年別アーカイブ: 2013年

マニュアルをEPUBにして、もっとマニュアルを活用する

みなさん、こんにちは。
昨日と打って変って、肌寒い日になりました。
3/19、EPUBマニュアル研究会に参加しました。

EPUBマニュアル研究会

今年の1月から活動を開始し、「いつでもどこでも」マニュアルを閲覧利用でき、さらにメモ(付箋)やマーカーを引いて、「自分用」にカスタマイズできるよう、EPUBにしようと、いろいろな企業が集まって、意見交換や作業実験を繰り替えしています。
今回の会合は、第3回目に当たります。
テーマは、「既存のマニュアルを効率良くEPUB化するにはどうすべきか」
一言でマニュアルといっても、その元となる媒体は様々で、企業種や企業内の部署・部門、実際にマニュアルを利用する現場の特徴に合わせ、多岐に亘ります。
一番よく利用されているのが、MicroSoft Office 3大ソフトウェアたる、Word,Excel,PowerPointでしょう。システムソフトウェアの操作手順など、図解を多く利用するタイプのものはExcelやPowerPointで作られていることが多く、逆に規程書や業務など、事物の一連の流れに沿うようなものは、Wordで作られていることが多いです。
モノつくり(第2次産業)に該当する企業は、Excelなどで作った作業手順書などが多いのではないでしょうか。普段から、生産管理などExcelを使っていると、「使い慣れている」というところで、マニュアル作成にもExcelが使われていたりするのかもしれません。
逆に業務部門は、書類仕事で文書を作成したりすることが多いから、Wordがよく使われていたり…。
など、いろいろ考えながら研究会に参加してきました。
弊社の電子書籍制作サービスCAS-UBも、もちろんこの研究会に関わっておりまして、この研究会では、実際にCAS-UBを利用してマニュアル(元データ:Word)をEPUB化させよう!というところで、活躍の場をいただいております。
最近、これをきっかけにWordファイルの取り込み方から始まり、EPUBを作るまでの、一番簡単なやり方を動画としてアップいたしました。
http://www.cas-ub.com/howto/movi/Wordimport-test.htm
ご興味がありましたら、ぜひご覧ください。


瞬簡PDFシリーズ、春のご挨拶(2)

みなさん、おはようございます。
三月は年度末、季節の変わりめということもあり、色々な変化がありますね。
先週土曜日に東急東横線渋谷駅のヒカリエへの引越しがありました。
利用されている方も多いかと思いますが、乗り継ぎ時間が増える方もいるようです。
今までの東急東横線の建物は46階建ての高層ビルに生まれ変わるようで、その他、渋谷駅周辺には数棟の高層ビルの建築計画が有るようです。
また都内では桜の開花宣言があり、今週末には満開ということです。
お花見を楽しみされている方も多いかと思います。
入社式を三月に行なう企業も増えてきたようで、新入社員用にと、瞬簡PDFシリーズのお問い合せも数多くいただいております。
新年度も、瞬簡PDFシリーズをどうぞよろしくお願いいたします。
瞬簡PDF(アンテナハウスデスクトップ製品
お問い合わせ:
e-mail:sales@antenna.co.jp
TEL:03-5829-9030


瞬簡PDFシリーズ、春のご挨拶(1)

みなさま、こんにちは。
三月も後半に差しかかり、お忙しい方も多いと思います。
皆様は取引先様から見積の依頼を受けた際に、どういった方法で提出されているのでしょうか。
作成して、印刷、押印後、FAXして原本を郵送といった方法、スキャンしてe-mailに添付といった方法が多いかと思いますが、アンテナハウス瞬簡PDFシリーズがあれば、PDF化して画像を印影として使用できますし、閲覧制限、編集制限も付加出来ます。
また、「書けまっせPDFプロフェッショナル」であれば、テキストボックスに計算式を設定可能ですし、差込枠を作成し、エクセルやCSVファイルを読込み、差込印刷、差込結果をPDF化という機能もあります。
その他、便利な使い方を下記のページで紹介致しております。
書けまっせPDF 機能比較
お時間がある時にでもご覧いただければ幸いです。
https://www.antenna.co.jp/product/movie.html
瞬簡PDFお問い合わせ
e-mail:sales@antenna.co.jp
TEL:03-5829-9030


サービスかコマンドラインか

おはようございます。
今日は、PDF Server の動かし方について、いろいろ考えてみます。

2つの変換方法

 「PDF Server V3」でPDFに変換する場合、2つの方法があります。

「フォルダ監視」変換
Windowsサービスを使用して定期的にフォルダを監視して変換を行う
「コマンドライン」変換
ユーザーが任意のタイミングで変換を行う事が出来る

どちらの場合も変換を行うコアの部分は全く同じなので(当然ですが)、出力されるファイルはいずれの方法でも設定が同じなら同じものとなります。

なぜ2つの変換方法を提供するのか

 それは、お互いのデメリットをなるべく解消できる方法として一番効果的だからです。

それそれの変換について、特徴を記載します。

「フォルダ監視」変換の特徴

動作の仕組みとメリット

 入出力フォルダと変換設定を行ってサービスを起動すればあとは設定に従って停止されるまで処理を行います。

設定さえしてしまえば、後は入力フォルダにファイルをコピーすればそのうち出力フォルダにPDFが作成されます。

デメリット

取り扱いが容易な反面、変換が終わるのがいつになるのか分からないデメリットがあります。

特に入力フォルダを複数設定した場合(「PDF Server V3」ではタスク設定と言います)、監視時間のサイクルとファイルの変換頻度によっては数十分やひどい時になると1日経っても変換されない可能性もあります。

もっともこの辺は運用前に設定をチューニングすれば、ある程度は解消されるので極端な事はあまりありませんが、それでもコピーした順番と変換する順番が同じとは限らないため、変換までの時間や他システムとの連携に関してはやや余裕が必要になると言えます。

「コマンドライン」変換の特徴

メリットとデメリット

 逆に「コマンドライン」変換はユーザー側で実行しないと変換が始まらないため、変換までの応答性がかなり良いです。

その代わり使用するにはプログラムやスクリプトを作成する必要があり、利用するにはそれなりの知識が必要となります。

 また、「フォルダ監視」変換は基本的に決まった設定でしか変換出来ませんが、「コマンドライン」変換ではユーザー側がプログラムで動的に変換設定を作成する事によりその時々に合った設定で変換を行う事が出来ます(変換設定の仕様はユーザー様には無償で公開しています)。

 「PDF Server V3」はほとんどのお客様が何らかのシステムと連携して利用されており、それぞれのニーズに合わせて「フォルダ監視」変換か「コマンドライン」変換を選択されています。どちらでも対応できるのは「PDF Server V3」の大きな特長です。

 評価版ではほぼすべての機能が制限なく利用できますので、その利便性も一度試してもらえればと思います。

AH PDF Server V3 製品ページ

AH PDF Server 評価版お申込みページ


Windowsの種類による動作の違いについて(2)

おはようございます。

今日は、昨日のその1例をご紹介します。

 「PDF Server V3」では「TIFF」の出力が可能になっています。
TIFFでは画像を圧縮する事が出来ますが、「PDF Server V3」でもいろいろな圧縮が可能になっていますが、「Windows Server 2003/R2」をご利用の場合、設定によっては少し困った事になります。

実は「Windows Server 2003/R2」では、TIFFの「JPEG圧縮」と「DEFLATE圧縮」の2つは読み込みに対応していません。実際にこの2つの圧縮を行ったTIFFを「Windows Server 2003/R2」で表示(Windows 画像とFAXビューア)すると「プレビューを利用できません」と表示されます。

 変換(圧縮)自体は「PDF Server V3」内で行うためにどの圧縮方法を指定しても問題ないですし、「Windows Server 2003/R2」で表示できなくても「Windows 7/8」であれば問題なく表示されます。
通常、「PDF Server V3」で変換したファイルは、サーバー上ではなくクライアント上で必要になる事がほとんどですので、問題になる事はあまりありません。

 ただし、PDFファイルをOCR処理する場合に不都合が出て来ます。

 「PDF Server V3」ではPDFファイルをOCR処理する場合、一度TIFFファイルに変換しています。
この時、変換設定の「出力設定」→「TIFF設定」の内容で変換を行っています。
これはTIFF出力の処理を使っているためなのですが、この時に「JPEG圧縮」か「DEFLATE圧縮」を指定しているとOCR処理が失敗してエラーが起きます。

 これはTIFFファイルの読込みにWindowsの機能を使っているためで、「JPEG圧縮」もしくは「DEFLATE圧縮」で出力は出来ても、今度はそれを読み込むことが出来ないため、エラーになってしまいます。

ところが、これらの処理を「Windows Server 2008/R2」で行なうと何の問題も無く変換出来てしまいます。

 このようにOSのバージョンによってはうまく動作しないケースも出て来ます。
出来るだけ対応するように心がけてはいますが、機能のすべてを網羅するのは古いOSでは難しい事もあります。

そのために評価版も用意しておりますので、お客様におかれましては、動作環境と同等の環境を用意した上で検証されることをお勧め致します。

 あと、「PDF Server V3」は最新MRから「Windows Server 2012」にも対応しております。

PDF Server 動作環境

どうぞお試しください。

PDF Server 製品ページ(https://www.antenna.co.jp/psv/


Windowsの種類による動作の違いについて(1)

おはようございます。
今日は、「PDF Server V3」の動作周りを話題にします。
 「PDF Server V3」は今までのバージョンと異なり、対応するOSがWindowsサーバーのみになっています。もっとも「PDF Server」をご利用いただいているお客様の対応を見てみるとほとんどのお客様がWindowsサーバーで運用されているため、この点でのV3について苦情は出ておりません。
 それではクライアントOSでは動作しないのか、と言えば実はそんな事もなく、簡単な動作確認であればクライアントOSでもなんら問題はありません(公式ではこれには触れておりません)。
そもそも開発自体、最初の動作試験はクライアントOSで行っております。
 ではナゼ「クライアントOSを除外したのか」と言えば、
1)製品名が示す通り、「サーバー上で動作させる事を目的としたソフトウェア」であるから
2)第二にクライアントOSの仕様上の都合があるから
 見た目にはWindowsのサーバーとクライアントOSに大きな違いはありません(もっともサーバーOSの構成方法によってはかなり違いますが)。
 ただし、細かい部分では結構違いがあります。
 例えばソフトウェア的に見ればメモリの管理方法が異なっています。
 これは端的に言えば同じマシンスペックでも、サーバーOSとクライアントOSで「PDF Server」を動作させた場合、変換出来るファイルサイズの上限に違いが出て来ます。
 実際、クライアントOSでは変換出来ない大きなファイルでも、サーバーOS上では変換出来たと言う例はあります。
 あとはネットワークの接続制限でしょうか。
 WindowsはXPからクライアントOSへの端末接続を10までと制限しています。サーバーOSはライセンスを購入する事により10台以上の接続も可能になっています。
 「PDF Server」は複数の人が利用できるように考慮されていますのでこの辺も考慮してサーバーOSを推奨しています。
 それ以外にも「ユーザーアクセス制限(UAC)」やセキュリティの問題もあり、いろいろ面倒な手続きが必要になってしまいます。これらを勘案した結果「サーバーOS」限定にしました。
 ただ、サーバーOSでも少し注意が必要です。
 「PDF Server」は開発時の最新OSをターゲットに作成・テストを行っています。その上で他のOSもテストを行い動作を検証します。V3では「Windows Server 2008 R2」がメインになっています。機能設計や確認を行う時も当然最新のOSがターゲットなのですが、そのために古いバージョンのOSでは若干注意が必要になるケースも存在します。
明日は、その事例について、紹介します。
AH PDF Server 製品ページ


鈴鹿

こんにちわ。
週末、鈴鹿サーキットで開催された「モータースポーツファン感謝デー」に行ってきました。
バイクやSUPER GT、F1などが走りまわり、ドライバーがおしゃべりし、過去の熱い戦いを振り返る、・・・といっても、私はこちらの方面に詳しいわけではないのでよくわからないのですが。
当日は、ピットやコース上を歩くこともでき、ちょっと感動です。

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日本アニメーションの舞台裏

こんにちわ。
先日、「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」に行ってきました。
「天空の城ラピュタ」、「火垂るの墓」、「もののけ姫」、「時をかける少女」などの美術監督を務めた方です。
私は「火垂るの墓」は見ていないのですが、その他の映画については、心に残る風景がいくつもあります。会場には、アニメーション用の背景画やイメージボードなど約160点が展示されており、美しさ、ち密さに感嘆しました。
山本さんのトークショーがありお話を聞いてきました。長崎の五島列島のお生まれで、九州のなまりが残る朴訥とした、温和な話しぶりをあたたかく感じました。
背景画作成のために、やはり、取材やスケッチ旅行はされるそうです。「火垂るの墓」は神戸、「もののけ姫」では屋久島、「時をかける少女」のモデルは西武新宿線中井駅や目白あたり。
でも、なかには、写真資料で済んでしまったという作品も。テレビアニメの「名探偵ホームズ」を手掛けたときは、ブリティッシュカウンシルなどから大量の資料を借りて描けてしまったので、ロンドンに行き損なったとか。。
印象に残ったのは、「火垂るの墓」の背景画作成のときの話でした。

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観光

JoAnnさんにはお忙しい中ハードなスケジュールでDITAの講演を行っていただきました。日本を少しでも楽しんで頂きたく、帰りのフライトまでの半日を観光にご案内しました。
今まで数回日本にいらしたことがあり、浅草を訪れたのも2回目だったのですが、20年ほど前の当時と何も変わっていない町並みに感激されていました。雷門を前にして右手を見ますと、巨大なスカイツリーの全容が現れました。これは今回初めての光景です。
まずは仲見世通りでショッピング。お孫さんのお土産にポケモングッズが欲しいとのこと。そういったものはここにはないと思いますよ、と言おうとした矢先、あるではありませんか。誰も持っていないカードが欲しいのよ。それに日本から買ってきたって言ったら喜ぶに違いないとポケモンカードを手にしました。そういえば、何年か前アメリカのXMLカンファランスで出展した時も、Formatterの機能説明をしていたのが、いつの間にかポケモンの話を振られたことがあったなあと思いだしました。ポケモンってそんなに海外で人気なんですね。
ご自分用にも、江戸趣味小道具のお店でお気に入りを見つけ購入。なかなか渋いです。
浅草堂本堂でお参りをし、さて小腹がすいたところでうどん屋さんで腹ごしらえ。
タクシーの運転手さんがかっぱ橋道具街も行ってみるといいですよ。といっていたので
早速、次はかっぱ橋へ。行き当たりばったりで入ったお店で素敵な信楽焼きの一輪挿しをみつけました。1つとして同じ焼き上がりがない中で、少し灰かぶりのある趣のものを選んでいました。選び方は日本人より日本的なセンスです。
さすが日本一の道具専門の問屋街。調理器具から包材、塗り物食器なんでも品ぞろえが半端ではない。日本製の上等な包丁を見つけ、ご自分用に購入されました。もっと時間があったらなあと思いつつ、かっぱ橋道具街を後にしました。
JoAnnさん、是非また近いうちに日本にいらしてくださいね。3日間本当にありがとうございました。
■アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


DITA Festaの2日目

2月8日、DITA Festaの2日目が行われました。
* 海外DITA最新導入事例 DITA Europe2012視察報告(インフォパース 関根さん)
* 制作現場目線で見たDITA/CMS ~導入を通しての気づき~(横河電機 針ヶ谷さん、情報システムエンジニアリング 小川さん)
* 汎用製品を活用したDITA導入事例(PFUソフトウエア 竹森さん)
* 制作手法のひとつとしてのDITA(クレステック 碓井さん)
* DITAユーザ交流会 2013年度活動報告(横河電機 針ヶ谷さん)
といったアジェンダでした。
どれも興味深い話を聞けたのですが個人的にぶったまげたのは、PFUソフトウエア 竹森さんのお話でした。
ワープロ専用機、DocBook、FrameMakerを経てDITA導入に至るまでの話が最初にあり、続いてシステム環境の紹介がありました。
マップの設計やトピックの管理はExcel、リポジトリはSubversion、執筆は汎用テキストエディタを使っているとのことです。汎用テキストエディタのマクロ機能をフルに使って、できるだけ効率よく間違いのないタグ付けができるよう工夫されています。アンテナハウスはXMetaLというDITAエディタを販売しているので、こういったお話はあまりうれしくないのですが(笑)、それにしてもそこまでやるか!と関心してしまいました。要所要所で金沢の名所の紹介とかもあり、とても楽しかったです。
セッション後、竹森さんと少しお話させていただきました。「いや~、結構泥臭いことをしているんですよ」と謙遜されていましたが、プロトタイプをできるだけ安価に構築したいと考えていらっしゃる方には、とても参考になったはずです。実際竹森さんと名刺交換されている方がたくさんいらっしゃいました。
それから最後のDITAユーザ交流会のご報告にはちょっと考えさせられました。メーカが制作会社に制作依頼するとき費用はどのように算定するのがいいのか、というのが交流会の中での大きなテーマのようです。たしかにトピック指向のDITAの場合、今までのブック指向のものとは別の考え方を導入しないといけないですね。これってけっこう大問題かも。


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