カテゴリー別アーカイブ: PDF Server

自動PDF変換・編集サーバーソリューション、AH PDF Server

AH PDF Server のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
AH PDF Server は、以前、お知らせしましたように、数々の機能強化を行ったV3.1を出荷中ですが、現在、そのバグ修正を行ったメンテナンスリリース (MR) を配布しております。

すでに、V3.1 の改訂2版に関しては、前回のブログで紹介させていただきましたが、改めて、お知らせしておきます。 詳しくは、
AH PDF Server V3.1 改訂2版/コマンド版 改訂2版を公開
をご覧ください。

また、CAD 版改訂2版、CAD 変換オプション改訂1版も、出荷中です。詳しくは、
AH PDF Server V3.1 CAD版 改訂2版、CAD変換オプション V3.1 改訂1版 公開
をご覧ください。

コマンドライン版を使えば、より簡単に文書管理システムなどに組み込むことも可能です。PDF Server コマンドおよびコマンドライン版については、以下をどうぞ。
PDF Server コマンド(およびコマンドライン版)

AH PDF Server は、MS Office 文書など、さまざな文書、画像をサーバーサイドでPDFなどに自動変換するサーバー製品です。 指定したフォルダに変換したい文書を、ドラッグ&ドロップすれば、自動で変換します。
オプションを使えば、逆に PDF や画像から MS Office 文書への変換、ブラウザを使った変換、CAD ファイルの変換も可能です。 コマンドライン版を使えば、他のシステムに容易に組み込むこともできます。

詳しい紹介は、

を、ご覧ください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
メールアドレス:sis@antenna.co.jp
電話番号:03-5829-9021




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ドラッグ&ドロップでPDF作成

『PDF Server V3.1』 開発よりのお知らせ

こんにちは。PDF Server 開発担当です。
今回はPDF Server についていくつかお知らせなどを…。

  1. 次期メンテナンスリリースの予定
    現在、10月下旬~11月頃の公開を目指してメンテナンスリリースの準備を進めております。 これらは MR3 として公開予定となり、主な修正点は、特定の条件でのみ発生する OCR 処理のテキスト埋め込み処理の問題や PDF 文書編集時に特定の注釈が消えてしまう問題などになります。なお、これら以外にも MR の公開までに発覚し修正が間に合った問題については可能な限り反映していく予定です。
  2. バージョンアップのススメ
    まだ V3.0 など以前のバージョンをご利用の皆さんへは、最新版の V3.1 へのバージョンアップを是非ともおすすめします。 各種バグフィックスはもちろん、目玉となる「コマンドラインのマルチプロセス対応」で変換効率の大幅 UP が狙えます。 コマンドライン版のバージョンアップについては有償となりますが、それ以外のエディションについては同一エディションへのバージョンアップは無償です。
    また、すでに V3.1 をご利用の場合でも、まだ最新のメンテナンスリリースをご利用ではない場合は是非最新 MR へのアップデートを!
    V3.1 は2015年06月12日に公開した MR2 が最新です。また V3.0 に付きましても同日に MR10 を公開していますのでよろしくお願いします。改定の履歴や内容はこちらからご覧いただけます。
    また、V3.1 のバージョンアップ関連についてはこちらでご確認いただけます。
  3. 体験版のススメ
    前項で説明させていただきましたが、これは読むだけではやはり伝わりづらい点は否めません。
    PDF Server には30日間、製品と同じ機能を全てご利用いただける体験版を用意しております。
    フォルダ監視を利用した変換やコマンドラインのマルチプロセス変換など是非お試しください!体験版のお申し込みはこちらからどうぞ!

製品ページ:

製品お問合せ:システム営業グループ
TEL:03-5829-9021  e-mail:sis@antenna.co.jp




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自動PDF変換・編集サーバーソリューション、AH PDF Server

AH PDF Server のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
AH PDF Server は、以前、お知らせしましたように、数々の機能強化を行ったV3.1を出荷中ですが、現在、そのバグ修正を行ったメンテナンスリリース(MR)を配布しております。

すでに、V3.1の改訂1版 に関しては、前回5月のブログで紹介させていただきました。
AH PDF Server V3.1 改訂1版/コマンド版 改訂1版/CAD版 改訂1版を公開
をご覧ください。

現在は、改訂2版 を出荷中です。詳しくは、
AH PDF Server V3.1 改訂2版/コマンド版 改訂2版を公開
をご覧ください。

また、CAD 版改訂2版、CAD 変換オプション改訂1版 も、出荷中です。詳しくは、
AH PDF Server V3.1 CAD版 改訂2版、CAD変換オプション V3.1 改訂1版 公開
をご覧ください。

AH PDF Server は、MS Office 文書など、さまざな文書、画像をサーバーサイドで PDF などに自動変換するサーバー製品です。 指定したフォルダに変換したい文書を、ドラッグ&ドロップすれば、自動で変換します。オプションを使えば、逆に PDF や画像から MS Office 文書への変換、ブラウザを使った変換、CAD ファイルの変換も可能です。

詳しい紹介は、

を、ご覧ください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
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<大阪開催>これで出来る! 帳簿・書類の電子化活用 ~領収証・請求書等の「スキャナ保存」の新要件とは~

電子帳簿保存法から最近、アンテナハウス営業Gが力を入れているスキャナ保存について、大坂でもセミナーを開催することが決定しました。

本セミナーの主催はジップインフォブリッジ株式会社様と株式会社NTTデータビジネスブレインズ様です。共催にセイコーソリューションズ株式会社様が参加し、弊社からは講演者として益田が参加します。

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弊社益田講演:「正しく理解!e-文書法と電子帳簿保存法」(13:40~14:10)
トップバッターです。関西方面、大阪近辺でご勤務の方、その日関西方面へご出張の方、ご参加いただければ幸いです。

e-文書法、弊社関連製品へのお問合せ:
TEL:03-5829-9021
e-mail:sis@antenna.co.jp
アンテナハウスS1営業グループ




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『PDF Server V3.1』 改訂2版公開

さる6月12日に『PDF Server V3.1』の最新メンテナンスリリースである、改定2版(MR2) を公開しております。
また、本体以外にも『CAD変換オプション V3.1』についても改定1版(MR1) を公開しました。

V3.0 や、V3.1 の以前の MR をご利用のユーザー様、この機会に是非最新 MR への更新をお勧めします。

本体の更新内容

  • PDF ファイルの画像変換の注釈対応:⇒ PDF ファイルから画像への変換出力を注釈に対応しました。

    PDFServer 変換設定ダイアログ

    PDFServer 変換設定画面

  • これにともない、TIFF/JPEG それぞれの変換設定画面に上図のように出力画像に注釈を含めるかどうかを設定するオプションが追加になっています。
  • PDF ファイルの画像変換でクラッシュすることがある問題を修正:⇒環境によって PDF ファイルから画像への変換処理が異常終了してしまうことがある問題を修正しました。
  • コントロールセンターとの通信がクラッシュしてしまう問題を修正:⇒フォルダ監視時に、入力ファイル名が拡張子を含めて128 文字を超える場合に例外が発生する問題を修正しました。
  • 異なるページサイズを含む PDF ファイルでヘッダ/フッタの位置がおかしくなる問題を修正:⇒ヘッダ/フッタの挿入位置が先頭ページの情報をもとに決定されており、サイズが異なるページへ正しく挿入されていなかった問題を修正しました。
  • コンバーター経由での Office 文書を変換する時に誤ったタイムアウトが行われていた問題を修正:⇒Office 文書の PDF 変換時、実装の問題でコンバーター経由の場合に誤ったタイムアウトが行われてしまっていたため、処理終了まで待機するよう修正しました。
  • AutoCAD の「出力設定」のモデル空間設定ダイアログにある「用紙にフィット」(尺度)の問題を修正:⇒[ CAD オプション併用時のみ]
    PDFServer 空間設定ダイアログ

    PDFServer 出力設定画面

    「用紙にフィット」の設定内容がチェックボックスに正しく反映されるよう修正

CAD オプションの更新内容

AutoCAD ファイルの PDF 変換における以下の問題を修正しています。

  • 特殊文字(%%U)の下線が反映されない問題を修正
  • コーナーのR部分(フィレットの円弧)が180度回転してしまう問題を修正
  • ブロック参照のポリラインで作られた長方形のサイズが変わってしまう問題を修正

申し込み方法などは以下でご確認ください。

製品ページ:

製品お問合せ:システム営業グループ

TEL:03-5829-9021  e-mail:sis@antenna.co.jp




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自動PDF変換・編集サーバーソリューション、AH PDF Server

AH PDF Server のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
AH PDF Server は、以前、お知らせしましたように、数々の機能強化を行った V3.1 を出荷中ですが、現在、そのバグ修正を行ったメンテナンスリリース (MR) を配布しております。

今回の改訂内容については、
AH PDF Server V3.1 改訂1版/コマンド版 改訂1版/CAD版 改訂1版を公開
をご覧ください。

AH PDF Server は、MS Office 文書など、さまざな文書、画像をサーバーサイドで PDF などに自動変換するサーバー製品です。 指定したフォルダに変換したい文書を、ドラッグ&ドロップすれば、自動で変換します。 オプションを使えば、逆にPDFや画像から MS Office 文書への変換、ブラウザを使った変換、CADファイルの変換も可能です。
詳しい紹介は、

をご覧ください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
メールアドレス sis@antenna.co.jp
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自動PDF変換・編集サーバーソリューション、AH PDF Server V3.1

AH PDF Server は、MS Office 文書など、さまざな文書、画像をサーバーサイドで PDF などに自動変換するサーバー製品です。 指定したフォルダに変換したい文書を、ドラッグ&ドロップすれば、自動で変換します。
オプションを使えば、逆に PDF や画像から MS Office 文書への変換、ブラウザを使った変換、CAD ファイルの変換も可能です。
詳しい紹介は、

を、ご覧ください。

以前のブログで、

「V3.0 を出してから、早いもので、すでに2年が経過しています。現在、約2年半ぶりのバージョンアップとして、V3.1 を出荷する計画を進めています。」

と書いておりましたが、おかげさまで、V3.1 を出荷することができました。
すでに、バージョンアップされたお客様からは、好評価をいただいております。

AH PDF Server V3.1 は、次のような機能強化を行っています。

  • コマンドラインの主要処理のマルチプロセス対応
    マルチプロセス対応によって、複数の処理を同時実行できるようになったため、より効率的な変換が可能となりました。
  • PDF Driver の更新
    最新のPDF Driver にしたことで、「PDF/X-1a」「PDF/X-3」 の出力も可能になりました。

AH PDF Server V3.1 の詳細については、
AH PDF Server V3.1 初版 公開
をご覧ください。

バージョンアップについては、
Antenna House PDF Server V3 バージョンアップについて
を、ご覧になり、弊社まで、お申し付けください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。




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『PDF Server V3.1』マルチプロセスの効果

前回に引き続き、Antenna House PDF Server V3.1のご紹介です。

今回は処理時間の測定結果のご紹介です。
以下のような条件でコア数と並列させるプロセス数を変化させながら画像とOffice文書のPDF変換について処理時間を計測しました。

計測環境

仮想環境:
VMware Workstation 9.0.4
OS: Windows Server 2008 R2 Standard Service Pack 1(64bit)
CPU: 1~4core
MEM: 2GB
Office: Office 2010 Standard
ホスト環境:
OS: Windows 7 Professional Service Pack 1 (64bit)
Intel Core i5-3470 3.2GHz (4core)
MEM: 8GB
元データ:
全50ファイルで以下が混在

  • 画像ファイル(TIF/BMP/PNG/JPEG/JPEG200)
  • Microsoft Office文書(Word/Excel)

計測結果

以下がその測定結果を表にしたもので、列が並列稼働させたプロセスの数、行が仮想環境で設定したコア数で、計測値の単位は秒になっています。
これらはあくまでも『仮想環境』上でのことですので、特にコア数の変化と測定結果の関連は実機ではことなる可能性もありますが、おおよその関連は測れるのではないかと思います

コア数 プロセス数
1 2 3 4 5 6
1 162.5 139.9 141.7 137.0 137.9 136.1
2 163.9 78.5 74.3 74.0 73.1 73.5
3 166.5 76.6 62.1 59.8 59.0 58.8
4 164.7 76.5 60.7 54.7 51.9 52.5

コア数ごとの並列プロセス数と処理時間の関係

コア数ごとの並列プロセス数と処理時間の関係

今回の結果からは次のようなことが見えてきます。

  • 並列プロセス数がコア数内の場合、並列数を増やすほど処理時間が短くなり、今回の4コアの環境では最大で約3倍の高速化を実現している。
  • プロセスを2つ稼働させた状態が一番効率よ高速化でき、2コア以上の環境では約2倍の高速化となってるものの、以降コア数を増やすごとにその効果は減少していく傾向にある。
  • 並列プロセス数がコア数を超えてしまうと以降はほぼ頭打になる。

また、この結果には含んでいませんが、これらの計測中にタスクマネージャでCPU利用率をモニタしたところ、並列プロセス数がコア数以上となると、CPU利用率が100%になる頻度が高くなっていました。

これらからは、並列稼働させるプロセスの目安としては、2~コア数以下の値がお勧めと言えそうです。

なお、今回の結果は仮想環境のみでしたが、後日、4コアのCPUを搭載した実機と、参考として8コアの仮想環境にて同様な測定を行う予定で、結果は次の製品ページ上で公開予定ですので、よろしければこちらも御覧ください。

製品ページ:

製品お問合せ:システム営業グループ
TEL:03-5829-9021  e-mail:sis@antenna.co.jp




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『PDF Server V3.1』リリース!

すでに先月のお話になりますが、10月22日にPDF Serverのマイナーバージョンアップ版である、『PDF Server V3.1』の初版を無事リリースいたしました。
V3.0のリリースから2年数か月。今回はマイナーバージョンアップのため、追加された機能は少々少なく感じられるかもしれませんが、一部のお客様にはお待たせしました!となる「コマンドラインのマルチプロセス対応」が目玉となっています。

コマンドラインのマルチプロセス対応

コマンドラインの一部機能には並列稼働が困難なものが含まれるため、今回の対応は以下の機能に限定されてはいますが、いずれも重要な機能をチョイスしています。

  • 画像ファイルのPDF変換
  • Microsoft Office文書のPDF変換
  • PDFファイルの画像変換(出力)
  • PDFファイルの結合
  • CADファイルのPDF変換(要:CAD変換オプション)

まだ、あまり多くのファイルで試せてはいませんのでサンプル数が少ないのですが、4コアのプロセッサーを使用した検証では、上記の変換にかかる時間を1/3程度まで軽減できています。

PDFドライバの更新

マルチプロセス対応の一環としてPDF Serverと連携する『PDF Driver』を従来のV5から最新版となるV6に更新しています。
それにともない、従来のPDF/Aに加えてPDF/X(PDF/X-1a、PDF/X-3)の出力が可能になっています。
ただし、PDFファイルをPDF/Xのまま出力するにはPDF/A同様に…

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[変換設定]-[入力設定]-[PDF Driver設定]から「出力PDFファイルに出力設定のPDF設定を適用しない。」を指定して、PDF生成後のPDF編集を行わないように指定する必要がありますのでご注意ください。

製品ページ:

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『AH PDF Server V3』のOCR機能について

 「AH PDF Server V3」ではPDFに変換する時にOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)を行う事が出来ます。OCRについてはこのブログでも時々出てきますので、詳細については省略しますが、時々サポートにも質問が寄せられる事がありますので、その辺について触れたいと思います。

 OCR機能と言うのは平たく言えば画像の中の文字を認識してそれをテキストとして作成するPDF上にレイアウトします。そのため、「AH PDF Server V3」では入力ファイルが画像ファイルもしくはPDFファイルの時にOCRを行う設定の場合には処理を実行します。当然、入力ファイルがテキストファイルやオフィスファイルの時にはOCRを行う設定になっていても無視します。

 OCR自体は画像認識処理なので、画像ファイルの場合には特に問題ありませんが、PDFファイルが対象の場合は少し事情が違います。ひとくちに「PDF」と言っても中身が全部同じとは限らないからです。

 「AH PDF Server V3」ではOCRの対象となるPDFファイルは1ページに画像が1枚だけ存在するPDFとなり、これが基本的な考え方です。少し難しい表現をしましたが、ハッキリ言えば画像をスキャナでスキャンして出力されたPDFファイルを対象としています。ただし、最近の複合機などで出力される「高圧縮されたPDF」の場合はスキャンされたPDFでもOCRの対象ではありません。

 変換設定の「OCR処理設定」で「すべてのPDFファイルでOCRテキスト付きPDFを作成する」のチェックがオフの場合、スキャンされたPDF以外では「OCR対象外」として無視されます(エラーにはなりません)。

 しかし、デフォルトでは「すべてのPDFファイルでOCRテキスト付きPDFを作成する」のチェックはオンになっています。この設定の場合は入力ファイル全てがOCR処理の対象となります。極端な話をすれば、テキストで構成されたPDFファイルもOCR対象にしてしまいます。

 この場合はどういう処理を行うのかと言えば、PDFを1ページ単位で画像に変換してからOCR処理を実行して再びPDFに変換します。これをすべてのPDFを対象に(上記の「1ページに画像が1枚だけ存在するPDF」も同様に)実行します。見た目には同じPDFですが、中身はまったく違ったPDFになってしまうため、以下のようなお問い合わせが時々寄せられる事があります。

 ・PDFファイルをOCR処理したらファイルサイズが大きくなった
 ・埋め込んであったフォント情報が無くなってしまった

 ファイルサイズが大きくなるのは一度画像にしてしまうからなのですが、例えばテキストだけのPDFだと数キロバイトが百数十キロバイト程度になります。本来対象となる「1ページに画像が1枚だけ存在するPDF」以外のPDFは軒並みファイルサイズはかなり大きくなります。また、フォント情報も一度画像に変換してしまうために全て失われてしまいます。

 「AH PDF Server V3」でPDFファイルを処理する場合、OCR処理に関しては基本的には「すべてのPDFファイルでOCRテキスト付きPDFを作成する」のチェックをオフにしておく事をおすすめします。そうすればテキストがすでに存在してフォント情報なども埋め込まれているPDFに対して不用意にOCR処理を実行してしまう事もありませんから。

 デフォルト状態がオンなのはV2.0の頃からの名残なのですが、設定する時には一度どんなPDFを処理するかを確認した上で設定を行うようにして頂ければ幸いです。

——-

AH PDF Serverについて、詳細情報は製品ページをご確認ください。
また、評価版もWebページからダウンロード可能です。ぜひお試しください!
評価版お申込みページ

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