カテゴリー別アーカイブ: XML-DITA

DITA Europe 2014 / DITA-OT Day

おはようございます。海外営業グループからの報告です。

来たる11/17、18日にドイツのミュンヘンでDITA Europe / 2014 DITA-OT dayが開催されます。そして続く20日にはDITA-OT Dayが開催されます。アンテナハウスは今年も参加して参ります。

DITA Europe 2014では、オープンマイクの飛び入りステージでアンテナハウスは弊社で開発したPDF5を披露してくる予定でいます。USの営業担当と日本の技術担当が協力して、現在プレゼン資料を準備中です。発表は2人のコラボで行います。きっと注目を集めるであろうと期待しています。

    *「DITA Open Toolkit (DITA-OT)」は、DITA で記述された XMLインスタンスを出版するためのオープンソース出版システムです。

    * PDF5 はアンテナハウスが開発したサンプル DITA-OT プラグインです。ほとんどの DITA 1.2 仕様の索引機能を実装し『AH Formatter』を用いて、PDF を出力します。

    *「I18n Index Library」プラグインは、複数の「DITA-OT」プラグインから、「I18n Index Library」の機能を使えるようにした、独立した「DITA-OT」プラグインです。

続くDITA-OT Dayでは、プレゼンテータは主にDITA-OTの開発者で構成され、アジェンダによると、新バージョンのDITA1.3についての説明、その拡張機能、PDFプラグインのカスタマイズ等 より実践的なストーリーが聞けるだろうと期待されます。欧米で広く活用されているDITAの先端情報を得るため、日本からは技術担当が参加いたします。そして、日本でのDITAの啓蒙活動、普及促進活動、市場の活性化をはかるべく、得た知識を今後の開発に生かしてまいります。

アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


DITA 1.3 – Troubleshooting

2015年第1四半期目標のDITA1.3ですが、やはり目玉としてはトラブルシューティング記述の強化でしょう。いろいろなところから早く実装して欲しいという声が上がっていたものです。

まず新たな情報タイプ(トピック)としてのトラブルシューティングは当然として、その他にも既存のtaskトピックの中にトラブルシューティングをちょこっと書けたり、それからnote要素のtype属性に”trouble”という属性値が追加されるみたいです。

今までだってトラブルシューティングは(それなりに)書けたわけですが、こうしてセマンティックにきちんと記述できるようになるということは、後々のコンテンツ再利用にはうれしいですね。


DITA 1.3 – Branch filtering

DITA1.3の仕様がもうほぼ固まっているようですね。2015年第1四半期目標のようです。

https://www.oasis-open.org/committees/download.php/53798/Master_Presentation_14.pdf

これを見るとずいぶんと盛りだくさんの機能拡張が行われるようです。
個人的におもしろそうだなと思ったのは「Branch filtering」という機能です。

<topicref href=”parent.dita”>
 <ditavalref href=”conditions.ditaval”/>
 <topicref href=”child.dita”/>
 <topicref href=”child2.dita” audience=”abc”/>
 <topicref href=”child3.dita”/>
</topicref>

こんな感じで使うようです。

今まではDITAVALはビルド毎に1つしか指定できなかったと思うのですが、このサンプルを見るとどうやら部分的に別のコンディションを当てることができるみたいですね。
たとえば、グローバルフィルター(既存のDITAVALの機能)でLinuxに関する記述はすべて出力するように設定しておいて、今回追加されるBranch filteringの機能で、出力する情報をLinuxの特定のバージョンのものだけに(部分的に)絞り込む、というような使い方を想定しているみたいです。

まあ、きっとトピックの再利用性は高まるでしょう。使いこなせれば、ですけど…


第6回DITAコンソーシアムジャパン(DCJ) 総会報告

5月29日に富士ゼロックスさんのセミナールームにて、DITAコンソーシアムジャパン(DCJ)の第6回総会が行われました。
2014年度の最大の目標として「ユーザーの視点や価値観をDCJの運営に取り込み、DITAへの期待や信頼感を市場に訴求する」ということが決まりました。

今まではどちらかと言うと”ベンダーによるベンダーのためのDCJ”という色彩が強かった感があるのですが(意識的にそうしてきたわけではないです)、今後はもっとユーザー視点を取り込んだ運営をして行こうということですね。
「今までのマニュアルの作り方ではにっちもさっちも行かなくなる」という危機感を持ったメーカーさんの声をよく耳にするようになりましたが、そういった声をDCJの運営に反映できたらいいと思います。

それを可能にすべく、今年度よりDCJの理事会に日本電気さんと横河電機さんに加わっていただくことを決議しました。このことでDCJ運営のかじ取りが変わるかもしれません。乞うご期待を!
毎年開催されるDITA Festaですが、これを機により多くのユーザー企業さんに足をお運びいただきたいと思います。


多言語索引ライブラリ I18n Index Library

アンテナハウスは2月6日 I18n Index LibraryV2.2をリリースしました。

DITA DocBookのコンテンツから多言語索引を作成するための多言語索引で海外では人気商品です。国内でもDITAの普及に伴い、主にグローバル企業より問い合わせが多く、ご利用いただくお客様が増えてまいりました。このライブラリをDITA OT (Open Toolkit)に組み込んで、PDF, HTML, EPUB プラグインと共にご利用いただけます。PDF5を使ってDITAからXSL-FOへの変換処理を行いAH Formatterで最終的にPDF出力を行います。

PDF5はアンテナハウスが DITA-OT用に開発したプラグインです。DITA 1.2のindex 機能をほとんど実装しており、こちら(http://dita-ot.github.io/)から入手可能です。

DITA-OTはDITAのパブリッシングで、トピックをマップに従って組み合わせたり、間接参照を解決したりなど大量の事前処理をするためのツールキットです。こちら(https://github.com/AntennaHouse/pdf5)から入手可能です。

pdf5

今回のV2.2では次の強化を行っています。

1. 10言語を正式にサポート

Arabic, Bulgarian, Greek, Hebrew, Indonesian, Malay, Romanian, Slovak,
Thai Vietnameseの言語を新たにサポートしました。これによって現在次の31
言語をサポートしています。

Arabic, Bulgarian, Catalan, Czech, Danish, German, Greek, English, Spanish, Finnish,
French, Hebrew, Hungarian, Indonesian, Italian, Japanese, Korean, Malay, Dutch, Norwegian,
Polish, Portuguese, Romanian, Russian, Slovak, Swedish, Thai, Turkish, Vietnamese,
Simplified Chinese, Traditional Chinese

2. 派生言語コードの定義が可能

例えば ポルトガルなら pt, pt-BR, pt-PTをインデックス構成ファイルに定義することができます。

3.I18n Index LibraryをDITA OTのプラグインとしてリリース

アンテナハウス(海外サイト)
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http://rainbowpdf.com/


DITA Festa2013 Autumn

10月23日~25日の3日間にわたり、富士ゼロックスさんに会場をお借りし、恒例のDITA Festaが開催されました。

Dita festa 20131025

Dita festa 20131025

初日はNECさんのDITAへの取り組みの話があり、スモールスタートの導入期から普及期に至るまでのご苦労された点など、結構生々しい話が聞けて楽しかったです。今はまだCMSを導入されていないようですが、そろそろ導入しないとやっていけない時期に差し掛かっているようです。
続いてDITAユーザー交流会から、CMSは本当に必要なんだろうかといことを実証実験したという話です。こちらも非常に興味深い内容でした。やはり大規模な運用となるとCMSは必須のようですね。NECさんの話とも重なって、説得力がありました。

2日目はオーサリングツールの紹介がメインで、XMetaL、oXygen、smart.DITA for Confluenceが紹介されました。
やはり日常的に多くの方が使うツールですので、参加者の皆さんも真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
また弊社のAH Formatterの紹介もさせていただきました。

3日目は(おそらく)今回の目玉。DITA CMS製品の紹介です。Dante、Magillem Content Platform、NEXTDarwin、IXIASOFT DITA CMS、XDocs、SDL LiveContent Architectの6種類のプレゼンが行われました。1日でこれだけの製品の話が聞けるというのは、そうめったにあるものではありません。質疑応答にも熱が入っていました。

今までのFestaでは特定の製品紹介はあえて避けて来たのですが、多くのご参加者から「製品紹介が聞きたい」という声をいただき、今回の内容になりました。アンケートを拝見したところ「普段聞くことができないCMSについての話や製品比較ができて良かった」という感想が数多くありました。

また3日間にわたり「DITA入門講座」と称し、XMLとは何か?という話から始まって、DITAのコンテンツ再利用方法の話まで、つい最近DITAのことを知ったという方には絶好の企画もあり、こちらも非常に好評で「入門講座は非常に有意義だった」という感想をたくさんいただきました。

ほんとうにありがたいことだと思っています。ご参加されたみなさん、3日間お疲れ様でした。


XMetaL 8J(XMetaL日本語版)紹介セミナー 報告

8月30日にアンテナハウス、アートダーウィン主催、富士ゼロックス協賛でXMetal Author Enterprise 8Jの紹介セミナーを開催しました。
ほぼ満席状態となり、暑い中をご参加くださった皆様には感謝申し上げます。

最初のセッションでは「DITA入門」と題し、DITAの特徴、特にコンテンツ再利用の機能について力を入れてお話させていただきました。以前このブログでも触れさせていただきましたが、conrefやconkeyrefあたりの話ですね。
この機能を使いこなすことができたら立派なDITAマニアということになると思います。

2番目のセッションは「XMetaL V8 日本語版紹介」です。ここでも再利用の話をさせていただきました。
conrefやconkeyrefを使うためにどのような操作をするのか、というような説明をしたのですが、最後の最後、conkeyrefのデモでずっこけてしまいました。ご参加者の皆様、申し訳ありませんでした。
アンケートでも「もっとこうした方が良かったのでは?」というご意見を多数いただきました。少々反省しています。

最後のセッションは「XMetaL編集機能のカスタマイズ方法」です。実際の業務でXMetaLをより使いやすくするにはどうすればいいのか、というのがテーマです。
私も知らなかったのですが、C#でロジックを書ければXMetaLの挙動を相当大きくカスタマイズできるんですね。
ご参加いただいた方もカスタマイズにご興味をお持ちの方が大勢いらっしゃいました。

さて、肝心のXMetaL 8Jですが、ここ2~3日のうちに正式リリースされるとの情報が入っています。ご期待ください。

XMetaL 製品ページ(http://www.antenna.co.jp/xmetal/


conrefとconkeyref

DITAをご検討中のお客様からconrefとconkeyrefについてよく分からないというお話を聞きます。まあ確かにconrefはともかくとしてもconkeyrefはピンときませんね。
今日は両者の違いについて少し書いてみます。両方ともフラグメント単位でのデータ再利用の方法なのですが、どのような違いがあるのか…

たとえばソフトウェアのマニュアルに「[開く]をクリックします」と出力したいとき、この文字列をトピックファイルにそのまま書いてしまってもいいわけですが、そうするとこのソフトウェアをタブレット端末用に移植したとき、「クリック」をすべて「タップ」に変更しなければいけません。
DITAの場合大量のトピックファイルにこのような記述があるはずですので、けっこうきつい作業になりそうです。

そこでconrefの登場です。conrefを使った場合、次のように記述することになるでしょう。

<p>[開く]を<ph conref=”names.xml#concept_names/operation_click” />します</p>

つまり「クリック」という文字列を直書きせずに、<ph>要素を使って「names.xmlを見に行け」とするわけです。そして別途作ったnames.xmlに次のような記述をしておきます。

<ph id=”operation_click”>クリック</ph>

するとDITA Open Toolkitが自動的に「クリック」という文字列に差し替えてくれることになります。将来タブレット端末対応したときに上記を

<ph id=”operation_click”>タップ</ph>

と書き換えれば、マニュアル全体の「クリック」がすべて「タップ」に置き換わってくれるわけですね。
大変便利で手軽なのですが、1つ問題があります。それはトピックファイルに

<p>[開く]を<ph conref=”names.xml#concept_names/operation_click” />します<p>

このように”names.xml”というファイル名を直書きしなければいけない点です。将来このnames.xmlのファイル名を変える必要が出てきたときは…
想像するだけでも嫌になってしまいますね。

そこで次に登場するのがconkeyrefです。conkeyrefを使った場合、トピックファイルには次のように書くことになるでしょう。

<p>[開く]ボタンを<ph conkeyref=”COMMON_NAMES/operation_click/”>します。</p>

で、今度はマップファイルに次のような記述をします。

<keydef href=”names.xml” keys=”COMMON_NAMES” />

“COMMON_NAMES”という文字列をキーにして、マップファイル経由でnames.xmlを参照に行きます。conrefのときとは違ってnames.xmlというファイル名を(トピックファイルではなく)マップファイルに追い出すことができました。
こうすることで将来names.xmlというファイル名を変更する必要があっても、マップファイルだけ修正すればいいことになります。

お手軽で分かりやすいconref、ちょっと面倒だけれど将来も安心なconkeyref。どちらが正解ということではなく、うまく使い分けできるといいですね。
最近は諸事情で「本社が移転!」なんていうこともちょくちょくあります。マニュアルに記載する本社住所もconrefとかconkeyrefを使っておいた方が安心かも(?)


海外出展レポート AIA Spring Tech Pubs Workshop

AIA (Aerospace Industries Association) Spring Tech Pubs Workshop

このワークショップは改訂データや情報の配信に関わっている産業界、DoD(Department of Defense、国防総省)サービス、および他の防衛機関が、デジタル出版や最新の技術への移行や、武装システムと訓練データの伝達に対応できるように情報交換の場として設立されました。

このイベントは今までは大盛況で、政府機関の議員や軍事産業の代表者が参加しました。内容はほとんどいつも技術的なものでした。今年は、sequestration(強制歳出削減)で知られるアメリカ政府による大幅な経費節減で、政府関係、軍事関係の人が誰も参加しませんでした。参加者の人数はだいたい80人で、例年に比べ残念な状態でした。

AIAイベントはフロリダ州で開催されたわけですが、フロリダ州といえば、2001年にアンテナハウスが海外展示会初出展をしたXML Conference & Exhibitionが開催された場所でもあります。あれから12年、開発に開発を重ね、AH Formatterは世界中の1800社以上の企業で導入されている組版ソフトウェアとなりました。

5月はAH Formatter V6.1のリリースがあり、その直前のワークショップでしたので、完成度の高い新機能のサンプルを披露して来ることができました。

アンテナハウス海外サイト
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海外出展レポート CMS/DITA North Amrerica Conference 2013

この春アンテナハウスは2つのカンファランスに出展しました。4月にロードアイランドのプロヴィデンスで開催された Content Management Strategies/DITA North Americaと、五月にフロリダのクリアウォーターで開催された、2013 AIA (Aerospace Industries Association) Spring Tech Pubs Workshopです。

対照的だったのは、DITAイベントは確実に大成功だったのに対し、AIAイベントは参加者が少なかったことです。その違いは、一方はDITAに焦点を置いたカンファランスだったのに対し、一方は、S1000D(航空宇宙・防衛業界の国際的な技術文書仕様)に焦点を置いたカンファランスだったことです。S1000Dが、航空宇宙・防衛業界や、政府機関から指定された仕様である事に対して、DITAの導入は全く企業の選択で決められます。


CMS/DITA North Amrerica Conference 2013

DITAはまさにビジネス社会の要求を満たし、CMS/DITA North America conferenceは企業が、DITAを採用し続ける手助けをし、北アメリカにとどまらず、DITAは世界中に広まろうとしています。今年は世界17カ国から344名が参加。現在の世界的な経済情勢を考慮すれば、驚くべき実績ではないかと考えます。

4つのトラック、情報デザイン開発、テクニカルソリューション、マネジメント、先端テクノロジーで構成され、参加者にとってこれは非常に役立ちます。

このカンファファランスの最後のセッションでDITA-OT Panelが開催され、DITA-OT(DITA Open Toolkit)に関わっているキーパーソンが集い、OTの現在の状態、調査結果 そしてOTの今後についてディスカッションが行われ、大変興味深いものとなりました。(Robert Anderson (IBM Corporation) (DITA Technical Committee), Eliot Kimber (RSI Content Solutions)、 Frank Shipley (Componize Software)、Hal Trent (Comtech Services, Inc))

OTはボランティアによって支えられています。デフォルトのOTは多くの人が使うものですが、システムに組み込んでベンダーから提供されるツールキットもあります。OASISはDITA標準を維持管理しますが、OTに関わってはいません。基本的に3人の開発者がOTを開発しています。OTはSource Forgeにありダウンロード可能です。開発者はGithubを使っています。IBMが初期のコードを貢献、寄与しました。OTの開発やドキュメンテーションなどのボランティアは大歓迎です。Robertは、OTの開発に関わってきた観点から発言をし、EliotはOTのプラグインをビルドした経験を語り、Frankはベンダーとして、システムにOTを組み込んだ経験を、HalはOTのトレーニング教育について語りました。1つ問題なのはDITA OTを正式に管理する組織がないということ。このことはDITAの成功を左右する重大な問題だと考えます。本来の彼らの仕事がもちろん優先するストレスの中、少ない人数のボランティアが偉大な仕事をしています。

アンテナハウスはDITA Open Toolkit で使用する PDF出力用の新しいプラグインを用意しています。是非お試しください。

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