月別アーカイブ: 2020年10月

e-na伊那谷 旅便り 第41回 人形浄瑠璃に興味はありますか?

今回は伊那谷の伝統文化を紹介します。

その伝統文化とは・・・・ズバリ「人形浄瑠璃」です。
タイトルでバレバレでしたね(苦笑)

そもそも「人形浄瑠璃」って何?という方のために少しばかり解説します。
まず、「三味線」の伴奏で「太夫」が物語を語る、日本の伝統的な芸能が「浄瑠璃」です。
その浄瑠璃に合わせて人形を操るのが「人形浄瑠璃」で、太夫、三味線、人形遣いの「三業」が息を合わせて表現する総合芸術です。また人形遣いは、頭と右手を遣う「主遣い」と、左手を遣う「左遣い」、足を動かす「足遣い」の3人が、息を合わせて一つの人形を操ります。

太夫と三味線

太夫と三味線
人形遣い

人形遣い

実は伊那谷には、この人形浄瑠璃の団体が4つあります。
飯田市に今田人形座と黒田人形保存会、阿南町に早稲田人形保存会、そして会社に程近い箕輪町には古田人形保存会があり、これらの団体を総称して「伊那谷四座」と呼ばれています。

古田人形保存会の公演の様子

伊那谷に人形浄瑠璃が伝わったのがおよそ300年前と言われており、250年ほど前から本格的な活動が行われ、当時は伊那谷に数多くの座や団体があったそうですが、現在では4団体を残すのみとなってしまいました。

それでも定期的に地元で公演を行ったり、様々な地方へ赴いて公演しているそうです。
(その中にはなんとヨーロッパ等の海外で公演した団体もありますよ!)

人形浄瑠璃の魅力はいくつもありますが、その中でも一押しは浄瑠璃と呼吸や間を合わせた人形の所作でしょう。
まるで人間のように、時には人間よりも力強く、また艶やかな動きは目を釘付けにさせられます。

どうですか? 人形浄瑠璃に少し興味が出てきた、という方は是非鑑賞されてはいかがでしょうか。
と、言いたいところですが、今年は新型コロナウィルスの影響で軒並み公演が中止、もしくは延期となってしまっているようで、鑑賞する機会が激減しています。

1日でも早く人形浄瑠璃の鑑賞を楽しめる日が来ると良いですね。



電帳法スキャナ保存の「禁じ手」_「検索要件」について YouTubeミニセミナー第18弾

デジタル化に舵を切る為の最短コースである国税庁の「電子帳簿保存法」「スキャナ保存」、その「禁じ手」と「リスク」への考察をします。

電子帳簿保存法4条3項で規定されている「スキャナ保存」制度の保存要件は同法施行規則3条に細かく規定されていて、その要件を同法通達*1や通達趣旨説明並びに一問一答*2で補完されています。

スキャナ保存のとき、何の日付を記録していますか? 保存したデータは、要件通りに検索できますか?
今回のテーマは「検索要件」です。本要件は注意が必要です。是非本セミナーで確認してください。

内容をギュッと5分に圧縮して、YouTubeでいつでも視聴できるミニセミナーにしました。
お好みのところのみ短時間での確認も可能です!!

  1. *1 電子帳簿保存法取扱通達の制定について|国税庁 https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kobetsu/sonota/980528-4/index.htm
  2. *2 電子帳簿保存法Q&A(一問一答)|国税庁 https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/07index.htm

【 公開セミナー 一覧 】

  1. 第1回 「日本はデジタル化後進国か?!」
    https://youtu.be/aKctKhLRjOY
  2. 第2回 「電帳法」を優しく解説
    https://youtu.be/RbEZe00m0TA
  3. 第3回 「帳簿・書類」の7年保存がそもそも何故求められるのか?
    https://youtu.be/Ht68XGdFdnU
  4. 第4回 タイムスタンプって_なに?
    https://youtu.be/RqRbwlHvAfo
  5. 第5回 国税庁の「電子帳簿保存法」のページの見方
    https://youtu.be/pCUfL17KgEY
  6. 第6回 電帳法4制度の横断的概要学習!
    https://youtu.be/5HbsneGZAFQ
  7. 第7回 電帳法_電子取引の最新情報!
    https://youtu.be/cRT4Cw4-n70
  8. 第8回 電帳法_導入手順!
    https://youtu.be/a7lRuEusH1Q
  9. 第9回 電帳法対応のシステム・サービスのご説明
    https://youtu.be/742w23Xd4RQ
  10. 第10回 「ScanSave」のデモムービーシリーズ 基礎編_「多彩な入力機能」
    https://youtu.be/RCN1lXSU94Y
  11. 第11回 「ScanSave」のデモムービーシリーズ _「多彩な入力機能」_応用編
    https://youtu.be/3jXpPZVM4Ko
  12. 第12回 「ScanSave」のデモムービーシリーズ _まとめてタイムスタンプ
    https://youtu.be/klXAns3Mgc4
  13. 第13回 「ScanSave」のデモムービーシリーズ _エキスポート機能について
    https://youtu.be/MhREvX_kRBU
  14. 第14回 電帳法スキャナ保存の「禁じ手」_「業務サイクル越えの原本廃棄」
    https://youtu.be/HjM9jmgvE94
  15. 第15回__電帳法スキャナ保存の「禁じ手」_「一の入力単位」について
    https://youtu.be/a8VgiDaRLPU
  16. 第16回__電帳法スキャナ保存の「禁じ手」_「取引に至らなかった書類」について
    https://youtu.be/KcBwAOawH54
  17. 第16回__電帳法スキャナ保存の「禁じ手」_「取引に至らなかった書類」について
    https://youtu.be/KcBwAOawH54
  18. 第17回__電帳法スキャナ保存の「禁じ手」_「4ポイント文字」について
  19. https://youtu.be/Qt5nOB9EtGo

筆者紹介
益田康夫
メールアドレス:masuda@antenna.co.jp
1984年に社会人になり、IT業界一筋ながら3回の転職を経て現在に至っています。
特に2008年のリーマンショック後の不況の影響を受けて、2010年6月末にリストラ退社して現本業のアンテナハウス株式会社 https://www.antenna.co.jp/ に入社しました。Sun MicrosystemsやOracleを中心にしたITインフラから、IAサーバとしてのCompaqやIBMなどや、文書管理システムやポータルシステムを販売していた前職と、現在のアンテナハウスでのPDF技術や電子ファイルの変換技術などを中心にした、e-ドキュメントソリューションを探求してノウハウを習得してきました。特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。
※行政書士とは、https://www.gyosei.or.jp/information/ をご覧ください。


ユーザーニーズとウェビナー

先日、家族から「会社から配布された書類に文字を入れて提出しなければいけないらしいが、どうしたらいいのか」と相談されました。
メールに添付されたファイルはPDF。これは弊社の製品を売り込むチャンス!?と思ったものの、「瞬簡PDF 書けまっせ」を売り込んでいる途中でもう一通メールが。こちらはどうやらMicrosoft OfficeのExcelファイルが添付されていたようで、最初のメール添付ファイルは書くべき書類のサンプルだったようです。

売り込みは途中で頓挫したものの、勤務している会社でどういった製品を取り扱っているのか、普段は「なんか難しそうだから聞きたくない」という態度の家族にも紹介できる機会となりました。
とはいえ「それが自分たちの生活や仕事にどう影響するのか」という範囲でしか興味は持ってもらえず、PDFについても「OfficeソフトのファイルやWebページがあればいいじゃないか」という家族の意見を覆すには至りませんでした。

これは逆に考えれば「それが自分たちの生活や仕事にどう影響するのか」「わかりそうな話」であれば興味はある、ともいえます。加えて「素早く」とついていればなおのこと。

さて、アンテナハウスでは「アンテナハウス ウェビナー」を毎月第2火曜、金曜の16時より開催しています。
弊社の製品や技術でどんなことができるのかわかりやすく紹介、解説する試みですが、これは同時に「どんな製品や技術が皆さんの生活や仕事で役立つのか」「どういった事柄と絡めて知りたいのか」「どのくらいのレベルで知りたいのか」といったフィードバックを従来よりも気軽に聞きたいという、皆さんと弊社の双方向のコミニュケーションの試みでもあります。

はこんなセミナーもあります。

ぜひご登録、ご参加いただき「どこがわかりやすかった」「ここを教えてほしかった」など、ご意見をいただければ幸いです。

他にも、「マンガでわかる!! アンテナハウス システム製品利用例シリーズ」という、
ストーリー仕立ての製品利用例のご紹介もしています。


e-na伊那谷 旅便り 第40回 伝統のそば

会社の近所のそば畑の花が大変美しいので写真を撮りました。


ニュースで「入野谷在来種」の話題をみたので、取り上げます。
伝統そば「入野谷在来種」は、伊那市の高遠町長谷地域で栽培されていた種です。終戦後の食糧難対策で収穫量の多い品種へと移行して栽培されなくなっていました。味より効率優先だったわけですね。
2014年に塩尻市の長野県野菜花卉(かき)試験場で、「入野谷在来種」が発見されました。
数十年前の種で、最初に発芽したのはたった6粒だったそうです。「信州そば発祥の地伊那そば振興会」が「入野谷在来種」の復刻に努力して、徐々に栽培量が増えてきています。
おいしいそばの栽培量が増えて、多くの皆さんが食べることができるように期待しています。

さて、伊那ではそばを「からつゆ」で食べる習慣があります。からつゆとは「辛味の強い大根おろし」と「焼きみそ」と「ネギ」で作ります。焼いたみそが風味を出すためのミソです(ダジャレ)。また、辛くない大根おろしでは「からつゆ」とは言わないそうです。
高遠の蕎麦屋さんの「からつゆそば」の写真です。そば殻が混じった黒いそばは風味豊かでした。


この蕎麦屋さんでは、そば粉を衣にして油で揚げた上げ饅頭がありました。衣がパリッとして何とも言えずおいしかった。


「高遠そば」の呼び名は、高遠藩のそば好きのお殿様「保科正之公」が会津若松に移り、会津若松で蕎麦文化を広め「高遠そば」と呼ばれるようになったということです。会津の「高遠そば」はネギを箸の代わりに使って、ネギにそばを引っ掛けて食べるところがあります。

会津まで取材に行く余裕がなかったので、木曽そばで有名な馬籠にそばを食べに行ってきました。かつて馬籠は長野県木曽郡山口村でしたが、2005年岐阜県中津川市と合併されました。
この蕎麦屋さんでは石臼でそばを引いていました。


国産のそば粉100%、石臼で引いたそばはすごくコシがありおいしかった。ここでは温かいニシンそばと冷たいニシンそばがありました。冷たいニシンそばを注文しました。ニシンそばは最高ですね。


食欲の秋、皆さんおいしいそばを召し上がってください。



Pages: Prev 1 2