DITA Festa Kyoto 2016体験レポート

海外営業グループのメンバーです。今年1月の体験レポートに引き続き、先日3月8日(火)に京都・烏丸にて DITA Festa 2016 Kyoto が開催され、今回もアンテナハウス株式会社のひとりとして参加してきましたので、体験レポートをお送りいたします。今回私は企画立案や翻訳など様々な側面で携わることができました。

基調講演者としてアメリカ・テキサス州より DITA 仕様の第一人者でもあるエリオット・キンバー氏、および日本からはサトーテクノロジー株式会社 本田光東様をお招きしました。

キンバー氏からは、DITA をはじめて導入するにあたって必要な部分と不要な部分を見分け、スモールスタートを切るためのコツなどを、森と木という比喩を用いることで DITA 初心者の私たちにもわかりやすく解説していただきました。DITA はまだ日本では普及が遅く、DITA 移行に二の足を踏む企業が多いなかで、DITA 仕様作成者からのお話というのはとても貴重なものでした。

またサトーテクノロジー株式会社 本田様からは、実際に DITA 移行に踏み切るまでの経緯や悩みから、実際に運用してみて実務面で現場がどうなったのか、という新鮮な経験談を、視覚的にもわかりやすいスライドを駆使しながらご説明いただきました。

両氏の講演から、今回の DITA Festa のテーマである「 DITA はお気軽に」にふさわしく、気軽に DITA を始めてみるきっかけ作りが出来たのではないかと思います。

ところで 2015年12月から当日まで、私はエリオット・キンバー氏と、本イベントの企画や、キンバー氏とのやり取り・交渉・連絡・依頼・スケジュール管理、スライド翻訳などを黒幕?として担当してきました。この京都での講演会の翌週には、東京にて DITA コンソーシアムジャパンの会員様向けとしてキンバー氏による DITA 1.3 詳解ワークショップも開催されました。これらすべてのイベントが終了するまで、正直なところ私は1週間前から謎の胃痛に悩まされていましたが、最終日のワークショップの翌日には不思議とすっかり治っていました。自覚はしていませんでしたが、大きな責任とプレッシャーを感じていたのでしょう…無事終えることができ、また参加者の皆さまからもご好評をいただき、大きなやりがいを感じました。

講演いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、DITAコンソーシアムジャパン各位、およびその他ご協力いただきました皆様に、今回の成功を支えていただいたこと厚くお礼申し上げます。

今後も DITA Festa は順次開催されますので、ぜひ皆さまもご参加いただければ幸いです。

2016-4 dita festa kyoto

エリオット・キンバー氏による講演風景




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