昨日のブログ では、V7.0の機能の詳細はリリース当日(11月21日)にご紹介とお知らせしましたが、明日は担当が火達磨となっている気がしますので、掟破りのフライング上等、先行ネタバレ大会とさせていただきます。
OSDC v7.0 の機能強化は、ユーザーの皆さんの要望を実現することを優先しました。
新機能を目的毎に大雑把に分類すると以下の通りでしょうか。
- 一般的なPDFドライバ並みの機能を付与する。
・リニアライズドPDFの出力。
・Word文書をPDF化する際にアウトライン階層をしおりに反映。しおりを畳むレベルも指定可能。 - レイアウトや図形の再現性を高める。
・SmartArtに対応。
・Word文書の段組の段数や段幅の設定を再現。ページ途中の段数切り換えにも対応 - 技術文書や公的文書など専門的な用途に使用できるようにする。
・OOXMLの数式(Word数式エディタ)に対応。
・異体字セレクタ(IVS)に対応。 - その他
・大容量のEXCELファイルの1ページ目のサムネイル処理を高速化。
今回は、地味?な印象の 1 を除いて、2 と 3 の中からご紹介します。
SmartArtに対応
Officeのバージョンアップと共に機能が増え、利用されている方も多い便利な機能です。
しかし、ダイレクト変換で再現させるにはいろいろと難題が多く、長年先送りにされてきました。
先送りにする度に新機能も増える切りの無い「いたちごっこ」の末に、ようやく日の目をみました。
一部未対応があったとしても課題を解決しつつ先に進もう!という「英断?」によるものです。
- オプション等の設定は必要ありません。
- v7.0のSmartArtの変換内容の実装範囲
・各スマートアートのデフォルトの図形の形を出力する
・図形内のテキストを出力する
・カラーテーブル(一部実装) - v7.0では未対応のもの
・テキストの属性の変更
・個々の図形の変更
・スマートアートの構成要素には含まれない、追加された図形やテキスト
変換結果をご覧ください。
※精度が荒く見えるのはweb用に解像度を落としているためで、実物の美しさ(個人の感想です)は評価版等でご確認ください。
OOXMLの数式(Word数式エディタ)に対応。
wordには昔からMathTypeなどの数式エディタが付いておりが、Word 2007より独自開発の新しい数式エディタを内蔵しています。
昨今、Wordを一般的な文書作成だけではなく、技術的な論文・レポートの作成に利用される方が増えているのは、これらの機能の利便性が高まったためでしょう。
数式を別途エディタで作成し、画像化して貼り付けるなどの手間は昔の話・・・・と思いきや、OSDC(SBC)では「Word2007の数式ツールで作られた数式は変換しません、消去されます。」だったのです。
せっかくお手軽に数式が作れるのに何てこった! とのご要望をいただきまして、今回機能強化いたしました。
- オプション等の設定は必要ありません。
変換結果をご覧ください。各部品のサイズのバランスが異なりますが、数式の意味するところに影響はありません。
※精度が荒く見えるのはweb用に解像度を落としているためで、実物の美しさ(個人の感想です)は評価版等でご確認ください。
Office2007の数式エディタについては こちら を、数式とMathML全般については こちら を参照ください。
Office Server Document Converter については、こちら をご覧ください。
なお、新機能の紹介ページなどは、新装開店の明日までお待ちください。
行列必至! 請う、ご期待!