« 2008年05月01日 | メイン | 2008年05月03日 »
2008年05月02日
Adobe Readerで電子署名ができるのかどうか?続き
昨日のブログに幾つかのコメントとメールを頂きました。まず、英語のアドビのAcrobatフォーラムに、同じような質問を投げた人がいるということで、フォーラムを教えて貰いました。
http://www.adobeforums.com/webx/.59b4d8d6
http://www.adobeforums.com/webx/.59b4e93c
このフォーラムを読むと次のことが分かります。
(1) Adobe Reader8のヘルプには次のような記述があります。
Sign a PDF
最後の方に「Only PDFs with Reader Rights enabled can be signed.」とあります。普通はReaderは署名はできないが、「Reader Rightsが権能与えられたPDFだけには署名ができます。」ということです。
(2) Reader Rightsに権能を与えるには、二つの方法があり、第一はAdobe Acrobat 8.0 Professional を使う。
[メニュー]
Advanced > Enable Usage Rights In Adobe Reader
日本語では
アドバンスト/Adobe Readerで拡張機能を有効にする
※このメニューは、Acrobat 8からの機能で、7にはない。
但し、「エンド・ユーザ・ライセンス契約を読むこと。契約上の(技術的ではない)制限がある。」という注意があります。
(3)第二は、LiveCycle Reader Extensions(サーバ)を使う。
ということ。
さて、理屈は分かりましたが、実際にどうなのよ、ということで試してみました。
まず、最初に昨日の未署名の署名フィールドを作成したPDFを別名保存(別名保存しなくても同じ結果になるようです)。
こうして作成したPDFが次のものです。
Adobe Readerで既存の署名フィールドに電子署名ができるようになっているはずです。
何回やっても同じです。
手続きとしては、Adobe PDF Driver8で作成したPDFを用意し、Acrobat 8.1Pro で未署名の署名フィールドを作成して保存。次にそれをAcrobat 8.1Proで開いて、上記の手続きで「Reader拡張機能を使えるようにして、それを別名で保存」。
次に、Adobe Reader8で開いたということになります。
なお、ためしに、署名フィールドのない、さらのPDFをAcrobat 8.1 Proで開いて、上記の手続きで「Reader拡張機能を使えるようにして、それを元のPDFに上書き保存」しても、Adobe Reader8でそのPDFを開くと同じ警告メッセージがでます。
どいうことで、説明通りになりません。どうしてかなあ?Acrobatは謎ばかりです。
今日も1時間ばかり嵌ってしまいました。進歩せず。
投票をお願いいたします