ソフトウエア販売戦略 — 何をタダにしてどう儲けるか

Joel on Software ストラテジーレターV
http://japanese.joelonsoftware.com/Articles/StrategyLetterV.html
を一読。なかなか面白いですね。
1.製品には補完財と代替財がある。
2.当該製品の補完財が安くなれば製品が売れる。
3.スマートな企業は、補完財をコモディティ化する。
ということ。
○感想
補完財と代替財というと言葉としては分かりやすいですが、実際の世界は入り組んでいて、なにが補完財でなにが代替財か分からないこともしばしばあるように思います。
インターネットではソフトウエアの配布コストが小さいので、安易に、ソフトウエアの無償配布作戦やオープンソース作戦を主張されがちです。
当社製品の競争相手にも無償化作戦を取っている会社がありますが、間違って、代替財をコモディティ化する戦略をとってしまったら、これは、自社製品の市場価格を自ら下げてしまうこと。その結果利益がでなくなりますので、これは自殺行為といえるでしょう。
自社製品にとって、何が補完財で、何が代替財かを深く考えないといけません。
補完財を狭く、厳密に定義するほうが、リスクは少ないと思います。




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