11月4日~5日の二日間にかけて恒例のDITA Festaが開催されました。今回のテーマは「DITAによる制作環境とプロセスの構築」です。
初日はドイツのSAPの導入事例紹介の他、アートダーウィンさん、YAMAGATA INTECHさん、アンテナハウスの3社がそれぞれ提供しているDITA関連サービスの紹介を行いました。
この中でやはり目玉はSAPの事例でしょう。CCMS選択のための評価基準やそのプロセス、既存のCMS環境からのマイグレーション方法、競争力維持のためのフレキシブルなコンテンツ制作環境と、翻訳への展開やそのプロセス統合などの話がありました。
DITA導入によって、130万ファイル以上のオブジェクトから、1日に12,000以上の成果物を生成しているんだそうです。また導入にあたっては、300人以上に対して教育、役割の定義、サポートやコミュニケーションチャネルを設定したとのこと。
PDFやEclipse、DHTML、CHM、etc..を生成しているようでした。
ここまで大規模な導入事例だと、日本国内の「スモールスタートで行きたい」と考えていらっしゃる企業さんにはちっとも参考にならないのではないかと、かえって心配になってしまったのですが、みなさん最後まで真剣に耳を傾けていらっしゃったのが印象的でした。
この日の最後のセッションはアンテナハウスのDITA関連サービス紹介です。OT用プラグインPDF5のカスタマイズサービスの話を中心に、40分ほどサービス内容や事例の話をさせていただきました。
DITA導入でお悩みがあるようでしたら、いつでもご連絡ください。
営業グループ 小林具典 guten@antenna.co.jp