Microsoft Officeの文書などをPDFにするケースは大変多いと思いますが、WebページをPDFにして保存しておきたいことは結構あるのではないでしょうか。
WebページをPDFにして保存しておくことで、オフラインで見ることができます。PDFですのでパソコンのほか、スマートフォンやタブレットPCでもオフラインで見ることができます。
また、Webの情報は更新が早かったり、以前のページをもう一度見たいと思っていても、ページがなくなっていることもあるので、PDFにして保存しておくと、いつでも当時の情報を見ることができます。
アンテナハウスのデスクトップ製品で、文書ファイルなどからPDFを作成するソフトは
・瞬簡PDF 作成 5
・瞬簡PDF 編集 3.1
の2製品があります。このソフトはどちらも「Antenna House PDF Driver 5.0」を同梱しており、高品質なPDFを作成することができます。
Microsoft Officeの文書はプログラムの画面にドロップしたり、リストに登録して一括作成したりすることで、簡単にPDFを作成できますが、Webページの場合、Webブラウザでページを表示して、「印刷」メニューから「Antenna House PDF Driver 5.0」をプリンターの変わりに選択して印刷を行なうことでPDFを作成できます。
画像の品質や出来上がりのファイルサイズ、フォントの埋め込みなどPDF作成の内容は「Antenna House PDF Driver 5.0」の印刷設定で指定できますが、ページをどのように印刷するかは、ご利用になるWebブラウザにより異なります。
MicrosoftのInternet Explorer 9(IE9)は、画像や背景など設定により比較的表示されているページのイメージを再現して印刷できます。
また、便利な機能としてブラウザ上で必要な箇所を選択した状態で、印刷メニューを実行して、「ページ範囲」設定項目で「選択した部分」を指定すると、選択した部分のみを印刷することができ、広告部分やメニューなど本文に関係ない箇所を除いて印刷することができます。
もちろん、プリンターに「Antenna House PDF Driver 5.0」を選択すれば、同様に選択部分のみをPDFにします。
Google Chromeでは印刷設定のカラー設定項目で、カラーまたは白黒を選択することができます。白黒で印刷したいPDFを作成したり、電子書籍端末などに使われている白黒表示の電子ペーパーで見るデータの作成にはよさそうです。
ただし、Google Chromeから印刷でPDFを作成した場合、テキストがアウトライン化され、文字としてPDFに埋め込まれないようです。ですので文字の検索や、文字を選択してコピーするなどができなくなります。
また、現在のバージョンでは背景などに埋め込まれている画像を印刷できないようです。
「Antenna House PDF Driver 5.0」でPDF作成する場合、通常の設定では出力するPDFにファイル名を設定して保存するダイアログが表示しますが、この時 IE9 では表示しているURL(アドレス)を短縮した文字が自動で入力された状態になります。
Google Chromeでは表示しているページのタイトルが入力された状態になります。
ファイル名は自分で変更できますが、自動でページタイトルが入力されているほうが便利だと思いました。
それぞれ一長一短がありますね。