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2008年05月04日

DITAの管理をSubversionで行うことについて

DITAの管理をSubversion(SVN:ソースコードを管理するバージョン管理システム)で行うことについての可否(YahooのDITAグループ)

【質問者】
始めたばかりの医療分野のソフトウェア製品開発でドキュメントを作成する。担当者は2人。開発者はWordで文書を出してくる。これまでに500ページだが、直ぐに倍増するだろう。DITAを導入しようとしている。設計者は、文書をSubversionで製品のプログラムと同じように管理し、製品のビルドと同じように毎日ビルドしたいと言っている。昔の文書も含めPDFに出す。
Content Management and DITA docs

【意見1】
・Subversionで管理するのは良い。
・文書を毎日ビルドするのも良い。
・最初にDITAの計画を作り、枠組を作り、文書を出力できるようにし、それから昔の文書を移行すると良い。
Steve

【意見2】
・開発者の文書をDITAに継続的に変換するのは望ましくない。DITAのためにはDITAで書くほうが良い。
・ビルドは簡単。
・プログラマと同じようにDITAの執筆者も定期的に執筆、ビルド、テストをするのが良い。
・毎日というのは不合理とは思わない。執筆者が毎日文書を配布することは薦めないが。
・製品と文書のビルドを統合するのは良い。
Troy Klukewich

【意見3】
・我々はソースをCVS(ソースコードを管理するバージョン管理システム)で管理しており、DITAのソースは別のSVNを使っている。
・SVNの幹を使う方針だ。製品をリリースする毎にタグを付けて、先へ進める。
・製品単位で文書化しているが、機能単位にするように要求を受けている。DITAのソースとプログラムのソースが一緒だと、機能単位の内容をどこに置くか困るのではないだろうか?
Andy Hall

【意見4】
・内容をSVNで管理するのは問題ない。
・プログラムとは別の領域を確保するように。そうしないと、文書のリリースのためにソースのリリースを止める必要が生じると説明したらどうか。
・文書を、一括ではなく、ひとつひとつ変換していくように。
・夜間にバッチを動かしてビルドする。
・承認印なしで、出荷させないように。
Steve

こうしてみますと、DITAのコンテンツ管理にSVNを使っているケースは結構多いように思います。

考えて見ますと、この質問はDITA特有ということではないように思います。製品ドキュメントをXMLで記述し、XML文書をSVNやCVSで管理しておいて、製品のビルドに合わせて、PDF、HTML、ヘルプを作りだすのは簡単にできます。

例えば、弊社の「書けまっせ!!PDF」の場合、製品ドキュメントはXMLで作成しています。XMLからPDFファイルをFormatterで作成し、同時にCHTMLヘルプを生成しています。ドキュメントはCVSで管理していますので、上述とほとんど同じことをやっていることになります。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック