カテゴリー別アーカイブ: PDF Viewer

.NET Framework アプリケーションからPDF印刷

以前の記事でご紹介しましたが、「PDF Viewer SDK」を使うとPDFファイルを印刷するプログラムを開発することができます。

PDF Viewer SDKでPDF自動印刷
PDF Viewer SDKでPDF自動印刷(その2)

PDF Viewer SDK」ではC/C++言語APIの動的ライブラリ(DLL)をご用意しております。

しかしながら.NET Frameworkで開発されるお客様も多いようで、.NETからPDFファイルを印刷したい、という声もよく伺います。幸い.NET Framework にはDLLのネイティブコードを呼び出すプラットフォーム呼び出しP/Invoke)の機能があります。P/Invokeを利用すれば.NET Framework からPDFを印刷することができます。「PDF Viewer SDK」には、このようなサンプルコード “ApiPInvokeCSharp” を添付しておりますのでご活用ください。

ここで一点注意があります。このサンプルではWindowsフォームアプリケーションで標準的に利用されるSystem.Drawing.Printing名前空間を使用します。System.Drawing.PrintingWindowsフォームアプリケーション向けの印刷関連のサービスをまとめたもので、印刷ダイアログを表示したり、印刷先のデバイスを取得したりするのに利用します。

通常のデスクトップアプリケーションではこの方法で問題ないのですが、残念ながらSystem.Drawing.Printing 名前空間はサービスやASP.NETでの動作がサポートされていません。

 System.Drawing.Printing 名前空間

リンク先には、サービスやASP.NETから利用した場合動作が不安定になったりパフォーマンスの低下や実行時例外が発生するかもしれない、と書いてあります。これはWPFで利用される System.Printing名前空間も同様です。

サービスからサイレント印刷を行うようなプログラムを開発する場合は、この方法では問題があります。この場合にはちょっとしたコマンドラインをC/C++ APIで開発して.NETから呼び出す、もしくは、COMコンポーネントとして印刷機能を用意して呼び出すなどの工夫が必要になります。「PDF Viewer SDK」にも印刷コマンドラインのサンプルコード“ApiPdfPrint” を添付しています。こちらも併せてご活用ください。

以上、.NET FrameworkからPDF印刷する方法と注意点のご紹介でした。

詳しい機能についてぜひ製品ページをご覧ください。

製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/
評価版ダウンロードページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/trial.html


PDF Viewer SDK


暗号化されていてもPDFを開くときはご用心

暗号化されているPDFが送られてきてそのパスワードを知っていたら、作成者を信用して PDFを開いた後についつい不用心にPDFViewerの警告を無視していろいろと危ない操作をしてしまうかもしれません。しかし、2019年に、PDFのパスワードを知らないでもパスワードを変えずにPDFを色々と改変できてしまう脆弱性が発見されました(https://pdf-insecurity.org/index.html)

まだ脆弱性に対応していないPDFViewerもあるかもしれないので、外部からもらったファイルには細心の注意を払いましょう。


PDF Viewer SDK で簡単PDFビューア作成(8)

前回までで、印刷や保存やコピーを禁止したPDFビューアができました。
本日は、さらにユーザーが他のファイルをオープンできないようにして、指定したファイルだけ表示するようにしてみたいと思います。

●ファイルのオープンを禁止する

ファイルのオープンを禁止するには、まずオープンボタンを用意しないようにします。
下の画面は第5回までの記事で作成したPDFビューアからオープンボタンを削除したPDFビューアです。

これでボタンからオープンはできないのですが、SDKの2つのコントロールPDFPageViewCtrlとPDFThumbnailCtrl は、標準でファイルのドラッグ&ドロップを受け付けPDFをオープンするようになっています。

ドラッグ&ドロップでのオープンを禁止するには、第5回で紹介したドラッグ&ドロップ用のイベントハンドラを実装することで行います。

ここでは、DragDropFilesイベントのイベントハンドラを実装します。
Visual StudioのフォームデザイナーでPDFPageViewCtrlのプロパティを開き、イベントの画面で「DragDropFiles」を探して、右の空欄部分をダブルクリックします。

イベントハンドラの雛形コードが生成されますので、以下のように実装します。

    private int pdfPageViewCtrl1_DragDropFiles(string[] files)
    {
        return 0;
    }

このコードは、既定の動作(PDFファイルのオープン)を上書きし、何も処理を行わないようにします。これでアプリケーションにファイルがドラッグ&ドロップされてもオープンできなくなります。

PDFThumbnailCtrl もドラッグ&ドロップが可能ですので、DragDropFilesイベントのイベントハンドラを同じように実装してオープンできないようにします。

あとは、コントロールのOpenDocumentメソッドで、アプリケーションの起動時などに、表示したいPDFファイルをオープンするようにすれば、特定のファイルしかオープンできない閲覧専用のPDFビューアを作成することができます。

以上、「Antenna House PDF Viewer SDK」を利用した閲覧専用のPDFビューアの作り方のご紹介でした。

詳しい機能についてぜひ製品ページをご覧ください。

製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/
評価版ダウンロードページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/trial.html

PDF Viewer SDK で簡単PDFビューア作成(7)

前回に続いて、印刷や保存やコピーを禁止したPDFビューアの作り方を紹介していきます。
本日はPDFの編集(注釈やページの入れ替え)や内容のコピーを禁止する方法を紹介します。

●PDFの編集やコピーを禁止する

PDF Viewer SDK で提供しているコントロールは、PDFファイルで制限されていなければ、注釈やページの編集、テキストのコピーができます。

保存ボタンを用意しなければ保存はできないのですが、編集もできないように制限したいところです。この動作はコントロールのCtrlStyleプロパティで変更できます。

〇読み取り専用モード

コントロールを読み取り専用にするには、CtrlStyleプロパティにAGCS_READONLYを指定します。

public Form1()
{
      InitializeComponent();

      pdfPageViewCtrl1.CtrlStyle |= (int)AvsCtrlStyle.AGCS_READONLY;
      pdfThumbnailCtrl1.CtrlStyle |= (int)AvsCtrlStyle.AGCS_READONLY;
}

PDFPageViewCtrl では、注釈の移動や削除、注釈の属性の編集などができなくなります。注釈を選択して右クリックメニューから開くプロパティダイアログでは、通常は線のスタイルや色を編集できますが、読み取り専用時にはプロパティが編集できません。

右クリックメニューから注釈のプロパティを開く

プロパティダイアログ

また、PDFThumbnailCtrl では、右クリックメニューでカット&ペーストや新規ページ挿入などのページ編集ができなくなります。

〇プレビューモード

読み取り専用モードにすることで編集はできないようになりました。しかし、読み取り専用モードでは PDFPageViewCtrl でのテキストはコピーできます。

テキストをコピーできないようにするには、AGCS_PREVIEWMODEを指定します。

      pdfPageViewCtrl1.CtrlStyle |= (int)AvsCtrlStyle.AGCS_PREVIEWMODE;
      pdfThumbnailCtrl1.CtrlStyle |= (int)AvsCtrlStyle.AGCS_READONLY;

プレビューモードでは注釈も選択できなくなりポップアップ注釈も開きません。
これで編集やコピーを禁止することができました。

CtrlStyleプロパティを使うと、この他にも注釈を非表示にしたり、オープンアクションを実行しない等の制御ができます。

次回は、ユーザが他のファイルはオープンできないようにしてみたいと思います。

詳しい機能についてぜひ製品ページをご覧ください。

製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/
評価版ダウンロードページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/trial.html

PDF Viewer SDK で簡単PDFビューア作成(6)

PDFは表示させたいけれど、その内容は印刷されたり保存されたりコピーされたくない、という場合は多いようです。

今回は、印刷や保存やコピーを禁止したPDFビューアの作成方法をご紹介したいと思います。
「Antenna House PDF Viewer SDK」を利用したPDFビューアの作成方法は、以下の記事を参考にしてください。

●印刷や保存を禁止する

次の画面はSDKに付属するサンプルビューアAvsDotNetGuiCtlSampleのソースコードをVisual Studioのフォームデザイナーで開いたところです。

赤枠部分がSDKで提供しているWindows Formコントロールです。それ以外のメニューやボタンはサンプルビューア側で用意しています。

その動作もサンプルビューア側で実装されています。たとえば、印刷メニューが選択された場合はそのイベントハンドラで印刷メソッドPrintDocumentを呼び出します。

private void printMenuItem_Click(object sender, EventArgs e)
{
      pdfPageViewCtrl1.PrintDocument(true, "", 0, 0, 0, 0, 0, 
           AvsPrintOrientation.APO_AUTO, AvsPrintPageScaleMode.APS_SHRINKTOPAPER, 
           true, 1, false, "", 0);
}

最初の引数では、コントロール側で実装ずみの印刷ダイアログを表示するようtrueを指定しています。

実は、印刷や保存を禁止するのは簡単で、単にこのようなメニューやボタンなどのGUIを用意せず、印刷などの処理を呼び出さなければよいのです。そうすればアプリケーションのユーザは操作を行うことができません。実際、第5回までの記事で作成したPDFビューアは、印刷や保存ボタンを用意していませんので、印刷や保存ができません。

では、ショートカット・キーはどうでしょうか。

ショートカット・キーもサンプルビューア側でメニュー項目に割り当てています。以下はForm1.cs ファイルのForm1コンストラクタの冒頭付近のコードです。

printMenuItem.ShortcutKeyDisplayString = "Ctrl+P";
printMenuItem.ShortcutKeys = Keys.Control | Keys.P;

ショートカット・キーもこのような割当を行わなければアプリケーションのユーザは操作ができません。

以上のように、コントロールの機能をアプリケーションから呼び出せないようにすることで、印刷や保存の制限は簡単にできます。

それでは、PDFの編集(注釈やページの入れ替え)や内容のコピーを禁止するにはどうすればよいでしょうか。これはまた次回にご紹介したいと思います。

詳しい機能についてぜひ製品ページをご覧ください。

製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/
評価版ダウンロードページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/trial.html

【SODEC2020春】第29回ソフトウェア&アプリ開発展 に出展【2020/03/23追記 開催延期のお知らせ】


2020年4月8日(水)〜10日(金)に東京ビッグサイトにて開催予定でした「第29回 Japan IT Week春」は、開催延期となりました。

「第29回Japan IT Week春」開催延期のご連絡 – Japan IT Week 事務局
以上2020/03/23追記


2020年4月8日から開催される「第29回 ソフトウェア&アプリ開発展【SODEC2020春】」にアンテナハウス株式会社は出展致します。

例年は5月開催のところですが、オリンピックの関係で開催時期が1か月早まりました。
今年は春の訪れも早いようなので、いつもより少しだけ厚着でと出展の準備をしてきましたが、ご存じのような事態となっています。
「自粛」「辞退」と気持ちは揺れるところですが、ひと月先は誰にも予測できない状況であれば、
予定通りの開催を前提に粛々と準備を進めるだけと決め、出展のご案内をいたします。

今年も目玉は「PDF技術」。
PDFの作成から閲覧や加工・編集、そしてPDFの再利用を目的としたツールをご紹介いたします。
PDFは様々なドキュメントから変換して閲覧できることで普及してきましたが、それだけではありません。
くっつけたり離したり、書き込んだり取り出したりとお望み通りの加工・編集が可能です。
こんなことが出来ないかなとか、出来たらいいなといったご要望があればご相談に乗ります。
また、もうひとつの目玉として、ドキュメント作成の「省力化による働き方改革」を目的とした「自動組版」の提案です。
XMLなどの構造化文書の作成や大量の文書変換などのお手伝いをいたします。
ぜひともアンテナハウスブースへお立ち寄りください。

■ ご紹介製品

  • PDF Tool API
    ページ結合・分割、しおり・注釈編集などのPDF 加工機能を行うAPIです。
    ブラウザからの呼び出しで利用できるデモを会場で実施します。
  • AH Formatter
    今年20周年を迎え、2月に新バージョンを発売したXML自動組版エンジンのパイオニアです。
    日本語組版など多くの拡張機能により商品レベルの書籍組版ができます。
    また、多言語のドキュメントを大量に高速処理することで、組版の省力化を実現します。
  • Office Server Document Converter
    Microsoft Officeがインストールされていない環境でも、Word/Excel/PowerPoint等の文書をPDFや各種画像ファイルへダイレクト変換するライブラリです。
    パブリッククラウドでオフィス文書の変換を検討している皆さん、ライセンス問題はこれで解決です。
  • PDF Driver
    GDI 型の仮想プリンタドライバと、これを制御する付属APIのセット製品です。
  • PDF Server
    サーバ上で画像データやMSOffice文書からPDFを生成し、イントラネットで配信したり、各種グループウェアへ自動登録を行う開発不要のサーバソリューションです。
  • PDF Viewer SDK
    PDFの表示と編集の専用アプリケーション開発用ライブラリです。

■ 展示会詳細とアンテナハウスブース

会期: 2020年4月8日(水)~4月10日(金)
10:00~18:00(10日のみ17:00終了)
場所: 東京ビッグサイト 西展示棟
★アンテナハウスブース: 西 9-31

さて、新型コロナウイルス関連肺炎について、主催事務局ではWHO(世界保健機関)および厚生労働省のガイドラインに沿って対策を実施します。

3月3日現在予定している会期中の対策は、以下の通りとなります。

  • 出展社及び来場者に対してマスク着用のお願い
  • 全入口ゲートに手指消毒液を設置
  • 全入口ゲートでサーモグラフィーによる体温測定を実施
    37.5度以上の場合、問診票への記入を実施し、医師または看護師との面談の上、入場をお断りする場合がございます。
  • 咳エチケットと頻繁な手洗いを奨励する看板の設置
  • セミナー会場の入口を常時開放し、換気を実施
  • 医師・看護師の常駐および救護室の設置

予断を許さない状況ですが、皆様のご来場をお待ちいたします。


「ソフトウェア&アプリ開発展【秋】」(通称 SODEC ) 出展

2019年10月23日から開催される「ソフトウェア&アプリ開発展【秋】」(通称 SODEC ) にアンテナハウスは今年も出展致します。

PDFの作成から閲覧や加工・編集しPDFの再利用を目的としたツールをご紹介いたします。PDFは作って見るだけではありません。くっつけたり離したり、お望み通りに加工・編集が可能です。
こんなことが出来ないかなとか、出来たらいいなといったご要望があればご相談に乗ります。
他にもXMLなどドキュメント作成や変換などのお手伝いをいたしますので、ぜひともアンテナハウスブースへお立ち寄りください。

■ ご紹介製品

  • PDF Tool API
    ページ結合・分割、しおり・注釈編集・セキュリティ付与などのPDF 加工機能を行うAPIです。
    ブラウザからの呼び出しでの利用方法をデモします。
  • AH Formatter
    XSL-FO を忠実に実装し、日本語組版など多くの拡張機能で商品レベルの書籍組版ができます。
  • PDF Driver
    GDI 型の仮想プリンタドライバと、これを制御する付属APIのセット製品です。
  • Office Server Document Converter
    Microsoft Officeがインストールされていない環境でも、Word/Excel/PowerPoint等の文書をPDFや各種画像ファイルへダイレクト変換するライブラリです。
  •  PDF Server
    サーバ上で画像データやMSOffice文書からPDFを生成し、イントラネットで配信したり、各種グループウェアへ自動登録を行う開発不要のサーバソリューションです。
  • PDF Viewer SDK
    PDFの表示と編集、印刷のコントロールを行う専用アプリケーション開発用ライブラリです。

■ 展示会詳細とアンテナハウスブース

「ソフトウェア&アプリ開発展【秋】」
会 期:2019年10月23日(水)~2019年10月25日(金)
10:00~18:00(25日のみ17:00終了)
場 所:幕張メッセ
展示製品: https://www.antenna.co.jp/system/
★アンテナハウスブース:14-25


PDF Viewer SDKで簡単PDFビューア作成(5)

~イベント処理~

以前の 記事 で、PDF Viewer SDK の PDF 表示とサムネイルの二つのコントロールの同期を取るために、一方でページを移動したらもう一方も同じページに移動するイベント処理をご紹介しました。

このようなイベント処理を実装する方法を詳しく教えてほしいというリクエストを頂きましたので、本日は画面操作を交えてご紹介します。

まず、Visual Studio のフォームデザイナ上で PDFPageViewCtrl を選択してから「プロパティ」タブを開き、タブの上部にある「イベント」ボタンをクリックします。

pdfviwer01

すると各種イベントが並んだ画面が表示されます。PDF ビューアーコントロール特有のイベントは「その他」に表示されます。

pdfviwer02

ここでは、DoAction イベントを実装してみます。このイベントはリンク注釈をクリックしたときに発生するイベントです。

まずプロパティの DoAction イベント右の空欄部分をダブルクリックします。するとコードエディタに画面遷移し、イベントハンドラの雛形コードが挿入されます。

 private int pdfPageViewCtrl1_DoAction(AvsActionType actionType, string data)
 {
        return default(int);
 }

「プロパティ」タブを確認していただくと、DoAction イベントには挿入されたメソッドが登録されていることが分かります。

pdfviwer03
これで準備はできました。あとはイベントハンドラの雛形を実装するだけです。

イベントハンドラには、イベントに応じて予め定義された引数があり、イベントに関する必要な情報が渡されます。DoAction イベントでは発生したアクションのタイプ、リンクをクリックした場合の URL 等のデータが渡されます。イベントハンドラはこれらのデータを使って必要な処理を実装していきます。

ここでは、アクションを実行する前に確認ダイアログを表示するようにしてみます。
「いいえ」ボタンを押した場合は、その後のアクション実行を行わないように戻り値 0 を返すようにします。

下記のコードを入力してください。

private int pdfPageViewCtrl1_DoAction(AvsActionType actionType, string data)
{
     if (actionType == AvsActionType.AGAT_LAUNCH 
|| actionType == AvsActionType.AGAT_URI 
|| actionType == AvsActionType.AGAT_INTERNALFILE)
     {
           String msg = String.Format("{0}を開こうとしています。よろしいですか?", data);
           if (MessageBox.Show(this, msg, "", MessageBoxButtons.YesNo) == DialogResult.No)
                return 0;
            }
            return 1;
      }
}

これでイベントハンドラの実装は終了です。

あとはこのコードをビルドして実行するだけです。
実際に実行してみると、コードのとおり確認ダイアログが開きました。

pdfviewer04-3

以上、イベント処理の実装方法のご紹介でした。ご参考になれば幸いです。

詳しい機能についてぜひ製品ページをご覧ください。
製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/

評価版ダウンロードページ:
https://www.antenna.co.jp/pdfviewersdk/trial.html


人手不足時代と自動組版「屋」

~ 最近の人手不足動向と人材募集を交えて~

さる8月23日、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)が主催する「JAGAT Summer Fes 2019 (夏フェス 2019)」に参加してきました。
会場は東京メトロ丸の内線中野富士見町駅から徒歩数分。
路線図的には「この先行き止まり」になる典型的「私鉄沿線」の駅前商店街の風景は、雨上がりの残暑がよくお似合いでした。

「人手不足時代と自動組版 ~最近のXML動向と事例紹介を交えて~」と題したミニセミナーは、21名の方に聴講いただきました。ブースにお立ち寄りくださいました方もあわせて、お礼を申し上げます。

ミニセミナーの主題の一つ「人手不足」の実情について調べるにあたり、井戸端会議的な個人の感想や愚痴話ではない客観的なデータを探す中で面白い資料を見つけまして、少々古いですが参考にさせていただきました。

発行元は、経済産業省 大臣官房 調査統計グループ 経済解析室。
いかにも信頼性のありそうな肩書で、題名は「いわゆる人手不足業種の背後にあるものは何か?」

経済解析室が作成する、各産業の生産活動指数(アウトプットレベル)と、求人数(厚生労働省「一般職業紹介状況」)や雇用者数(総務省「労働力調査」)のデータを用いて、業種を8つのカテゴリーに分けて、「人手不足」の背景事情について分析を試みました(以上引用抜粋)。というもので、興味のある方をご覧ください。
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20171117minikeizai.html

いわゆる「人手不足」で話題に上りやすい代表的な業界では、

  • 飲食サービス業、介護事業
    売上上昇に伴い、雇用者数を増加させているがまだ足りず、求人意欲(率)が上昇している、「頭数不足」グループ。
  • コンビニ(小売店)
    売上が上がっているにもかかわらず、雇用者数は減少しており、求人意欲(率)が上昇している、掛け値なしの「人手不足」グループ。

なるほどと頷けます。

今回のセミナーを主催する印刷業界は、

アウトプットレベル(売上)が下落し、それ以上に雇用者を減少(求人率を低下)しているため、一見労働生産性が上がり、人手が不要になっているように見える 「縮小高稼働」グループ。ベテランの踏ん張りに支えられているから確かに労働生産性は高いですが、後の無い崖っぷち状態。

それでは、我らが所属する情報サービス業といいますと、

生産性が下がっているのに、求人率も下がっている。生産に対して雇用者を増やし過ぎの「実は人余り」グループ。

ちょっと待ってください。
「2025年の崖」問題とあわせて、IT人材不足は深刻で、このままでは2025年時点で43万人規模の不足が生じると予測されていたのでは?
もっとも、毒舌で有名な某業界誌編集者などは、不足しているのは必要とされている人材だけで、「ぼーっと生きてきた」技術者は・・・・・、とおっしゃっているようです。

そうでしたか、一極集中と寄らば大樹の陰でしたか。
であれば、来たれ「未来を創るエンジニア」!

ということで、人材募集広告でした。


アンテナハウスでは、未来を創るエンジニアを募集中です!

■ アンテナハウスは、さらなる発展のために、エンジニアを募集中です。

自社のソフトやサービスの開発です。派遣はありません。
ワークライフバランスの面では、残業も少なく、アンテナハウスに転職してきた若手が、「以前の会社は残業が多くてブラック企業。そこに比べれば、ここは天国」というほどです。
新卒、第二新卒、経験者、いずれも募集しています。
勤務するのは、東京、名古屋、長野県伊那市のいずれかになります。名古屋や伊那に、Iターン、Uターンで転職してきた人たちもいます。
後述の分野でのプログラミング経験がなくても、ソフトウェア開発の情熱があれば歓迎します。
もちろん、これらの分野でのプログラミング経験をお持ちの方は大歓迎です。
C++, Java、Scala, C#, JavaScript, Python, PHPなどの開発経験があれば、なおよいです。
プログラミングだけではなく、企画や設計もできるエンジニア、プロジェクトリーダーとしても活躍できるエンジニアも募集中です。

■ アンテナハウスと製品・サービスについて

アンテナハウスはPDF関連ソフト、XML組版ソフトなどのパッケージ製品を開発し、日本国内及び海外に販売しています。電子書籍制作サービス、その他のクラウドサービスなどの事業にも積極的に取り組んでいます。
アンテナハウスは、世界に通用するソフトやサービスの開発をモットーに、30年以上、着実に実績を重ねてきました。

会社案内:設立30周年記念パーティー/社員総会の模様

「瞬簡PDF」シリーズは、PDFを自在に使いこなすためのPC向け製品として、一般ユーザ以外の、官公庁、大企業にも数多くお買い上げいただいております。

PDFならアンテナハウスの『瞬簡PDF』シリーズ!

一般ユーザ向け製品以外のプロ向けのシステム製品でも、数多くの実績があります。

ソリューション・システムコンポーネント製品情報

  • 多国語かつ高品質のPDF文書を自動生成する「 Antenna House Formatter
    XSL-FO/CSSスタイルシートにより、XMLとHTMLをサーバー上で高速にPDFに変換!
  • Microsoft Officeなしで、Office文書をPDFに変換する「Office Server Document Converter
    マイクロソフト・オフィスを使わずに、サーバー上でエクセル、ワード、パワーポイント・ファイルをPDFにダイレクト変換。
  • PDFを加工・編集するソフトを作るときは、「PDF Tool API
    PDFファイルが持つ情報を取得したり、PDFファイルの加工・編集を行うライブラリ
  • PDFリーダー、ビューアを作るときは、「PDF Viewer SDK
    アクロバットやアドビリーダーは、必要ありません!
  • PDFを出力するソフトを作るときは、「PDF Driver API
    Office文書のPDF出力プログラムをかんたん作成!

中でも、Antenna House Formatter は、日本の大企業、官公庁のみならず、欧米の政府系機関、宇宙航空産業、自動車産業、金融機関に多数採用されている世界的に著名なソフトです。
日本の国税庁に相当するアメリカの内国歳入庁(IRS)にも採用され、アメリカの2億人を超える人たちに配られる税金関係の書類の作成には、Antenna House Formatter が日々使われています。

このほかにも、ウェブアプリケーションの開発、iOSやAndroidのアプリ開発も盛んです。
ウェブアプリの一例は、学会誌の自動生成と配信システム、電子書籍の編集と自動生成システムです。

電子出版サービス

電子文書の保存ソリューションやPDFに電子署名やタイムスタンプを付与/検証する製品も開発しています。

e-文書・証憑/スキャナ保存 ScanSave
PDF電子署名:長期署名PAdESライブラリ
XML電子署名:長期署名XAdESライブラリ

■ ぜひ、一度、お問い合わせください

採用情報について、詳しいことは、
採用情報
新卒採用情報
経験者採用情報
をご覧ください。

アンテナハウスについては、
会社案内:会社概要
をご覧ください。

アンテナハウス製品については、
アンテナハウス
をご覧ください。

多くの方の応募をお待ちしております。ぜひ、一度、お問い合わせください。


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