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2006年06月19日

XSL-FOによるXMLのPDF化 (12) XSL-FOの概要 1

4.2 XSL-FO

XSL-FOの仕様は、XSLTの勧告よりも約2年遅れて、2001年10月に勧告となりました。

XSL-FO仕様書
オリジナル:Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.0 (W3C Recommendation 15 October 2001)
日本語訳:標準情報(TR)  TR X 0088:2003 XSL 1.0

XSL-FOは、現在、V1.1の策定作業の最終段階になっています。
V1.1仕様書オリジナル:Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.1
(W3C Candidate Recommendation 20 February 2006)

XSL-FO仕様は、組版対象オブジェクトを定義しています。これをフォーマット化オブジェクト(Formatting Object:FO)と呼びます。FOをどのように実際のページに配置していくかということを、フォーマット化特性(Formatting Property) によって指定します。

FOにフォーマット化特性を指定した結果がどのようにページの上に配置するかはレイアウト・モデルによって決まります。

4.2.1 FOの種類
(1)宣言,ページ付け及びレイアウトフォーマット化オブジェクト
これは、主にマスターページとそのマスターページをどのように組み合わせてページを生成するかを規定するものです。V1.0では次の19種類があります。
fo:root
fo:declarations
fo:color-profile
fo:page-sequence
fo:layout-master-set
fo:page-sequence-master
fo:single-page-master-reference
fo:repeatable-page-master-reference
fo:repeatable-page-master-alternatives
fo:conditional-page-master-reference
fo:simple-page-master
fo:region-body
fo:region-before
fo:region-after
fo:region-start
fo:region-end
fo:flow
fo:static-content
fo:title

V1.1で次の7つのオブジェクトが追加されています。
fo:page-sequence-wrapper
fo:flow-map
fo:flow-assignment
fo:flow-source-list
fo:flow-name-specifier
fo:flow-target-list
fo:region-name-specifier

V1.1では、様々な実装が独自に拡張しているものを仕様に盛り込むことが目標の一つでしたが、このマルチプル・フロー(本文をひとつのフローのみでなく、複数のフローで流していく)は、アドビのDocument Server (ADS)が行っているFO拡張を標準に取り込むものです。ADSはFrameMakarをべースに開発されたと思われますので、新しいXSL-FOはFrameMakerとの互換性が高くなるだろうと思います。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック