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2008年01月16日

官庁PDFは、なぜ、セキュリティが設定されている?

15日の朝のニュースで、「12月の景気ウォッチャー、36.6に低下」というニュースがありました。いよいよ不景気がやってきたかと、詳しく見たいと思いました。

内閣府の「景気ウォッチャー調査」の報告ですが、この報告書の内容抜粋はHTMLで、詳細資料はPDFで公開されています。

景気ウオッチャー調査>景気ウオッチャー統計表一覧>2007年12月
「景気ウォッチャー調査 平成19 年12 月調査結果」

このPDFをダウンロードしてみますと、しおりもリンクもないため、非常にナビゲーションがしにくいものとなっています。しおりでページをたどったり、目次から本文へのリンクもしたいのですができません。結局、このままでは、紙に印刷して読むのが一番読みやすいようです。

そこで、ナビゲーションし易くするため、自分でしおりをつけようと思って、PDF編集ソフトを使っても、しおりをつけたり、リンクをつけることができません。

「編集禁止」になっているからです。但し、内容のコピーと印刷は許可になっています。ですので印刷はOK。

それにしても、内閣府は、こんな調査報告書まで、なぜ、編集禁止にしているのでしょうか?内容のコピーは許可になっていますので、コンテンツを取り出して利用することは可能です。このことから見ますと、再利用をさせたくないということでもないようです。

改竄させたくない、ということなのだろうか?しかし、調査資料PDF自体が公開されているのだから、だれだって原典にあたることができるので、改竄のすること自体、徒労のように思うのですが。

このPDFに限らず、Webで公開されている官庁系のPDFは、どうも不必要に編集禁止などのセキュリティをつけているケースが多いようです。折角、資料を公開するのなら、電子的に閲覧しやすくして欲しいし、そこまでは手間がかかるというのならば、ユーザがしおりやリンクを設定するなどの編集を許可にして欲しいものです。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック