『HTML on Word』は、Wordで書いた文書の見出し、本文、画像や表などの内容をWeb形式に変換します。
本日は、『HTML on Word』のレイアウトについて説明します。
まず、変換に際しては、見出し、本文、表などをHTMLのタグに変換しますが、そのときWordで指定したレイアウトをすべて無視します。レイアウトは別途CSSをリンクして指定します。
『HTML on Word』にはCSSのサンプルが同梱されています。サンプルCSSは、インストール時にプログラムをインストールしたフォルダの中にコピーされます。デフォルトでは次のフォルダーです。
C:\Program Files\Antenna House\xhw10\CSS
V1.0に同梱されているCSSは次図に示すように6種類があります。
『HTML on Word』をアドインから使用するとき、CSSを指定するにはアドインの「指定したCSSを用いる」メニューをクリックします。
CSSを選択するダイアログが表示されるので、上記のフォルダの中から望みのCSSファイルを選択します。
次に、オリジナルのWordの文書と、各CSSを指定したときのレイアウトのサンプルを示します。
1.オリジナルWord文書
2.次は、変換後のHTMLをブラウザ(chrome)で表示した状態です。
(1) sample.cssを指定したとき
(2) sample-basic.cssを指定したとき
(3) sample-news.cssを指定したとき
(4) sample-simple.cssを指定したとき
(5) sample-thema-green.cssを指定したとき
(6) sample-thema-warm.cssを指定したとき
このようにCSSを変更することでレイアウトを好きなように変更できます。多くの場合、既にあるWebページ全体との調和を配慮して見栄えを変更したいと考えられます。このときは、いまのWebページのCSSを自分で用意して指定することになります。
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(1)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.1 予備知識
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◆前回:(38)『HTML on Word』の使用例(2)Wordで書いたマニュアルをWebページにする
◆次回:(40)『HTML on Word』の使用例(4)Webページの実例。Wordの機能との対応付け
◆シリーズ総目次
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