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2009年03月06日

Webは見たまま印刷ではだめなこと WebはWYSIWYGではありません。

HTMLの役割についての誤解が多いと思います。

HTMLは、HyperText Markup Languageという略称の通り、Web上に散在するドキュメント公開のためのものです。

しかし、現在、HTMLはBrowser Layout Markup Language化しています。つまりブラウザで表示したときの見栄えをHTMLで表すケースが多くなっています。特に、Microsoft Wordなどのアプリケーションで出力保存したHTMLはそういう傾向があります。

これはアプリケーションに対して、見たまま編集、みたまま印刷、そして見たままをWebブラウザでも表示したいと考える一般ユーザの要望に沿っていると思います。

しかし、実は、Webを見たまま印刷するのは却って不便です。

その典型的な例がURLです。URLはHTMLでもっともシンプルには次のように表します。

<a href="http://www.antenna.co.jp" > リンクを示すテキスト</a>

ブラウザでは、画面に「リンクを示すテキスト」を表示し、そこをクリックしたら、hrefで示すWebページにジャンプします。

従って、ブラウザで見たままを印刷したら、hrefの内容であるURLが見えなくなってしまいます。そうしますと、その印刷物からは重要な情報が脱落してしまいます。

この簡単な例からもわかりますが、Webの印刷は「みたたまではだめ」なのです。WebドキュメントのWYSIWYGは望ましくありません。

この例を、先日、実際のサンプルで示しました。
CSS3で得する話(1) URLを脚注に出す

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投稿者 koba : 12:29 | コメント (0) | トラックバック