先日 Windows 10の April Update(Ver.1803) が公開されました。
弊社デスクトップ製品でも動作確認を行い、以下のページにて動作確認結果を公開しております。
https://www.antenna.co.jp/product/windows10.html
なお、古いバージョンの製品をお使いのお客様につきましては最新環境では動作保証外となることもございますので、この機会に最新バージョンの製品をお使い頂くことをお勧めいたします。
先日 Windows 10の April Update(Ver.1803) が公開されました。
弊社デスクトップ製品でも動作確認を行い、以下のページにて動作確認結果を公開しております。
https://www.antenna.co.jp/product/windows10.html
なお、古いバージョンの製品をお使いのお客様につきましては最新環境では動作保証外となることもございますので、この機会に最新バージョンの製品をお使い頂くことをお勧めいたします。
何を書こうかとこのブログを遡って読んでいたら面白かったです。
最初の投稿は2008年8月。
新ブログ: I love software! を開始しました。
もう10年近いんですね。
とはいえ、とくに面白いネタもひねり出せずに週末になってしまったので、今日のランチ紹介でも。
お昼にでるには少々歩くお店ですが。
BUCYO Coffee KAKO
入り口には謎の老人。
ランチメニューはこんな感じ。
ランチはこれにドリンクも付きます。
この15年くらいの間にすこしずつメニューが変わりお値段も変わりお店の名前も変わり…久しぶりにいったらお店の中が改装されて座席が増えていました。
変わるところは変えながら変わらずに在りつづけるのはすごいなあと。
帰り道途中の入れ替わりの激しいお店を眺めながら帰ってきました。
(馬肉屋さんができてた。)
Office 文書を PDF に変換した際、作成した環境では大丈夫だったのにPDF Server を使って PDF に変換すると文字化けが生じるとのお問い合わせを頂き、調べてみた所、興味深い結果が得られました。
ユーザーからの報告では、文書中でフォント「Times New Roman」が指定されていた「※(U+203B)」が PDF ファイル上では「□」と出力されていました。
そこで、調べてみるとこのフォント「Times New Roman」は、使用している Windows 環境によって、インストールされているフォントのバージョンが異なり、そのバージョンによっては文字コードに対応する字形を持たないものがあることが確認できました。
現象の原因は、PDFServer を動作させている環境にインストールされていたフォントが、文字コードに対応する字形を持たないことにありました。
文書を作成した環境では、文字コードに対応する字形を持つフォントがインストールされていたため、文字化けすることなく表示・印刷できていましたが PDFServer を動作させていた環境にインストールされていたフォントは対応する字形を持たなかったため、文字化けが生じておりました。
このように同じ名前のフォントがインストールされているからと言って、それだけで作成した文書が意図したように表示されるとは言えません。
この様に思ってもいないようなトラブルが生じることがありますので、フォントの扱いには、十分にご注意下さい。
カーニングとは、プロポーショナルフォント(文字ごとに文字の幅が異なるフォント)で文字同士の間隔を調節する技法です。これによって文字の並びに美しさと、読みやすさが生まれます。
カーニングの語源は伝統的な印刷手法である活版印刷に遡ります。
活版印刷は文字のはんこを並べて本を印刷する手法です。
活版印刷では文字幅を調整するために、はんこの側面から字が彫ってある部分を意図的にはみ出させていました。そのはみ出た部分を「カーン」と呼んでいたことがその語源です。
現在はDTPが普及して、活版印刷を行う企業も少なくなりました。
しかし数百年前から職人達は地道な努力を重ねて印字の並びの美しさを追求していたのです。
今日ではカーニングはワープロソフトなどでも設定できるようになり、文字列の美を追究するのもずいぶんと楽になりました。それでも、目視で文字の間隔を調整する能力はあるに越したことはないでしょう。
ワープロソフトなどで、レイアウト調整のために文字間を手動で調整することだってありますね。
たまにはカーニングのセンスを磨くゲームで
http://type.method.ac/
鍛えてみても良いかもしれません。
アナログ出版では、出版物は原稿素材ーレイアウトー印刷という工程で製作されます。そしてレイアウトはデザイナーの仕事です。それに対して、デジタル出版ではレイアウト処理という工程はソフトウェアによる自動処理となり、一般ユーザーには目に見えない神プロセスになります。このことは、先日、CAS-SUPPORTのブログで紹介しました[1]。
今日は、続きとしてWebによるデジタル出版とPDFによるデジタル出版との相違を考えてみます。
Webによるデジタル出版、すなわちWebページでは、素材はHTMLとして用意され、レイアウト指定はCSSとして用意されます。レイアウト指定は制作時に行うことになります。多くの場合CSSは、Webページ用に用意したものを調整して使います。こうして、デザイナーの仕事は大幅に変更になります。
HTML+CSSをレイアウト処理して画面に表示するのはブラウザの役割であり、レイアウトの指定とレイアウトの処理が異なるタイミング・異なるPC・異なるブラウザ環境で行われます。仮にデザイナーがデザインして公開前に動作を確認したとしても、ユーザーが持つ端末ではレイアウト結果が同じになるかどうかは保証されません。端末とブラウザの組み合わせによってはデザイナーが希望しないレイアウト結果になってしまっているかも知れません。
PDFによるデジタル出版ではAH Formatterのような自動組版ソフトを使うと便利です。AH FormatterはXMLやHTMLをPDFにする組版ソフトです[2]。特に、AH CSS Formatterは、HTML+CSSを可視化しPDFにできますので、AH Formatterが提供する機能はブラウザと似ています。
しかし、AH Formatterとブラウザには、本質的な相違が1つあります。すなわち、AH Formatterではレイアウト化・可視化処理をした結果をPDFにします。こうして作成されたPDFが配布されます。
PDFによるデジタル出版ではPDFは紙に印刷した結果と同じであり、レイアウト結果は完全に固定化されます。そして、ユーザーの画面上での表示結果が、予期しないレイアウトになることはありません。こうして考えますとPDFにより配布する方が送信側にも受け手側にも安心です。
ダイナミックなWebページに対してPDFはスタティックであると言っても良いでしょう。こうしてWebによるデジタル出版とPDFによるデジタル出版にはレイアウトの固定化という面では大きな相違があります。この相違は本質的なものなので、将来も変化していく可能性は小さいと考えます。
[1] デジタル時代のレイアウトは、ユーザーの目に見えない神プロセス
[2] AH Formatter
皆様、お早うございます。今回もCAS-UBの担当がやってきました。
さて、今回のお題は、最近、お客様から数回お問い合わせいただきました相互リンクの場合のIDの付与についてです。
【ご注意】
HTMLの世界では、同じ場所にID(id)を同時に付与できるのは一つのみ、同じHTMLファイル内でも同様です。CAS-UBもそのルールを踏襲しています(でないと、EPUBが作れませんので)。
CAS記法で、ユーザーが用語から用語説明に独自IDによるリンクを付けようとすると、以下のようになります。
本文ファイル:i01-00001.xhtml 探偵小説は[[[:#diphtheria ジフテリヤ]]]の血清に似ている。 ジフテリヤの血清をジフテリヤ患者に注射するとステキに利く。 用語説明ファイル:i01-0005.xhtml *--[[##u.i01-0001.diphtheria ジフテリヤ]]--ジフテリア(diphtheria)の意。\\ ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae )の感染によって生じる上気道粘膜疾患で…
ですが、この方法では、本文の「ジフテリヤ」から、用語説明「ジフテリヤ」へ移動はできても、その逆ができません。双方向に行き来させるには、CAS記法ではHTMLと同じく、相手へのリンク先と自分のIDを並べて記述します。
用語説明ファイル:i01-0005.xhtml *--[[##u.i01-0001.diphtheria|:#diphthria ジフテリヤ]]--ジフテリア(diphtheria)の意。\\ ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae )の感染によって生じる上気道粘膜疾患で… 本文ファイル:i01-00001.xhtml 探偵小説は[[##.u.i01-0005.diphtheria|:#diphtheria ジフテリヤ]]の血清に似ている。 ジフテリヤの血清をジフテリヤ患者に注射するとステキに利く。
ポイントは2つです。
ブラケットの扱いや、IDの後ろにリンクを付けてしまうなど、苦心している方は、ぜひご参考ください。
また、CAS-UBのサポート(cas-support@antenna.co.jp)までお問い合わせください。
その際、問題の出版物について、CAS-UBサポート(cas-support)を執筆者チームメンバーに追加(共有)していただくと、スムーズかつ的確にサポートを請けることが出来ます。
CAS-UBで有意義な電子書籍制作を!
『Antenna House PDF Tool API』(PDF Tool API)は、PDFファイルの情報取得やPDFファイルの加工・編集を行うライブラリです。
PDFに関するさまざまな処理機能を搭載しています。
文書情報やページ数などの情報取得、ページの挿入や削除、透かしの挿入、セキュリティ設定などのファイル加工、ページコンテンツのテキストや画像の削除、画像の最適化(ダウンサンプリング)といったページ編集処理が可能です。
2018年 5月 9日から 3日間の日程で開催される「第 27 回ソフトウェア&アプリ開発展」(通称 SODEC ) にアンテナハウスは今年も出展致します。
この中で、『Antenna House PDF Tool API』(PDF Tool API)をブラウザから呼び出して利用するデモを展示しております。
サーバ側には、サーブレット・コンテナ(Tomcat)、PDF Tool API の Linux(64bit)版一式をインストールしてあります。
クライアント側は、ブラウザとなります。
テキスト取得、テキスト追加、イメージ追加、墨消し追加の4つのモードから選択できます。
マウスをドラッグして、矩形を設定します。処理モード応じた領域が画面上に追加されます。
追加された領域は、拡大・縮小や移動が可能です。
追加された領域は、フォーカスを与えると、ツールバーが表示されます。ツールバーを使って設定が変更できます。
テキスト追加で配置した領域は、テキスト、注釈、透かしとして設定できます。
配置した領域にフォーカスを設定すると、ツールバーが表示されます。このツールバーの左から2番目のコンボボックスで変更します。
設定画面のスクリーンショットと、設定を反映したPDFのスクリーンショットです。
PDF Tool API PtlAnnotText, PtlAnnotPopup, PtlAnnots.append を使用します。
保存したPDFのプレビュー
PDF Tool API PtlParamWaterMarkText, PtlPDFDocument.appendWaterMark を使用します。
保存したPDFのプレビュー
イメージ追加で配置した領域は、イメージ、注釈、透かしとして設定できます。
配置した領域にフォーカスを設定すると、ツールバーが表示されます。このツールバーの左から2番目のコンボボックスで変更します。
設定画面のスクリーンショットと、設定を反映したPDFのスクリーンショットです。
PDF Tool API PtlParamDrawImage, PtlContent.drawImage を使用します。
保存したPDFのプレビュー
PDF Tool API PtlParamDrawImage, PtlAnnotStamp, PtlAnnots.append を使用します。
保存したPDFのプレビュー
PDF Tool API PtlParamWaterMarkImage, PtlPDFDocument.appendWaterMark を使用します。
保存したPDFのプレビュー
製品に関するご質問は
sis@antenna.co.jp(SYSTEM担当)
または
oem@antenna.co.jp(OEM担当)
まで、お気軽にお問い合わせください。
評価版のお申込
評価版のお申込ページ
『Antenna House PDF Tool API』(PDF Tool API)は、PDFファイルの情報取得やPDFファイルの加工・編集を行うライブラリです。PDFに関するさまざまな処理機能を搭載しています。
文書情報やページ数などの情報取得、ページの挿入や削除、透かしの挿入、セキュリティ設定などのファイル加工、ページコンテンツのテキストや画像の削除、画像の最適化(ダウンサンプリング)といったページ編集処理が可能です。
2018年 5月 9日から 3日間の日程で開催される「第 27 回ソフトウェア&アプリ開発展」(通称 SODEC ) にアンテナハウスは今年も出展致します。
この中で、『Antenna House PDF Tool API』(PDF Tool API)をブラウザから呼び出して利用するデモを展示しております。
サーバ側には、サーブレット・コンテナ(Tomcat)、PDF Tool API の Linux(64bit)版一式をインストールしてあります。
クライアント側は、ブラウザとなります。
PDFファイルをサーバへアップロードした後、ページの内容を表示します。
表示倍率を変更します。
表示ページを変更します。
テキスト取得、テキスト追加、イメージ追加、墨消し追加の4つのモードから選択できます。
アップロードしたPDFと、編集内容から、PDF Tool API を使用して、新しくPDFを生成します。生成後にPDFのダウンロードとなります。
テキスト取得、テキスト追加、イメージ追加、墨消し追加の4つのモードから選択できます。
マウスをドラッグして、矩形を設定します。処理モード応じた領域が画面上に追加されます。
追加された領域は、拡大・縮小や移動が可能です。
追加された領域は、フォーカスを与えると、ツールバーが表示されます。ツールバーを使って設定が変更できます。
選択した矩形内のテキストを取得します。
3つの領域を追加しています。上から順番に次のように設定しました。
テキストとして追加する。フォントサイズは24pt、文字色は赤。
イメージとして追加する。設定した画像はアンテナハウスのロゴ(PNG)。
塗りつぶし色は青。
PDF Tool API により、アップロードされているPDFと、3つの領域の内容を使って、新しくPDFを生成します。
ダウンロードされた PDF のスクリーンショットです。
文字列「あいうえお」(少しわかりにくいですが)、イメージ「アンテナハウスのロゴ」、「墨消し領域」が反映されています。
墨消しの設定により、領域内にある文字列「じゃがいも」から「好みで」までの文字情報はPDFから削除されます。
製品に関するご質問は
sis@antenna.co.jp(SYSTEM担当)
または
oem@antenna.co.jp(OEM担当)
まで、お気軽にお問い合わせください。
評価版のお申込
評価版のお申込ページ
oXygen XML Editor 20.0 の販売を2018年03月16日から開始いたしました。
oXygen XML Editor は先進のXMLオーサリング・開発機能とグラフィカルな編集プラットホームを提供し、世界各国で愛用されています。
Windows、Mac OS X、Linuxに対応し、ユーザーインタフェースには日本語版も用意されています。
oXygen XML Editor にはDITAで書かれた文章を、HTMLで構成された WebHelp(Webページ)に変換する機能を備えています。
例えば以下のように書かれたDITA文書を WebHelpに変換すると・・
ボタンひとつで、このようなWebページを作成することができます。
先ほどのDITA文書をPDFに変換することもできますよ。
こちらレイアウトにはアンテナハウスで開発した pdf5.mlを使用しています。
ひとつの文章から、Webページを作成したり、PDFを作成したり、色々なことができます。
oXygen XML Editor の WebHelpは最初からレイアウトのテンプレートが用意されているので、簡単にレイアウトを変更することができます。
例えば、空と雲をモチーフとしたレイアウト。
テクノロジーをモチーフとしたレイアウト。
もちろんスタンダードでシンプルな青色をモチーフとしたレイアウトもあります。
他にも色々なテンプレートが用意されています。
テクニカルな要素は増えますが、自分でテンプレートを作成することもできます。
テンプレートの作成方法(英語)
https://www.oxygenxml.com/doc/versions/20.0/ug-editor/topics/whr_publishing_template_contents.html
WebHelpはレスポンシブデザインで設計されているので、モバイル機器の表示にも対応しています。すごい!
ここまでくると、もはやエディタという感覚ではなく、システムという感覚に近いですね。
oXygen XML Editor 20.0 で追加された主な機能は以下です。
・・・などなど、これらが追加された機能の一部となります。(追加機能が多すぎて書ききれません!)
詳細はアンテナハウスのホームページをご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/oxygen/#v20.0
oXygen XML Editor はバージョンアップの度に、沢山の機能が追加されます。
こちらのページでは oXygen XML Editor 19.0 19.1 20.0 に追加された機能を紹介しています。
https://www.antenna.co.jp/oxygen/new-feature190-200.html
DITAやWebHelpに関する機能がとても充実していますね!
oXygen XML Editor に関してはアンテナハウスまで お問い合わせ ください!(oxygen@antenna.co.jp)
弊社の AH Formatter は世界中で愛用されている XML 自動組版エンジンですが、今回はちょっと違った使い方をしてみます。
ただマニュアルに書かれた使い方ではないので、あくまでも自己責任ということで…
MathML を画像ファイルや PDF にしたいという話はたまに聞くのですが、これを Formatter を使ってやってみます。
まず Formatter の GUI を立ち上げます。
ここに MathML で書かれたファイルをドラッグアンドドロップすると
こんな感じに可視化することができます。Formatter って MathML のビューアとしても使えるんですね。
最後にファイルメニューから「PDF出力」を選ぶと、表示されたままのイメージで PDF 保存できます。
GUI を使わずにコマンドライン インターフェースを使ってもできるみたいです。
ahfcmd -d sample.mathml -o sample.pdf
通常は MathML にリンクを張った XSL-FO を作って、それを Formatter にレンダリングさせなければならないのですが、XSL-FO を作らなくてもいいなんて、超便利。
繰り返しになりますが、公式な使い方ではないのでご注意を。