本日、YahooのDITAユーザスにDITA1.2仕様のステータス・レポートが公開された旨のポストがありました。
○DITA 1.2 ステータス更新
http://dita.xml.org/resource/dita-12-feature-article-status-update
これをざっと見ますと、次のようになっています。
・2007年5月DITA1.1仕様の発行後、技術委員会のメンバーは1.2仕様に関する作業を行ってきた。
・DITA1.2仕様は2010年5月に技術委員会として投票を行い、委員会草稿(Committee Draft)となった。
委員会草稿は公式文書であり、OASISメンバーのレビューに廻っている。
レビュー期間:2010年7月7日~9月5日(60日間)
・その後、委員会はレビューのコメントと質問に回答し、委員会草稿改訂版を作成する。
改訂版は15日間のレビューに廻る。
すべてのコメントが解決するまでこのプロセスを繰り返す。
・完了したところで、投票、委員会仕様(Committee Spec)とする。
・委員会仕様は、全OASISメンバーの投票に掛けられる。
約1ヶ月で投票し、15%メンバーが投票し、否定ゼロであれば投票を通過する。
・2010年末にはDITA 1.2が標準となる見込み。
なお、DITA 1.2は既に安定した仕様となっており、多くのベンダーがサポートを始めている。できるだけ早く1.2仕様を積極的に活用して欲しい、とのこと。
日別アーカイブ: 2010年8月18日
DITA からePubを自動作成するオープンソース・プロジェクト
だんだんと電子書籍形式の主流になりそうなePub形式。iBooksのePubリーダは、7月下旬の1.1.0でエンハンストePub機能(音声、マルチメディアの埋め込み)がサポートされるなど、速いスピードで進化しています。現在は日本語テキストの表示機能はいまいちですが、iBookstoreで日本版電子書籍の取り扱いが正式に始まる頃には、多分、日本語テキスト表示も改善されるに違いありません。
ePub作りは、まだ、DTPで元ネタを作ってからというワークフローが注目されています。例えば、最近の「MdN」(2010年9月号)。しかし、これは非生産的。
XMLからePubを自動的に作り出すのは簡単ですし、本来、こちらが主流となるべきと考えます。
そういう意味でDITAのOpenToolKitのプラグインとして開発が進んでいる「DITA For Publishers」に注目。8月14日にV0.9.1が公開されました。
○「DITA For Publishers version 0.9.1」
http://sourceforge.net/projects/dita4publishers/