4』で新機能になった「複数文書の同時表示」「画像PDFにも入力枠を自動作成」「再編集可能な編集情報埋めこんだPDFを作成」を追加した理由は?
A. お客様からのご要望がヒントになりました。いずれも「書けまっせ!!PDF」の使い勝手に大きな影響が出ます。実装までにさまざまな課題があり、難儀をしました。
Q.『書けまっせ!!PDF4』で競合製品と差別化を計るために工夫したことはありますか?
A. 「書けまっせ!!PDF」はPDFをそのまま扱える製品なので、そのメリットを生かしつつ、より強化しています。たとえば拡大率の大幅アップや細かな配置機能などです。PDFファイルの1ページを、線画を含んだ画像にしてPDF上に貼り付ける機能なども「書けまっせ!!PDF」ならではではないかと思います。
以上、『書けまっせ!!PDF4』の開発者インタビューです。開発者がもっとも反響があった製品と思う。と回答がありますが、電車内広告をだしたりして最も外にアピールした製品だと思います。
次はいよいよ.『書けまっせPDF5』のインタビューです。
書けまっせPDF5 販売期間 2011年11月~
Q.『書けまっせPDF5』の開発で苦労したことや開発秘話があれば教えてください。
A. 「書けまっせ!!PDF4」同様、限られたリソースの中で、製品の特性(シンプルにさくっと目的の作業ができること)を強化しながら利便性を向上させることを最優先にしています。
今回のバージョンは細かな機能の強化や複雑な機能の追加があります。その分、操作が難しくなるのですが、極力、画面操作で迷わないような工夫をしています。
Q.『書けまっせPDF5』を開発中に想定したターゲット・ユーザーは?
A. オフィスなどよく書類に記入する作業をする方々を想定していますが、パソコンの操作に不慣れな方はもちろん、業務で大量に書類を扱うプロの方まで幅広くご利用いただける製品になっていると思います。
Q.「書けまっせPDF5」発売後、反響はありましたか?
A. 発売開始からまだ日が浅いのですが、ご好評をいただいております。徐々にですが、出荷数も増えてきていますので、これからに期待しています。
Q.「書けまっせPDF5」で新機能になった「ページを複写」「白紙ページの追加」「複数ページへの差込(プロフェッショナルのみ)」を追加した理由は?
A. ページに書き込みをする作業中に、ページに「書ききれない」のでページの複製がほしいとか、白紙のページを差し込んで、その上に文字や図形を書き込みできれば大変便利だと考えました。ただ、ページ構成を自在に編集する機能は「書けまっせPDF」の製品コンセプト(元のPDFの見えを変えないこと)から外れると考えていますので、機能の頃合いも大切と考えています。
差込機能の強化は、お客様のご要望もあり、既存の機能をそのまま残した形で実現しました。
Q.『書けまっせPDF5』で競合製品と差別化を計るために工夫したことはありますか?
A. PDFの記入枠に追記するだけでなく、PDFの書類の上にある文字や図形を活用(再利用)できることも、「書けまっせPDF」を利用する大きなメリットではないでしょうか。そこで今回のバージョンではこの点を特に強化しました。
たとえば、線の太さを数値で指定することができるようになりました。また、複雑な折れ線や自由曲線の再編集、折れ線コネクタや矢印の強化など、Wordなどでしか書けなかったような高度な図形の描画が利用できます。
以上『書けまっせPDF5』インタビューです。
『書けまっせPDF5』は発売3ヶ月たちますが、ベクターノミネートの影響か、大変ご好評いただいております。特に新規購入のお客様が、ぐんと増えている製品です。
お客様のご意見・ご要望を真摯に受け止め、よりよい製品をご提供できるように今後も努力いたします。


Page2012 のご来訪御礼

2月はまだ寒いですが、毎年、恒例のPage展が先週終了しました。Pageが終了するともうすぐ春になりますね。
今年のPage2012では、ブースの中で毎時間繰り返しでショート・セミナーを開催するという新しい試みをしました。11時から夕方まで10分単位のショート・セミナーを繰り返しましたが、予想よりも多くの方にお聞きいただくことができたようです。
主催者によると今年のPage来場者は65,610名と昨年よりも少し減ったようです。しかし、弊社、ブースでお話を聞いていただき、また名刺を交換させていただいた方は、お陰さまで従来の数倍に増えました。
2月9日はスポンサーセミナーを開催させていただき、現在、鋭意サービスを強化中の「電子書籍編集制作サービスCAS-UB」について2時間弱に渡り説明をさせていただきました。2時間という長時間にわたるセミナーにも関わらず、ほとんどの方に最後までご参加いただき、また、熱心なご質問をいただくことができました。
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ご参加いただきました皆様には心からお礼を申し上げます。


書けまっせPDFシリーズの歴史2

『書けまっせPDF5』ベクタープロレジ大賞にノミネート
『書けまっせPDF5』ベクタープロレジ大賞にノミネートで『書けまっせPDFシリーズ』の歴史を開発者インタビューで振り返っています。
本日は『書けまっせ!!PDF2』『書けまっせ!!PDF3』のインタビューを掲載します。
書けまっせ!!PDF2 販売期間 2006年12月~2008年01月
Q.『書けまっせ!!PDF2』で新機能になった「エクセルデータからの差込」を追加した理由は?
A.お客様からの要望が多かった機能でした。
Q.『書けまっせ!!PDF2』を開発中に想定したターゲット・ユーザーは?
A.初版はパソコンに不慣れな方でも使える製品をということでしたが、「2」ではOfficeに慣れた方でも違和感なく使っていただけるような操作性を目指しました。
Q.『書けまっせ!!PDF2』発売後、反響はありましたか?
A.製品のWebサイトに「ユーザー活用事例」のページを設けてお客様の声を掲載しましたが、実に様々な業種のお客様から活用されているとの事例をいただきました。
Q.『書けまっせ!!PDF2』で競合製品と差別化を計るために工夫したことはありますか?
A.文字を入力するフィールド(テキストボックス)は、他製品ではフィールド単位で一括指定しか行えないものが多かったと思いますが、「書けまっせ!!PDF2」で文字のサイズ、フォント、色、下線などの指定を文字単位に行えるようにしました。
テキストボックス内の文字列を用紙PDFの枠に合わせて均等に配置したり、上下左右に揃えて配置したり、桁数に合わせて割り付けることもできるようにしました。
また、Excelデータの差し込み機能では、クリップボード経由でセルのデータを個別に取り込む製品が多かったのですが、『書けまっせ!!PDF2』ではExcelの複数セルの内容を表枠に一括で取り込める機能をつけました。
ここまで『書けまっせ!!PDF2』のインタビューでした。販売担当の自分も『書けまっせ!!PDF2』あたりでアンテナハウスはこんな製品があるなと周囲に知れ渡ってきた印象がありました。
次は『書けまっせ!!PDF3』の開発担当インタビューです。
書けまっせ!!PDF3 販売期間 2007年12月~2009年08月
Q.『書けまっせ!!PDF3』製品を「プロフェッショナル」「スタンダード」に分けた理由は?
「1」から「2」を経てユーザーの要望を汲み取り、製品が高機能になったので、ライトユーザ向けとヘビーユーザ向けに分けることにしました。
Q.『書けまっせ!!PDF3』の開発で苦労したことや開発秘話があれば教えてください。
「3」はある理由からプログラムをイチから完全に作り直しました。イチから作るにしても今まであった機能は当然そのまま必要で、しかも非常に短期間で「2」と同じレベルのものを作る必要があり、それが大変でした。
Q.『書けまっせ!!PDF3』で競合製品と差別化を計るために工夫したことはありますか?
とにかくPDFに文字を書くというのが第一だったので、それをできるだけ簡単に違和感なくできるように目指しました。そのためにテキストボックスを自社開発しています。
他にはPDFの注釈ではなく本文として出力できるところ、矩形認識機能、パスワードのかかったPDFに書き込みができるところが競合製品との差別化になると思います。


書けまっせPDFシリーズの歴史1

『書けまっせPDF5』ベクタープロレジ大賞にノミネート
『書けまっせPDF5スタンダード』が、ベクタープロレジ大賞にノミネートされてから、さらに『書けまっせPDF5』のお問い合わせや、製品をお求め頂く方が増えております。大変感謝いたします。
今日から3回に分けて『書けまっせPDFシリーズ』がどのように進化して行ったか、各バージョンの開発担当者へのインタビューをお伝えします。
書けまっせ!!PDF 販売期間 2006年01月~2006年12月
Q.『書けまっせ!!PDF』を開発しようとしたきっかけはなんでしょうか?
2005年5月にPDFをWordに変換するソフト『リッチテキストPDF』を販売開始し好評をいただきました。
PDFは紙をデジタルに置き換える目的で開発され普及を始めていましたが、紙のように固定化するのではなく、再利用が簡単にできるなどデジタルデータとしてのメリットを活かせるソフトが求められていると感じました。
PDFの書き込みソフトを製品化したいという構想は実は以前からもあったのですが、『リッチテキストPDF』でPDF活用ソフトのニーズに手応えが感じられたことが、製品の具体化に大きく影響したように思います。
Q.『書けまっせ!!PDF』を開発中に想定したターゲット・ユーザーは?
A.最初の製品では、パソコンに詳しくない初心者の方でも気軽にPDFを利用できることを目標において、シンプルな機能、簡単な操作性、親しみやすい製品といったコンセプトで開発を進めていきました。
Q.『書けまっせPDFシリーズ』は、今やアンテナハウスの主力製品のひとつになりましたが、開発当時売れる自信はありましたか?
A.PDFに書き込みできるソフトについてはニーズがあることを確信していました。しかし、そういったニーズに対して『書けまっせ!!PDF』の機能やコンセプトが受け入れられるかどうかについては不確定で、正直不安もありました。
Q.『書けまっせ!!PDF』の開発で苦労したことや開発秘話があれば教えてください。
A.『書けまっせPDF』では、PDFへの文字入力を簡単にするため、PDFに表示された枠を自動的に認識してテキスト入力枠を重ねる機能を新たに開発しました。また、パソコンに不慣れな方でも簡単に扱えるようデータトレー機能を用意したり、線や文字の属性を簡単に指定できる方法を工夫する必要もありました。
また、扱うPDFも様々なソフトで作成されていて行儀のよいものばかりではありませんので、そうしたものを検証しながら対応していくなど試行錯誤の積み重ねでした。
Q.『書けまっせ!!PDF』のネーミングの由来は何でしょうか?

A.ユーザーに親しみやすく、かつソフトの機能を的確に伝えるもの、ということであれこれ考えましたが、ほとんどボツになり、最終的には社長の提案でこの名称に落ち着いたように記憶します。
当初使用していたキャラクタもそうですが、初心者の方にも親しみやすく、印象に残るものというコンセプトでの命名と思います。
Q.『書けまっせ!!PDF』発売後、反響はありましたか?
A.初回バージョンに対しては機能の充実を要望される声が多かったです。「シンプルな機能」というコンセプトで売り出しましたが、実際にはPDF上での様々な入力に使用されたいという方が多くて機能不足を痛感しました。書けまっせ!!PDF3以降では根本的に見直しが行われて、こうしたご要望に応えていけるようになったと思います。
このようにして『書けまっせPDF』シリーズが誕生したのですね。
明日は『書けまっせ!!PDF2』『書けまっせ!!PDF3』の開発者インタビューを掲載する予定です。


『書けまっせPDF5』ベクタープロレジ大賞にノミネート

『書けまっせPDF5スタンダード』が、「復活!第17回Vectorプロレジ大賞」「PDF作成部門」にノミネートされました!ぜひ、ご投票をお願いいたします!
また、これを記念してアンテナハウス オンラインショップでは『書けまっせPDF』の特価キャンペーンを行なっています。(2012年2月29日 17:00まで)
新規購入だけでなく、通常は割引のない、旧製品からのバージョンアップや優待購入などの『書けまっせPDF5』全製品が特価対象となっておりますので、この機会をお見逃しなく!
新規購入のお申込
 ◆FAX(PDF)でお申込(CD-ROM)
 ◆オンラインショップでお申込(CD-ROM)
 ◆オンラインショップでお申込(ダウンロード)
  
バージョンアップのお申込
 ◆FAX(PDF)でお申込(CD-ROM)
 ◆オンラインショップでお申込(CD-ROM)
 ◆オンラインショップでお申込(ダウンロード)  
優待購入のお申込

 ◆FAX(PDF)でお申込(CD-ROM)
 ◆オンラインショップでお申込(CD-ROM)
  


PDF, EPUB,「PDFインフラストラクチャー解説」、CAS-UB

 本日は、TextPorterを離れて、電子書籍、PDF, EPUB関連の情報を。
 先日、PDF乱世になって、コンピュータが仕様に準拠しない、でたらめなPDF、壊れたPDFが生成するようになり、TextPorterも苦労している話を書きました。
 いまのPDFは、仕様書も非常に分厚くなって、複雑な規格になっていて、理解するのも大変です。
 アンテナハウスは、このブログの右側にもPDF関連製品がたくさん並んでいるので、おわかりのように、長年、PDFに取り組んできたので、日本国内ではもちろんのこと、世界的にみても、PDFに関して、かなりのレベルにある会社だと自負しています。
 そういう経験を踏まえて、「PDFインフラストラクチャー解説」というPDFを理解するためのガイドブックを、製作中です。
 本書の元ネタは、弊社社長の小林が、千日行として取り組んだ「PDF千夜一夜」です。
 これを再編集していますが、製作に使われているのが、「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス CAS-UB」です。
 CAS-UBを使うと、同じ原稿から、EPUBとPDFを作ることができるのです。目次、索引、注釈一覧、図表一覧も自動生成します。
 「PDFインフラストラクチャー解説」は、いま、EPUB版を無償で公開しています。
 CAS-UBのサイトにある「CAS-UBで製作されている電子書籍」から、ダウンロードできます。
 そして、本書の内容を検討するために、Facebookに「PDFInterest」グループを設けています。
 ぜひ、ご参加ください。
 TextPorterについての詳しい説明は、
TextPorter
をご覧ください。
 TextPorterをはじめ、アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。


TextPorter V5.1 MR3, TextPorter V5.0 MR5について

 昨日まで、TextPorter V5.2について述べましたが、昨年10月のブログ担当の日から、今日までの間に、TextPorter V5.1 MR3, TextPorter V5.0 MR5を出荷しましたので、それについて、述べます。
 TextPorter V5.1 MR3の改訂内容については、
TextPorter V5.1 MR3
をご覧ください。
 TextPorter V5.0 MR5の改訂内容については、
TextPorter V5.0 MR5
をご覧ください。
 バグ修正の内容は、昨日まで述べたTextPorter V5.2のバグ修正と、基本的には同じです。
 改訂版(MR)の場合は、保守のためのメンテナンスリリースなので、バグ修正しか行わないのが、原則です。機能追加や新フォーマットへの対応といった、新しいことは、やらないということです。
 新機能や新フォーマット対応がお望みの場合は、新しいバージョンにバージョンアップをお願いします。
 とはいえ、システム製品の場合、そう簡単にバージョンアップができない場合もあります。
 システム構築業者がTextPorterを使ってシステムを組み、納入してから何年経っても、さまざまな事情によって、おいそれとはバージョンアップできず、いまだにシステムを納品したときのバージョン、たとえばV4.2を使い続けているという場合もあります。
 システム製品は寿命が長いのです。
 これが我々にとっても、大きな負担になります。つまり、長期間にわたって古い製品をサポートし続けないといけないわけです。なんとV4.2はすでに、MR11まで出しています!!
 とても無料ではできないので、保守契約を結んでいただいております。
 中には、古いバージョンで、新バージョンにある、新機能、新フォーマットをサポートしてくれという要望もあります。この場合、別途、ご相談となります。
 弊社で、実現可能かどうかを検討し、実現できる場合は、開発費と開発期間がこれくらい必要になるというお見積りを、提出することになります。
 お客様のほうでは、こんなにお金と時間がかかるならバージョンアップしたほうがいいという場合もあるでしょうし、これならやってくれという場合もあるでしょう。
 弊社としては、バージョンアップをまずお勧めしますが、そうもいかない場合は、お気軽に、ご相談ください。
 TextPorterについての詳しい説明は、
TextPorter
をご覧ください。
 TextPorterをはじめ、アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。


最新!TextPorter V5.2について その2 壊れたPDFからもテキスト抽出

 昨日に続いて、TextPorter V5.2について、述べます。
 「V5.2の改訂情報」をみて、PDFが非常に多いことにお気づきと思います。
 これらは、前回のブログ担当だったときに書いた「PDFからのテキスト抽出で困っていること」に書いた、コマッタチャンなPDFによって発生したバグの修正です。
 ちゃんとしたソフトで、人間がPDFを作っていれば、異常な長さの文字列を含むPDFなどできないはずですが、いま、コンピュータがいろんな文章やデータをかき集めてPDFを生成したり、PDFをあれこれ加工するようになっています。
 その過程で使われているソフトにバグがあると、とんでもないPDFができてしまうのです。
 以前は、少しでも壊れていると思われるPDFは、テキストの抽出処理をやめて、エラーにしていました。そのころは、コンピュータがPDFを自動生成することも少なく、平和な時代でした。
 PDFが普及するにつれ、コンピュータによる自動生成も増えてきました。お客様から、すぐにエラーにするのではなく、少しでも中身を知りたいから、壊れたPDFからもテキストを抽出してくれないかという要望が出てくるようになりました。
 PDF乱世の時代です。
 そこで、なるべく処理を続行するようにしました。つまり、エラーとする制限をゆるくしたわけです。すると、こちらが想定していないPDFにも遭遇する確率が、一気に上がってしまったわけです。
 PDFの抽出エンジンは、バグが出尽くして、かなり枯れたと思っていましたが、PDF乱世に対応したことで、バグが出るようになってしまったのです。
 時代の要請とはいえ、苦労が絶えません。
 TextPorterについての詳しい説明は、
TextPorter
をご覧ください。
 TextPorterをはじめ、アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。


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