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2007年12月08日
ISOにてDIS 32000(PDF1.7)投票で残念なこと
一昨日、ISOでのPDF仕様の投票結果は、賛成多数で通過ということをお話しました。
これで一つ残念なことがありました。
それは、コメント付きの賛成投票国として、英国、米国、ドイツ、スイスが、それぞれ、コメントを、13、125、11、19件付けていたということです。フランスは37件のコメント付きで反対です。
ところが日本は、コメントなしの賛成になっていました。
米国、英国などのコメントは、仕様書に対する、誤りや意見を述べたものと思います。ISO DIS 32000の仕様書は、PDF Reference1.7を元にして、大急ぎで作成されたもので、私もざっと見ましたが、多少疑問点や直す方が良いと感じるところがありました。決して、完成された仕様とは言えない状態なんですね。
米国では、大勢の参加者で、この仕様に対してコメントをつけています。
一部はここに公開もされています。
http://pdf.editme.com/PDFREF
要するにコメントの数は、(フランスはどうか分かりませんが)、関係者のPDFに対する熱の高さ、温度の高さを示していると言えます。
この数字から判断しますと、PDFに熱心な順から、米国>スイス>英国>ドイツ ということでしょうか。
フランスも反対意見も多いにせよ、熱心といえます。
それに対して、日本は、先進国のなかで一番PDFに冷淡?
そんなことを考えますと、日本からももっとコメントを出すべきでした。私なども気が付いたことがあったにも関わらず、なにもコメントを出せなかったのが残念です。いまさら言っても仕方ありませんが。
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