カテゴリー別アーカイブ: コラム

CAS-UB:章見出しのPDF用CSSレイアウトカスタマイズ

皆さん、こんにちは。CAS-UB 営業担当です。

CAS-UB成果物の出力レイアウトは、予めテーマとして用意されているものから選択します。さらにそれをカスタマイズできます。今回はCAS-UBのPDFレイアウトカスタマイズとして「章見出し」のデザインをCSSでカスタマイズした事例を紹介します。

章タイトルをCSSでデザインする

PDFのレイアウトをカスタマイズするには、専用のCSS「styleset-pdf.css」ファイルが必要です。
先ずは空っぽのCSSファイルを作成しましょう[1]

章見出しのつくり

章見出しのレイアウトを変更するには、章見出しがどのようなレイアウト構成を持っているかを事前に把握しておく必要があります。

下の図を見ながら確認しましょう。

CAS-UBの記事編集画面の上部には、「タイトル」欄と、その横に「記事の種類」リストが並んでいます。

記事の種類が「本文:章」となっているとき、「タイトル」欄に挿入されているテキストがPDF出力したとき、「章見出し」になります。

次にCSSの構成を見ていきます。

EPUBに限らずPDF出力でも、「章」と設定されたタイトルには、デフォルトで「章番号」が付与されます(CAS-UB 生成画面より、PDFの「レイアウト設定」画面で変更が可能)。章番号を見出しに出す場合、これもCSSでカスタマイズすることができます。

PDF出力の場合のCSS属性は下記のとおりです。

項目 クラス属性 分類
章タイトル s-title-level1 ブロック
章番号 s-title-level1-number インライン
章タイトル・テキスト s-title-level1-text インライン

単純なものならば、この3つのクラス属性についてCSSを指定するだけで、見映えのする章見出しをデザインできます。

レイアウト設定例

章タイトル-縦組扉中央 章番号:黒地白抜き、章タイトル:白地黒抜き

章見出しのPDFレイアウトを予めCAS-UBの生成画面より、PDF:レイアウト詳細設定で設定しておきます。

  • 見出し番号レベル:1:章のみ(0:番号なし以外を選択)
  • 章扉の作り方:章扉を作り、その裏のページから節
  • 章扉の文字組方向:縦組
  • 章扉のタイトルの行進行方向の:中央
CSSコード
.s-title-level1{
font-weight: bold;
}
.s-title-level1-number{
padding:0.8em 0.8em 0 0.8em;
background-color:black;
border:1px solid black;
color:white;
}
.s-title-level1-text{
padding:0.8em;
border:1px solid black;
}

章タイトル-縦組扉なし、ライン

PDF:レイアウト詳細設定

  • 見出し番号レベル:1:章のみ(0:番号なし以外を選択)
  • 章扉の作り方:章は作らず、章は改ページで始まる
  • 章(見出しレベル1)>位置 レベル1:行頭寄せ
CSSコード
.s-title-level1{
font-weight: bold;
margin-top:-0.25em;
padding-top: 0.75em;
border-top:2px solid black;
border-right: 2px solid black;
padding-right:3px;
}
.s-title-level1-number{
background-color:black;
color:white;
}
.s-title-level1-text{
margin-top:1em;
}

PDF出力はEPUBと異なり、ユーザーが自由にCSSを設定することはできませんが、ある程度のデザイン力はありますので是非この機能を使ってみてください。

PDF出力用のCSS設定については、CAS-UBサイトの「サポート&ガイド一覧」より、CAS-UB PDF生成のためのガイド「第6章 見出しと本文にメリハリを付ける」をご参照ください。

CAS-UBサポート&ガイド一覧

[1] PDFのレイアウトカスタマイズ用のスタイルシートファイルはCSS(Cascading Style Sheets)の書き方を採用していますが、CSSそのものではなく、使えるプロパティの名前や値はCSSとは若干違いますのでご注意ください。


デスクトップ製品のサイトライセンスは10本から

デスクトップ製品とは

アンテナハウスでは、パソコンの本体にインストール(仮想環境は除く)して、そのパソコンの画面で操作することのできるパソコン用ソフトウエアのことを「デスクトップ製品」と呼んでいます。もちろんノートパソコン(ノートPC)でも同じように動かすことができます。

【参考】デスクトップ製品、システム製品とは?

サイトライセンスとは

デスクトップ製品を複数のパソコンに導入(インストール)してご利用の場合、必要な数だけデスクトップ製品をお求めいただくか、必要な数をライセンス(証書による使用許諾)でご購入いただく方法があります。サイトライセンスとはそうしたライセンスのひとつです。

【参考】サイトライセンスとシンクライアントライセンス

ただし、サイトライセンスは10ライセンス以上をまとめてご購入いただく必要があります。下記のページでは、10ライセンス以上をご購入の際の1ライセンス当たりの価格(=単価)をご紹介しています。

【参考】アンテナハウス デスクトップ製品のライセンス販売の価格とお申し込み

ひとつのデスクトップ製品をダウンロード版などでおおよそ6本以上ご購入予定であれば、サイトライセンスの最低数10本の価格の方が割安になってくる計算です。ぜひご検討ください。


マラソン大会もICT

こんにちは。
師走です。2017年もあとわずか。

昨今、あちらこちらでマラソン大会がさかんです。
5km、10kmコースからハーフ、フルコースまでさまざま。
町おこし的な側面もあるようですね。
私が住むまちも、昨年からハーフマラソンの大会を開催しています。陸連公認コースではないですけれども。
今年、連れ合いが意を決してエントリー。
連れ合いも私もこれまでこのようなことには参加したことがなかったので、目新しい体験をさせていただきました。
まず、エントリーは「RUNNET」なるポータルサイトで行う。
すごい、そんなのがあるんだ!
全国各地で行われているマラソン大会にエントリーできちゃいます。
(みんな、そんなに走るのが好きなのか~)
当日(今年は12月10日でした)、ICチップが入ったカードを靴に括り付けて走ります。
ゴールのところでICチップカードを係員に渡し、数分歩いた先にあるブースでパソコンから打ち出される完走証明証には、時間と順位が入っている!

なにを今ごろ言ってるんだ・・・、と思われる方もいらっしゃると思いますが、
スマフォも持たないアナログちっくな生活を送っている私にとっては、「世の中、便利になったのね~」

ちなみに、連れ合いは、目標にしていた2時間を切るタイムで見事完走いたしました。
私は、2.5kmコースをヘロヘロ走って、完走証明証をいただいてきました。
思えば小中学生のころは、学校のマラソン大会といえばどうやって休むかしか考えていなかったこの私が、2.5kmといえども、この年になって、自ら参加申し込みをして走る日がくるなんて思いもよらなかったです。
「自分ってエライな~」と自画自賛した日でした。

よいお年をお迎えくださいませ。


「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で請求書を自動作成(3)

前回の続きです。

コマンドラインを使ってPDF出力

請求書フォームが完成したのであとは出力です。通常はGUIから「PDF出力」や「印刷」すればいいだけですが、今回は自動作成がテーマなのでコマンドラインを使ってやってみましょう。
コマンドラインの使い方については『瞬簡PDF 書けまっせ 6』の奥義 コマンドライン(1)をご覧ください。

  1. 前回作成したwppxとxlsデータを適当なディレクトリ(今回はc:\temp)に置きます。
    「コマンドプロンプト」を表示して次のようにコマンドを入力、Enterしてください。
    > cd C:\Program Files (x86)\Antenna House\PDFWrite7
    > PDFWriteCmd /D C:\temp\請求書フォーム.wppx /O C:\temp\請求書フォーム.pdf

    C:\tempに請求書フォーム.pdfができていることを確認してください。

  2. 印刷も同様にコマンドラインで行うことができます。
    次のようにコマンド実行すれば「通常使うプリンター(既定のプリンター)」から直接印刷することができます。
    > PDFWriteCmd /D C:\temp\請求書フォーム.wppx /P @STDPRN

バッチファイルを使って実行

最後に先のコマンドをファイルに書いてバッチファイルを作ってみましょう。
バッチファイルについては『瞬簡PDF 書けまっせ 6』の奥義 コマンドライン(2)に詳しい説明がありますのでご覧ください。

これで次からはこのファイル[請求書作成.bat]をダブルクリックするだけで請求書のPDFが出力されることになります。
請求書のデータファイルをc:\tempに入れてこのバッチファイルを実行すれば自動的に請求書がPDFとして出力されたり印刷できるわけです。「タスクスケジューラ」などを使ってバッチファイルの実行をスケジューリングしておけば何もしなくても一日一回その時のデータから請求書を自動作成することも可能です。

最後に、データファイルに複数の請求書データを入れたい場合は次のようにデータを作ると良いでしょう。[請求書データ2.xls]
これで1請求書1ページとして出力されます。


「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で請求書を自動作成(2)

前回の続きです。

データを流し込む

前回差込フィールドを配置して、ある程度フォームができてきたのでデータを流し込んでみます。

  1. リボンから[差込]タブの[データソース]グループにあるデータソース入力欄に請求書データファイルを指定します。
    次のようにデータが表示されます。

  2. 表示を整えていきまます。請求先はフォントを大きく下線をつけます。会社名や品名が長い場合を考慮して自動フォントサイズをONにします。これをしておくと枠内に収まるようフォントサイズを自動的に調整してくれます。
    日付は右寄せに、明細の各フィールドには左右余白を入れ、数量、単価は右寄せ、桁区切りのカンマをつけます。

  3. 小計、消費税、税込合計金額、ご請求金額の4つは手でテキストボックスを作り計算式を使って計算します。

  4. これで請求書フォームは完成です。
    完成した状態をプロジェクトファイルとしてダウンロードできるようにしておきました。請求書フォームサンプル
    Excelデータと一緒にZIP圧縮されていますので解凍して「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で「請求書フォーム.wppx」を開けば上記を再現することができます。

>>「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で請求書を自動作成(3)


「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で請求書を自動作成(1)

「瞬簡PDF 書けまっせ 7」には差込印刷やコマンドラインなど、知っているととても便利な機能があります。
今回はこれらの機能を駆使して請求書の自動作成をしていきたいと思います。

差込印刷とは?

差込印刷とは文書にデータを埋め込んで印刷することを言います。
「瞬簡PDF 書けまっせ 7」の場合、PDF文書にExcelやCSVデータを埋め込んで印刷したりPDFにすることができます。

コマンドラインとは?

そもそも「コマンドライン」とは何かと言うと「コマンドプロンプト」でユーザーがキーボードからコマンドを打ち込んで処理を実行する方法です。
「コマンドプロンプト」というのはコマンドを打ち込むための真っ黒な画面です。スタートメニュー検索で「cmd」と入力すると出てきます。

請求書フォームを作る

ではまず、差込印刷機能を使って請求書フォームを作っていきましょう。

  1. 「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で請求書のPDFを開きます。

  2. 次にリボンから[ホーム]タブの[差込]-[差込フィールド ページ全体を自動認識]を選び、ページ全体に差込フィールドを作成します。

  3. 差込フィールドが正しくできているか確認します。必要なところにフィールドができていなかったり、必要のないところにフィールドができていたり、差込順序(青ラベルで表示されているデータが流し込まれる順番を示す番号)がおかしかったりします。
    まず、次のように不必要なフィールドを削除します。

  4. 自動認識では矩形がない場所にフィールドは作成されないので次のように請求先、日付、お支払期日を入れる場所にフィールドを追加します。また明細最終行に1つで2つ分の大きさを持つフィールドがあるので調整します。

  5. 差込順序を左上から右下へ順番になるようにしていきます。明細行の中は概ねそうなっていますが、いくつかおかしい場所があります。次のように修正したいフィールドを選択して差込順序を変更します。

  6. 次のようになったらOKです。

>>「瞬簡PDF 書けまっせ 7」で請求書を自動作成(2)


「ハッカソン」について

最近、一部エンジニアの間で「ハッカソン」という開発の競技が話題を呼んでいます。
そもそも皆さん、「ハッカソン」というワードを聞いたことがあるでしょうか?

ハッカソンとは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)の2つの英単語を繋いだ造語で、プログラマー、デザイナー、プランナー、ディレクター、マーケターが一丸となって、出題されたテーマに対して短期間でプロダクト、サービスを開発する競技イベントです。出来上がった成果物は、審査員によって評価され、評価された点数によって勝敗が決まります。

また、ハッカソンは、技術やアイディアの革新、投資の場として、新しいアイディア・サービスの提案と共有をすることを目的に実施されております。

ハッカソンの歴史は、まず言葉は、OpenBSDの開発者や、サン・マイクロシステムズのマーケティングチームによってそれぞれ自主的に考えだされたと思われ、1999年から使われ始めたと言われています。
OpenBSDは、1999年6月4日にカルガリーで行われた暗号開発イベントであり、アメリカ合衆国から10人の開発者が暗号ソフトウェアの輸出規制によって発生する法的問題をどうすれば回避できるかというテーマで参加し、サン・マイクロシステムズは、1999年6月15日から19日まで開催されたJavaOneカンファレンスで、出席者に新製品のPalm Vを使って他のPalmユーザーと赤外線通信やインターネットへ登録するためのプログラムをJavaで挑戦させたことが、始まりと言われております。
その後、2000年代半ばから後半にかけてハッカソンは、企業やベンチャーキャピタルから注目されるようになりました。
(歴史について Wikipediaより引用)

ハッカソンに出場する事でのメリットは数多く、とても大きいです。
以下のような内容が上げられます。

  • アイディアの提案、開発していく中で、新たな価値観を見つける事ができ、興味やスキルの幅が広がる。
  • 自身の持つスキルを見直す機会になる。
  • 他の出場者が作ったアイディア・プロダクトを見て、質問して知って、更に新しい刺激を受ける。
  • チーム出場の場合、チームメンバーの結束力の重要性を知る事ができる。
  • 他の業界、企業とのコネクションが広がる。大会中、懇親会がある場合は、尚更広がる。
  • イベントによっては、賞を取れば賞金、賞品が得られる。
  • 出場した事、開発したものを実績として残せる。大きい大会に出場して、賞を取っていれば尚更効果的。それらを履歴書に書いてみるのも良い。

特にチームメンバー全員で、成果物がしっかり出来上がった時の悦びは、何よりも大きいのと、普段の業務では全く味わえない楽しみ方ができるのが、ハッカソン楽しさであったりします。

しかし、メリットが大きいからといって、浮ついた下心を持っての参加は、避けて頂きたいです。
競技の出場者は、真剣に開発を行っている人ばかりで、競技を主催するスタッフの方たちも、情熱を注いで出場者達をバックアップして下さる方ばかりです。開発にも限られた時間があるため、事前に作戦に練って開発者とスタッフ、当日に臨機応変な対応して行動を起こす開発者とスタッフ。その日のために、何か掛けているものを持って競い合い、イベントの関わる全員の結束力があって、ハッカソンが成り立っています。

それでは、日本において有名なハッカソンを、簡単に3つご紹介します。
Yahoo! Hack Day https://hackday.jp/
Yahoo! Japan が主催する、24時間耐久でプロトタイプを開発し、90秒のプレゼンテーションで発表し合う、ハッカソンになります。
テーマは自由で、規約に反していなければ作りたいものを作って良く、また、子供向けの開発者部門もあります。

SPAJAM (スマートフォンアプリジャム) http://spajam.jp/
Moblie Content Forum が主催する、「温泉でハッカソン」を合言葉に、合言葉の通り温泉地を舞台に、出題されたテーマに沿ってスマートフォンアプリを開発して、イノベーションを起こし、出場者のスキルを向上するための競技と交流の場が設けられた、ハッカソンになります。

Mashup Awards http://mashupaward.jp/
多くの協賛パートナー企業が集って開催する、様々なデバイスやAPI、ハードウェア、技術をMashupし、さらに人や企業もMashupしながら、作品を生み出すことを楽しむ「ものづくりの祭典」イベントです。この中に、ハッカソンバトルの部門が存在し、2nd Stage, Final Stage, そして優勝を掛けて、競い合います。

他にもWebベンチャー企業主催の「ラーメン二郎」をテーマにしたジロッカソンといった、コアなハッカソンなども存在します。

ハッカソンは、出場者にとって自身の何かを変えてくれる場です。
もし興味があれば、一歩踏み出して出場してみては、いかがでしょうか。


CAS-UBの経過とV5の計画

今日は、アンテナハウスの出版物制作サービスCAS-UBのこれまでの経過と今後の予定について紹介致します。

CAS-UBのPRサイト

CAS-UBは2011年にサービスを開始して以来、既に満6年を経過しました。現在のバージョンはV4.0ですが、近々CAS-UB V5とするべく鋭意開発を進めております。

CAS-UBの目標は、本の制作やページ組版についての知識がない人が、原稿を書いただけであとはできるだけ自動的に一定品質の出版物を作成できることです。CAS-UBサービス開始時点では、印刷物のためのPDFの作成、および、EPUB3とKindle形式の電子書籍制作機能が大きなテーマでした。

当初はPDFを街のプリントショップに持ち込んで、プリントオンデマンドで本にしていました。2016年頃から流通によるプリントオンデマンドが実用的に使えるようになってきました[1]。そこで、CAS-UBで制作した本をアマゾン、楽天ブックス、hontoなどのオンラインストアで販売開始しました。

オンラインストアは少部数の本を、在庫を気にせず気軽に販売できるという長所がある版面、購入者が実際に手に取って内容や現物を確認してみることができない、という欠点があります。技術書典のようなイベントでは実際に手にとってご覧いただくことができるというのが良い点です[2]

さて、現在、V5の開発を勧めていますが、V5では主に次の機能を強化する予定です。

出版物オフラインテキスト形式(仮称)のインポートとエクスポート
現在のCAS-UBの編集作業は、ブラウザの画面で、クラウドサーバー上の出版物を対話的に操作します。出版物がいくつかの記事に分かれているとき、各記事のテキストを編集して保存し、次の記事に進む操作が必要ですが、これは若干まだるっこしく、また大きな出版物では通信の遅延が馬鹿になりません。そこで、編集中の出版物を丸ごとテキスト形式で取り出して、外部のテキストエディタで編集し、編集が終ったら戻すという出版物のオフラインテキスト形式を実用化します。実は、この機能は最初の頃からありましたが、今年になって販売済みタイトルのいくつかは、この方式で編集を実践しており、便利なことを実感しております。

現在、より使い易い物となるよう本機能を見直しております。

Webページ作成機能の強化
CAS-UBで編集した出版物はWebページとして作成できます。一年ほどまえから弊社の製品マニュアルの多くはCAS-UBで制作して、PDF、Windowsヘルプ(CHM)形式、Webページとして作成して公開しています[3]

特に製品マニュアルや一般に公開する出版物はPDFやEPUBのみではなく、Webページとして公開するのが大変効果的と感じています。

但し、現在のWebページ作成機能は、レスポンシブなWebページを生成できないなど、まだ不十分なものです。そこで、今回はWebページ作成機能をさらに強化してレスポンシブなWebページ作成もできるようにします。実用的に使っていただけるようなレベルを目指したいと考えています。

ご期待ください。

【参考資料】
[1] 流通によるプリントオンデマンドでの出版が現実のものとなった今、その活用の課題を考える。(2017年1月時点)
[2] 10月22日 技術書典3参加報告
[3] 例えば、XSL-FO の基礎 第2版 – XML を組版するためのレイアウト仕様


10月22日 技術書典3参加報告

先週日曜日(10月22日)超大型台風21号のため、東京も大雨の中、秋葉原UDXにて第3回目の技術書典が開催されました。技術書典はTechBoosterと達人出版会が主催する技術書のイベントです。アンテナハウスCAS電子出版は、初回から連続3回技術書典に参加しています。

以下では第3回目の参加報告と過去3回分の感想まとめてみます。

技術書典3の参加者は、技術季報 Vol. 2で数えますと、個人サークル171、企業23(合計194)となっています。初回は2016年6月開催で合計57サークル、第2回は2017年4月開催で合計195サークルでした。今回は開催期間が半年になりましたが、参加サークル数は前回並となったようです。

終了時の主催者の説明では入場者は、2,750人(延べでは3,000人超)となったとのことです。来場者は初回1,400人、第2回3,400人となっています。台風接近の状況としては来場者も多かったと思います。

CAS電子出版の出品書籍は次の通りです。

書籍名 発行日
“XSL-FOの基礎 XML を組版するためのレイアウト仕様 第2版” 2017年3月
“スタイルシート開発の基礎 XML と FO で簡単な本を作ってみよう” 2016年5月
“DITAのすすめ 第3版” 2017年8月
“MathML数式組版入門 Ver 1.1” 2017年7月
“PDFインフラストラクチャ解説 電子の紙PDFとその周辺技術を語り尽す 第1.1版” 2017年3月
“タグ付きPDF 仕組と制作方法解説” 2017年10月

今回始めて販売したタイトルは”タグ付きPDF 仕組と制作方法解説”です。”DITAのすすめ 第3版”と”MathML数式組版入門 Ver 1.1″が改訂版です。それ以外は、前回と同一のタイトルでした。

さて気になる販売数ですが、一番多くの方が手に取ってご覧になったのが”タグ付きPDF 仕組と制作方法解説”です。販売実績も本書が一番多くて12冊でした。タグ付きPDFは、PDFの中ではかなりニッチな仕様で日本ではあまり普及していないものです。このようなテーマの本ですので、手に取ってご覧になるのはタイトルを見てどんなものなのか? という関心をもたれたことによると思います。

その次に多くの方が手に取ってご覧になったのが、”MathML数式組版入門 Ver 1.1″です。これは手に取る方が多かったのですが、購入しないで帰る比率が高いようです。そういう方に「MathMLを使っていますか?」と聞きますと、大抵がTeXのユーザーだとお答えになります。技術書典の来場者はTeXユーザーがすごく多いようでMathMLはマイナーな存在であることを痛感します。これは、技術者にTeXが有力なのか、あるいは、主催者がTeXファンということもあるかもしれません。TeXユーザーはMathMLに関心を持ちますが、しかし、本を買って勉強するまでには至らないようです。

良く聞かれるのは、MathMLって何のためにあるのか? という質問でした。「MathMLは数式を交換・配布するためのフォーマットです。」と答えることにしています。考えてみますと、TeXをWebページで配布してMathJaxで表示する、という手段もあります。もう少し、なぜMathMLか、という説得力のある差別化の説明が欲しいところです。

技術書典3の来場者は、初回から毎回通っている人も多いようです。このため毎回同一のタイトルでは売れ行きがどんどん鈍くなります。毎回新しいテーマの本を用意しないといけない、ということですね。

【参考】
技術書典3
6月25日技術書典 大盛況でした。XMLの本にも大きな関心を寄せていただきました。(初回参加報告)
技術書典2と『PDFインフラストラクチャ解説』第1.1版、『XSL-FOの基礎 第二版』のご紹介(第2回にそなえて)


「瞬簡PDF統合版」と「瞬簡PDF統合版官公庁向け」の違い

「瞬簡PDF統合版10」の発売は来週です!!

来る10月27日、お待たせしております「瞬簡PDF 統合版 10」(以下、通常版と表記)の販売を開始いたします。家電量販店の店頭販売やネットショップ、弊社のオンラインショップ等で一斉に販売されます。

瞬簡PDF 統合版 10」は、前バージョン「瞬簡PDF 統合版 9」と製品の構成は変わっていません。「瞬簡PDF 作成 7」を「瞬簡PDF 作成 8」へ、「瞬簡PDF 編集 6」を「瞬簡PDF 編集 7」へ、それぞれバージョンアップしています。特に新バージョン「瞬簡PDF 編集 7」は多くの機能追加や機能向上を実現した、今回一押しの製品です。

ところで、「瞬簡PDF 統合版 10」(通常版)に先んずること3か月も前の8月から、「瞬簡PDF 統合版 10 官公庁向け」という製品を先行販売しています。以下、官公庁向けと通常版の違いやご購入等について簡単にご紹介します。

「瞬簡PDF統合版10 官公庁向け」は2つの製品を追加

瞬簡PDF 統合版 10」(通常版)に対して、「瞬簡PDF to Image」と「瞬簡PDF サイン2」を追加した製品が「瞬簡PDF 統合版 10 官公庁向け」になります。

「瞬簡PDF to Image」は単体販売していますので、個別に追加購入することも可能ですが、「瞬簡PDF サイン2」は単独での販売は行っておりません。もし、PDFの電子署名付与や検証などが製品の要件としてあるようでしたら、「瞬簡PDF サイン2」を含む「瞬簡PDF 統合版 10 官公庁向け」をぜひご検討ください。

なお、「瞬簡PDF 統合版 10 官公庁向け」は製品名に「官公庁」と入っておりますが、ご利用を官公庁様のみに限定しているものではなく、民間の企業様、団体様も特に支障なくご利用いただける製品です。

瞬簡PDF 統合版 10 官公庁向け」の販売形態はサイトライセンス(10ライセンス以上)など企業・団体様向けライセンス販売のみで、単品でのお取り扱はございません。価格はデスクトップ製品のライセンスのページをご覧ください。


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