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2008年06月16日

Acrobat.com 試用記 その2

Acrobat.comの中で、一番、興味深いのは、やはりBuzzwordでブラウザ上でのワープロをどの程度まで、実現できるかということ。

Google Docsが、AJAX(DOM+JavaScript)でワープロを実現しているらしいのに比べて、BuzzwordはFlash+Flexを使っているとのこと。ブラウザとFlash/Flexは、ワープロのような精細な対話処理を必要とするアプリケーションのプラットフォームとしてどこまで使えるものなのでしょうか。

つまり、どの程度のワープロまで実現できるのでしょうか?これは、つぎ込んだ汗の量にも依存するとは思いますが、興味深いところです。

で、Buzzwordのでき具合は、といいますと。

1.文書の作成
・白紙ページから文書を作成できます。
・ページの設定は、用紙サイズとしてLetter, Legal, Executive, A4のみで通常のワープロと比べて少ないですが、数値を入力しての設定もできます。
200806162.PNG

2.文書の外部入力(インポート)
・既存文書の読み込みは、RTF、Word2003以降、XML形式もインポートできます。
・次の図は、日本語の縦書き文書をインポートした結果です。
 (日本語は使えず、縦書きはありませんので横書きになります)
200806161.PNG

3.文書の外部出力
外部出力は、PDFは無論、Word2007のdocx形式もあります。
200806163.PNG

簡単な文書を編集して、PDFに出してみました。少し時間がかかりますが、正しく出ます。
200806164.PNG

4.編集
・Undo, Redo, Cut, Copy, Paste, Delete, Find, Check Spelling, Select All
 基本編集機能をサポート

5.挿入
・Table, Image, Endnote, Comment, Link, Header, Hooter, Page Break, Line Break, Special Character, Fieldがあります。

6.文字属性
・フォント名、フォントサイズ、ボールド、イタリック、アンダーライン、取消し線、文字の色、背景の色が、ボタンで設定できます。

7.段落属性
・左揃え/中央揃え/右揃え, 改行幅(シングル、1.5倍、ダブル)、段落の上・下の空き量、インデント幅、箇条書き

以上がほぼ全ての機能です。

こうしてみますと、基本的な英文ワープロの機能というところでしょうか。

Windows上のアプリケーションと比べますと、まだまだという感じです。しかし、ブラウザ上のリッチなアプリケーションが揃って、ブラウザがプラットフォームになる時代がやってきそうな予感はあります。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック