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2012年10月31日

Windows 8 での動作確認状況

ついに Windows 8 の発売が開始されました。もう既にアップグレードしたり、新しいパソコンを購入したらWindows 8 がセットアップさせているなどでご利用されている方もいらっしゃると思いますが、使い心地はいかがでしょうか。
私は、、、慣れるまでにまだちょっと掛かりそうです。


さて、弊社製品の中でPDF関連のデスクトップ製品について Windows 8 の動作確認状況を公開していますので、Windows 8 の導入をお考えの方はご参考にしていただければ幸いです。

Windows 8 の動作確認状況

Windows 8 のリーダー でご注意

弊社製品の Windows 8 対応とは直接関係ありませんが、Windows 8には標準でPDFを閲覧するアプリが入っています。Microsoft社以外のPDF閲覧ソフトをインストールしない限り、標準ではこの「リーダー」を利用してPDFを閲覧することになると思います。

しかし、この「リーダー」アプリは、現時点のバージョンでは、PDFを見ることの基本的な部分しかサポートしていません。ですので、PDFの注釈などで表示されないものがあったり、透かしとして入れた文字や画像に対して画面上には表示しないが印刷時に表示されるといった設定をした場合でも画面上に表示されてしまうなど、PDFの機能を生かした表示や設定を再現できない場合があります。

例えば、弊社製品も含めてPDF編集ソフトでPDFに注釈を追加した場合、「リーダー」アプリで表示されないものがありますが、このような場合は Adobe Reader などサードパーティー製のPDF閲覧ソフトをインストールしてご覧ください。

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2012年10月29日

『瞬簡PDF バインダー 3(無償版)』まもなく配布終了

約1年間 無償配布していました『瞬簡PDF バインダー 3(無償版)』につきまして、、2012年10月31日をもって配布終了させていただきます。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。

『瞬簡PDF バインダー 3(無償版)』はPDFのページを、サムネイル(縮小画像)のマウス操作で簡単に入れ替えや、結合、削除などができるソフトウェアです。
複数のPDFからページ構成を変えて、ひとつのPDFとしてまとめることができ、お仕事の資料の作成や、スキャンした画像のページの組み換えをして自炊に利用したり、大変好評をいただいておりました。

まだ、使ったことがない方はお早めにダウンロードしてお試し下さい。
尚、配布終了後も製品はご利用いただけます。


『瞬簡PDF バインダー 3(無償版)』と比べて、より高度なPDFの編集機能と、いろいろな電子ファイルをPDFに変換する機能を持った『瞬簡PDF 編集 3.1』のご紹介

瞬簡PDF 編集 3.1 パッケージ

『瞬簡PDF バインダー 3(無償版)』は、その有償版の後継ソフトウェアとして『瞬簡PDF 編集 3.1』に進化しています。

『瞬簡PDF 編集 3.1』はページの入れ替えなどの編集のほか、Microsoft Office形式のファイルや一太郎形式のファイルを『瞬簡PDF 編集 3.1』に登録時にPDF変換したり、その他の印刷機能を持っているアプリケーションからPDFを作成する機能があります。
また、登録したPDFに対して以下の編集を行なう事ができます。

など。

ページイメージを確認しながらPDFの結合やページの入れ替え
[ページイメージを確認しながらPDFの結合やページの入れ替え]

専用のPDFビューアで文字列や注釈の追記
[専用のPDFビューアで文字列や注釈の追記]

その他、詳しくは『瞬簡PDF 編集 3.1』の製品案内ページをご覧下さい。
 ⇒ 『瞬簡PDF 編集 3.1』の製品案内ページ

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2012年10月26日

「瞬簡PDF タッチ」改訂版へのアップデータを公開

本日、「瞬簡PDF タッチ」改訂版(V1.0.2)へのアップデータを公開しました。
このアップデータは、「瞬簡PDF タッチ」をお持ちの方向けに配布するものです。

「瞬簡PDF タッチ」がインストールされているPCに本アップデータをインストールしていただくことで、プログラムが最新版に更新されます。

※現在のバージョンを確認するには「瞬簡PDF タッチ」を起動して[アプリケーションボタン]で表示されるメニューから [バージョン情報]を選択してください。
表示されるダイアログの中ほどにバージョン番号が表示されます。この番号が「1.0.0」または「1.0.1」の場合、このアップデータを適用してください。

●改訂内容
1.0.2


本改訂版は過去の修正内容(下記参照)をすべて含みます。
1.0.1
 

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2012年10月25日

「行先番2」のご紹介とWindows Server 2012対応について

「行先番2」は2000年のリリース以来ロングセラー商品としてご好評いただいているクライアントサーバ型の行先掲示板ソフトです。簡易的なメール、カレンダー、掲示板といった機能もあり、行先掲示板としてだけでなくちょっとしたグループウェアとして利用することができます。
10名前後の小規模なオフィスはもちろん、数十名の中規模な会社から何百名規模の大企業まで、数多くの導入実績があります。

このたびWindowsServer2008/2012において行先番サーバの動作試験をおこない、正式に対応となりました。
導入時の注意点としてOS上でファイアウォールが動いている場合、ポート番号15600(デフォルトの場合)を許可するか、行先番サーバの通信を許可するよう設定が必要です。

最後に「行先番2」の特徴を少し


10年以上に渡ってご利用いただいている「行先番2」ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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2012年10月24日

AH Formatter V6.0 改訂5版リリース!

2012年10月23日、AH Formatter V6.0 改訂5版を公開しました。

メンテナンスリリースのため基本は障害修正のみですが、
一点だけ次の機能強化をしました。

・mathcolor に rgb-icc の指定を可能にした。

ご報告いただいた障害に対しての修正につきましては、
改訂情報のページをご覧ください。
AH Formatter V6.0 改訂情報

評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。
AH Formatter V6 評価版のお申し込み

製品のご購入につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
アンテナハウス システム製品技術相談会

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2012年10月22日

「行先番2」サービスパック5.2を公開

「行先番2」サービスパック5.2を公開しました。
本サービスパックは行先番をご利用されている方を対象に配布するものです。

行先番サーバがインストールされているPCに本サービスパックを上書きインストールしていただくことで、プログラムが最新版に更新されます。
クライアント側はサーバの更新に伴い自動アップデートされますのでとくに何もする必要はありません。
ただまれに自動アップデートに失敗する場合があります。その場合はクライアントもダウンロードしてインストールをおこなってください。

※現在のバージョンを確認するには行先番クライアントを起動してメニューから[ツール]-[オプション]を選択、オプションダイアログが表示されたら、[サーバ]タブをクリック、サーバ一覧から該当のサーバを選択して「接続テスト」ボタンを押してください。
バージョンが2.20.02以前の場合、このサービスパックを適用してください。

●改訂内容
5.2
・検索に失敗したときに表示されるダイアログが検索ダイアログの後ろに入って選択できないことがある問題を修正しました。
・プロパティのデータ編集画面で登録ユーザ欄にユーザ名が表示されないようにしました。

5.1
・検索できたにも関わらずエラーが表示されることがある問題を修正しました。
・同一データの編集ウィンドウを複数ださないようにしました。
・Administratorのパスワード変更ができない問題を修正しました。
 
サービスパックのダウンロードおよび導入方法はこちらからどうぞ。

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2012年10月15日

Formatter Club 定例会「文字組版の最先端」開催のお知らせ

10月22日(月)に Formatter Club 定例会「文字組版の最先端」を開催します。

今回の定例会では、「文字組版の最先端」と題してインドの文字組版、縦書きのマークアップ方法のご説明、更に次期バージョンの『AH Formatter V6.1』と現在開発中の電子文書のビューア『AH Reader』のプレビューを行います。同時に、『AH Formatter V6.1』と『AH Reader』のモニターも募集いたします。

今回の定例会は、会員以外の方でもご参加いただけるオープンなセミナーですので、ご興味をお持ちの方は是非ご参加ください。


◇ お問い合わせ先:
・アンテナハウス株式会社 Formatter Club 事務局
・電話:03-5829-9021
・mail:sis@antenna.co.jp


今回の定例会の詳細及び申し込みは次のページをご覧ください。
定例会概要

Formatter Club の詳細については次のページをご覧ください。
Formatter Club について

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2012年10月12日

Server Based Converter V4.0 MR2について その2

 Server Based Converterは、Microsoft Office, PDFなどのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。
 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Officeがない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。

 前回のブログ担当日から今日までの間に、改訂版として、V4.0 MR2を出荷しましたので、それを紹介します。

 昨日は、APIの変更について、ご案内させていただきましたが、本日は、他の改訂内容から。

 Wordのバグ修正が一番多いです。
 その中でも、シェイプのレイアウトに関するものが多く、今回の改訂で、以前よりシェプ関係のレイアウト再現性は、多少なりとも向上していると考えています。シェイプ以外にも、細かな修正があれこれあります。

 Word以外でも、Excel, PowerPoint, SVGに関して、改訂が行われています。

 総合的には、以前より、レイアウト再現性は、向上していると考えています。

 Server Based Converter V4.0 MR2の改訂内容については、

サーバベース・コンバーター V4.0 (Ver.4.0.MR2)

をご覧ください。

 今回の改訂は、細かなものが多く、多岐にわたりますが、大筋は、レイアウト再現性の向上を目指したものです。早目に、改訂版の導入をお願いします。

 Server Based Converterに関する詳しい情報は、
Server Based Converter 製品ページ
を、ぜひ、ご覧ください。
 評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

 アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

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2012年10月11日

Server Based Converter V4.0 MR2について

 Server Based Converterは、Microsoft Office, PDFなどのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。
 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Officeがない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。

 前回のブログ担当日から今日までの間に、改訂版として、V4.0 MR2を出荷しましたので、それを紹介します。

 今回の改訂で、もしかしたら、お客様にお手数をおかけしてしまうかもしれないのが、APIの変更です。
 PageNumberCorrectionのAPIを、
 C/C++インターフェースについては、いろいろな事情があり、変更はしませんでしたが、Javaインターフェース, .NETインターフェース, COMインターフェースについては、引数と戻り値の型を変更しました。
 これは、うっかりミスといえるもので、大変恥ずかしいものです。
 通常、APIの変更はMRでは行いませんが、まだ、このAPIをお使いになっているお客様は少ないだろうと判断し、変更に踏み切りました。
 もし、このAPIをお使いのお客様で、V4.0 MR2に移行するお客様は、大変申し訳ございませんが、このAPIを使っているプログラムを再ビルドしてください。
 今後、こういうことがないように、十分、気をつけて開発を進めます。
 何卒、ご了承ください。

 Server Based Converter V4.0 MR2の改訂内容については、

サーバベース・コンバーター V4.0 (Ver.4.0.MR2)

をご覧ください。

 今回の改訂は、細かなものが多く、多岐にわたりますが、大筋は、レイアウト再現性の向上を目指したものです。早目に、改訂版の導入をお願いします。

 Server Based Converterに関する詳しい情報は、
Server Based Converter 製品ページ
を、ぜひ、ご覧ください。
 評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

 アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

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2012年10月10日

TextPorterのWindows Server 2012対応について

 TextPorterは、サーバ組込用のテキスト抽出エンジンで、Word, Excel, PDFなど色々なアプリケーションのファイルから文字列を抜き出します。

 TextPorterは、Windows Server 2012に対応するかというお問い合わせを頂戴しています。
 TextPorterは、Windows Server 2012に対応いたします。
 現在、動作検証を進めている状況です。
 現在の最新版は、V5.2 MR2ですが、これで動作確認を行います。動作に問題がなければ、その旨、ウェブなどでお知らせいたします。
 もし、動作に問題が起きたときは、改良を加えて、V5.2 MR3としてリリースすることになります。
 いずれにしましても、最新バージョンの最新MRで、Windows Server 2012に対応することになります。
 それ以前のバージョンにつきましては、まことに勝手ながら動作保証の対象外とさせていただきたく存じます。
 どうしてもという場合は、弊社にお問い合わせいただければ、善後策を協議することができると考えております。
 よろしくお願いいたします。

 TextPorterについての詳しい説明は、
TextPorter
をご覧ください。
 評価版もご用意しております。
TextPorter 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

 アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

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2012年10月09日

Server Based ConverterのWindows Server 2012対応について

 Server Based Converterは、Microsoft Office, PDFなどのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。
 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Officeがない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。

 Server Based Converterは、Windows Server 2012に対応するかというお問い合わせを頂戴しています。
 Server Based Converterは、Windows Server 2012に対応いたします。
 現在、動作検証を進めている状況です。
 現在の最新版は、V4.0 MR2ですが、これで動作確認を行います。動作に問題がなければ、その旨、ウェブなどでお知らせいたします。
 もし、動作に問題が起きたときは、改良を加えて、V4.0 MR3としてリリースすることになります。
 いずれにしましても、最新バージョンの最新MRで、Windows Server 2012に対応することになります。
 それ以前のバージョンにつきましては、まことに勝手ながら動作保証の対象外とさせていただきたく存じます。
 どうしてもという場合は、弊社にお問い合わせ下されば、善後策を協議することができると考えております。
 よろしくお願いいたします。

 Server Based Converterに関する詳しい情報は、
Server Based Converter 製品ページ
を、ぜひ、ご覧ください。
 評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

 アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。お気軽にお問い合わせください。
 詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
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2012年10月05日

『瞬簡PDF OCR』を使ってみましょう(その3)

本日は、日本語/英語活字OCR変換ソフト『瞬簡PDF OCR』のご紹介の最終回です。

昨日は、『瞬簡PDF OCR』で領域の誤認識を直す方法について説明をしました。

本日は、文字の誤変換を回避する方法として、画像データの「文字認識」について説明します。
これまでの変換例では、文書の先頭のタイトル部分が文字を誤認識しておかしな結果になっていました。

sample_result4.png

元の文字を見ると、丸文字系のフォントが使われていてデザインを優先した文字であることが分かります。
実は、こういった文字の認識はOCR処理の苦手とする部分です。人間の眼でみればなんということもないのですが、画像化された点の集まりから文字の形を拾い出して元の文字コードを推測するというOCR処理の論理からすると、文字の形状や方向が変化している画像は元の文字を特定しにくくて誤変換しやすいものとなるのです。
OCRソフトを使った変換では、こうした誤変換を変換前に修正する機能を用意しています。

再び『瞬簡PDF OCR』に戻って、ツールバーにある「文字認識」というボタンをクリックします。OCR処理で文字認識した結果が右のテキストビューに表示されますので、誤変換している文字を選択します。
すると、いくつか文字の一覧が傍らにポップアップで表示されるので、そこに正しい文字があれば選択して置き換えます。

char_modify.png

同様に他の文字についても置き換えを行っていきます。

また、『瞬簡PDF OCR』では、テキストのフォント種類やサイズ、色、強調表示なども合わせて指定できます。
変換したいテキスト範囲を選択して、「文字のプロパティ」で文字属性を簡単に変更することが可能です。

<char_modify2_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

このように文字の認識結果について気になるところがあれば、変換前にある程度修正を行うことが可能です。

さて、以上の修正を行った上であらためてWordに変換した結果を示します。左側の既定値での変換結果と比較してみてください。

sample_result5_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

一度紙に固定された文書からテキストや画像を取り出し再利用可能にするOCRソフトは、非常に有用なツールです。
オフィスや家庭には、これまであまり再利用されなかった紙の資産がたくさん眠っているのではないでしょうか?
『瞬簡PDF OCR』をご活用いただくことで、皆さまの資産の有効利用に多少なりともお役に立つことができれば、開発・販売を行っているものとして、たいへん嬉しく存じます。
今後とも弊社製品をご愛用いただけますよう、よろしくお願いいたします。

※『瞬簡PDF OCR』は製品の体験版を公開しております。『瞬簡PDF OCR』のユーザー体験を、製品紹介サイトでお試しください。

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2012年10月04日

『瞬簡PDF OCR』を使ってみましょう(その2)

日本語/英語活字OCR変換ソフト『瞬簡PDF OCR』を使った変換について、昨日の続きから説明します。

『瞬簡PDF OCR』は、以下の手順で画像からの変換処理を行います。

  1. 画像データの読み込み
  2. 領域解析
  3. 文字認識
  4. 変換先ファイル形式への保存

昨日は、OCRソフトでは誤変換が避けられないというお話をしました。

本日は、誤変換を回避する方法として、画像データの「領域解析」から説明していきます。
下記は、サンプルのPDFを既定値で変換した例です。

sample_result_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

自慢にならないですが、ひと目みて、おかしな変換や文字の誤変換があることがお分かりになるかと思います。
特に赤い丸をつけたグラフ部分がまったく再現されていません。これは、Word上では表に変換されているためです。
この原因は、OCR処理でこの部分の領域を間違えて認識しているためです。

『瞬簡PDF OCR』に戻って、ツールバーにある「領域解析」というボタンをクリックすると、OCR処理でどのような認識が行われたかが分かります。
以下は、問題部分の領域解析結果です。

sample_result2.png

図で、赤枠で囲まれた箇所は横書きテキスト、ピンク色の枠で囲まれた箇所は縦書きテキスト、緑色の枠で囲まれた箇所は表領域にそれぞれ認識されています。表と認識されたのは、グラフにある横の目盛りを表の罫線と認識したためです。
これでは、Word上で修正しようがないので、元の認識処理に遡ってやり直す必要があります。

誤認識した範囲を画像領域に変更する例を図で示します。
(1)誤認識している領域範囲をマウスでドラッグ→(2)選択された領域をすべて解除→(3)範囲を選択し直し、一括で画像領域に変更

change_layout_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

領域を変更したところで、いったんWordに変換して結果を確認してみましょう。いったん「文字認識」を行い、「Wordへ変換」ボタンをクリックします。
以下は、Wordに変換しなおした結果です。先ほどのグラフ部分に注目してください。

sample_result3_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

さて、変換結果をみると、まだ不具合があります。文書の先頭のタイトル部分が文字を誤認識しておかしなことになっています。

sample_result4.png

誤認識した文字の修正方法は、また明日の回で説明しましょう。

※『瞬簡PDF OCR』は製品の体験版を公開しております。『瞬簡PDF OCR』のユーザー体験を、製品紹介サイトでお試しください。

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2012年10月03日

『瞬簡PDF OCR』を使ってみましょう(その1)

日本語/英語活字OCR変換ソフト『瞬簡PDF OCR』を使って変換するまでの概略を何回かに分けてご紹介します。

『瞬簡PDF OCR』は、以下の手順で画像からの変換処理を行います。

  1. 画像データの読み込み
  2. 領域解析
  3. 文字認識
  4. 変換先ファイル形式への保存

これまでOCRソフト製品を使用してこられた方であれば、お馴染みの手順かと思います。

それでは、まず画像データの読み込みから始めましょう。

ここでは、手近にあるPDFを読み込む手順を説明しましょう。ファイルの読み込みは、単にWindowsのエクスプローラなどから任意のPDFをつかんで、『瞬簡PDF OCR』の上にドラッグ&ドロップするだけです。
この際に、既に何か読み込みされたデータがあると、以下のような確認画面が表示されるのが他のOCRソフトと違ったところです。

ドキュメントに追加しますか?

これが昨日説明した、『瞬簡PDF OCR』独特のドキュメントの扱い方に関連するものです。既にあるドキュメントに同じ仲間としてページを追加するか、あるいは別物として新規にドキュメントを作成し、そちらに格納するかを問い合わせているわけです。
ここでもし「追加する」を選択し、画面中にある「以後、同じ処理を繰り返す」にチェックをいれると、次に新しいデータを取り込んでも問い合わせをしないで、ひとつのドキュメントに「追加」し続けます。この指定は、1枚づつしか取り込みできないスキャナから連続して原稿を取り込みたいときなどに便利です。

画像の読み込みが終わると、内容が画面に表示されます。
下記は、PDFを読み込んだ直後の状態です。

PDFを読み込んだ例
(画像をクリックすると拡大します)

結果を急ぐ人は、ここでいきなり変換してしまうこともできます。

変換の開始

元の画像の条件がよい場合は、いきなり変換してそのまま再利用ができるほどの変換結果が得られるかも知れません。
OCR処理で「条件がよい」というのは、元の画像の解像度が高くて、画像の傾き、ゴミなどのノイズがなく、文字は活字で余分な飾りもなく、レイアウト自体も単純、といったような場合をさします。しかし、そういった原稿など現実にはあまりなさそうですね。
通常、OCR処理で変換したい画像は、たいてい文字が化けたり元と違う文字に置き換わったりするなど、誤変換が避けて通れないものです。

元と違う文字が変換される程度であれば、変換後にワープロソフトを使って修正可能ですが、画像で変換したい箇所を文字と誤認識してひどい文字化けになるなど、変換後では修正しきれない場合もあります。
このような事情から、OCRソフトには誤変換を回避するための処理が備わっています。
その詳細は、明日の回で説明することにしましょう。

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2012年10月02日

『瞬簡PDF OCR』のマルチドキュメント・インタフェースとは?

昨日に続いて、日本語/英語活字OCR変換ソフト『瞬簡PDF OCR』をご紹介します。

『瞬簡PDF OCR』は、マルチドキュメント・インタフェースというちょっと聞き慣れない用語でその操作性をアピールしております。
これは何かといいますと、平たく言えば、いくらでもデータを読み込んでお好きな変換先に変換できますよ、ということです。

もちろんパソコンの物理的な制限というのはありますから、「いくらでも」というのは言い過ぎですね。
しかし、スキャナからでも、PDFからでも、ビットマップやJPEGなどのイメージからでも、クリップボードからでも、画像データであればとりあえず『瞬簡PDF OCR』の画面上に放り込んでおいて、いつでもWordやExcelに変換できるような作りになっています。

以下では、そのあたりを説明してみたいと思います。

『瞬簡PDF OCR』では、原稿データの1枚を「ページ」と言っています。
スキャナで紙の原稿を読み込むときの原稿1枚、1枚がそれぞれ1ページになります。
画像ファイルを読み込んだ場合はひとつの画像ファイルが1ページとなり、 PDFを読み込んだ場合はPDFに含まれる各ページがそれぞれ1ページになります。

次に、ページをひとつにまとめたものを「ドキュメント」と言います。
『瞬簡PDF OCR』では、ひとつのドキュメントが『Word』や『Excel』の1文書に変換されます。 また、作業ファイルに保存する場合も「ドキュメント」毎に行います。
これを図に表すと以下のようになります。

tutrial_pdf_ocr_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

これをどんなふうに使うかというと、例えばスキャナで複数の原稿を取り込む場合を考えてみます。
紙の原稿にはいろいろな種類があると思いますが、報告書であるとか、申請書のような形式の文書はWordで編集した方が何かと便利です。
一方、表形式になった月次売上だとか名簿などは、Excelで編集するのが向いていると言えます。
これらを一度にスキャンして、別々のドキュメントにまとめて取り込んでおけば、片方はWordに、もう片方はExcelに分けて変換することができます。

また、Wordに変換する場合でも、報告書は報告書でまとめてひとつのWordファイルに変換し、申請書は申請書で種類毎に別のWordファイルにしたいと思いませんか?
そのような場合でも、『瞬簡PDF OCR』では、報告書のドキュメント、申請書Aのドキュメント、申請書Bのドキュメントというように、原稿を取り込んだ時点で分類しておけるので、後はそれぞれのドキュメント単位で変換できます。
これを整理しますと、以下のようになります。

tutrial_main_interface_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

以上、『瞬簡PDF OCR』の操作画面について、簡単に説明しました。
次回は実際に取り込んだ画像データから変換を行うまでの操作方法についてご紹介したいと思います。
是非明日もこちらのブログをご覧ください。

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2012年10月01日

日本語/英語活字OCR変換ソフト『瞬簡PDF OCR』のご案内

本日は、9月に発売を開始したばかりのニューフェイス、『瞬簡PDF OCR』をご紹介します。

『瞬簡PDF OCR』は、紙に印刷された文書をスキャナーなどで読み取り、WordやExcelなどのOffice文書に変換する、いわゆる「汎用OCRソフト」のカテゴリに分類される製品です。

このカテゴリには、既に以前から多くのソフトウェア・メーカーさんが進出され、バージョンを重ねた老舗のソフトもいくつか見られます。
変換一筋25年を標榜するアンテナハウスが、今回ここに新製品を投入した狙いは、ズバリ、「編集しやすい変換結果を提供することで、より簡単に紙の原稿の再活用が可能であることを体験していただきたい」というものです。

このことは、『瞬簡PDF OCR』が、OCR汎用ソフトにおける文字認識精度などの入力側ではなく、Officeへの変換精度という出力側に焦点をあてた製品コンセプトであることを意味します。

以下では、具体的な例を通して説明してみたいと思いますので、どうぞ今しばらくお付き合いください。

みなさんは、マイクロソフト・ワードなどのワープロソフトで文書を作るとき、どんなふうに文字を配置していかれるでしょうか?
おそらく多くの方が、新規文書を開き、そこに示されたカーソルに従ってそのまま文字を入力していくことと思います。
これは、ワープロ上に本文領域が既定値で設定されていて、そこに文字を配置していく操作に他なりません。
つまり、普通に文書を作成する場合は、本文にテキストを配置し、必要であれば、やはり本文内に図や表を配置していくのが自然な操作であると言えます。

さて、次の図の例をみてください。

変換例1
(画像をクリックすると拡大します)

これは、上の青い枠で囲まれた原稿(スキャナで作成されたPDF)をWordに変換した結果を示したものです。
左の赤枠で囲まれた結果はOCRソフトでは比較的よく見かける変換方法で、OCR処理した結果をWord上にテキストボックスで配置しています。
テキストボックスで文字を配置するのは、レイアウトの再現という面では有効な手法です。
しかしひとつながりの段落を段組レイアウトで配置しているような場合には、テキストボックスで段落のつながりが切れてしまうため、テキストの手直しが面倒になります。
Wordには、テキストボックスをリンクしてつなげる機能が備わっていますが、ひとつずつ手作業で指定するなど、使い勝手はあまりよくないようです。

右の赤枠で囲まれた方は、『瞬簡PDF OCR』でWord上に本文としてテキストを変換した結果です。 本文で変換することにより、文字の挿入・削除といった編集操作を違和感なく行うことができます。

もうひとつ、同じような事例ですが、次の図をご覧ください。

scn_fig02_s.png
(画像をクリックすると拡大します)

最初の例と同様、青い枠で囲まれた、表を含む段落をWordに変換した例です。
左の赤枠で囲まれた方は、やや見づらいですが、テキストを本文で変換し、表をテキストボックスで変換した例です。
表をテキストボックス内で変換して配置した場合は、Word上で本文と分離して置かれますので、そのままでは本文に重なって表示されます。
これに対し、右の赤枠で囲まれた方は『瞬簡PDF OCR』でWord上に表を変換したもので、本文内に表を置いています。
本文でテキスト行を追加したり削除すると、表も本文と一緒に移動します。
どちらが編集しやすいか、お分かりいただけるかと思います。

OCRの文字認識精度が高ければ文字を正確に抜き出せるので、あとはOffice上で自由に編集すればいい、という考え方も当然できます。
しかし、元の原稿が長文であったりレイアウトが複雑であったりするほど、後工程での編集にも時間がかかるだろうことは容易に予想されます。
せっかく貴重なお金を消費してOCRソフトを購入し、紙原稿をOffice上に写したものであれば、その後の再利用に要する時間は節約できた方が満足度も増すのではないでしょうか?

以上、『瞬簡PDF OCR』の目指すところを簡単に述べさせていただきました。
次回は『瞬簡PDF OCR』をご理解いただくための、より深い情報をご紹介したいと思います。
もし本製品にご興味をお持ちいただけた場合は、是非明日もこちらのブログを覗いてみてください。

※『瞬簡PDF OCR』は製品の体験版を公開しております。『瞬簡PDF OCR』のユーザー体験を、製品紹介サイトでお試しください。

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