PDF 電子署名モジュールV1.2を発売します。

アンテナハウスは、今月末(29日)に、「PDF 電子署名モジュールV1.2」を発売します。
V1.2では、次の機能を追加しました。
(1) PDFの仕様が国際標準「ISO 32000-1:2008 Document management — Portable document format — Part 1: PDF 1.7」(ISO 32000-1)として出版されました。そこで、ISO 32000-1に適合するPDF電子署名を作成するように本製品の仕様を調整しました。
(2) PDFには、通常の署名の他に、MDP署名(証明用署名)という特別な署名の仕様が規定されています。V1.2よりMDP署名の付与を可能としました。
(3) オンライン証明書状態プロトコル(OCSP)レスポンダによる証明書失効確認を可能としました。日本では法務省の商業登記に基づく電子証明書はOCSPで失効確認を行なう必要があります。
(4) PFX/PKCS#12ファイルを指定して、署名に使えるようにしました。従来は、署名用証明書がWindows証明書ストアに入っていることを前提としていたため、署名者はWindowsにログインすることが必要でした。PFX/PKCS#12ファイルを指定するとWindowsにログインする必要がなくなりますので、署名機能をWebサーバ・アプリケーションなどでお使いいただけます。
(5) 設定ファイルを直接指定して読む込む機能を追加しました。これにより、サーバ上で様々な署名設定を使い分けができるようになりました。
(6) Acrobat 9/Adobe Reader 9が発売されたのに伴い、Acrobat 9/Adobe Reader 9との相互運用性について確認しました。
なかなか、濃い機能の追加です。
「PDF電子署名モジュール」は、日本語版と英語版をリリースしますが、PDF電子署名のツールで、ここまで濃い機能を実装している製品は世界的に見ても少ないと思います。
PDF電子署名ツールの「グローバル・ニッチ・トップ」の地位を目指して頑張りたいと思います。
○PDF電子署名モジュールV1.2
 https://www.antenna.co.jp/psg/
ご参考のため電子署名とPDF電子署名の入門的解説を作成しました。
○PDF電子署名入門
 https://www.antenna.co.jp/PDF/reference/PDFSingature.html
実際のところ、上の文書の中で、電子署名の部分は、ほとんど全てラング・エッジの宮地さんに教えてもらったようなものです。




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