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2008年04月11日
DITA アーキテクチャ仕様書を翻訳しました
1月13日に「今年は、DITAを積極的にやろうかと思案中です。」とお話しました。DITAを勉強するために、OASISのDITAアーキテクチャ仕様書を翻訳していましたが、ほぼ出来上がりました。
こちらでご覧いただくことができます。
OASIS DITA Version 1.1 アーキテクチャ仕様
OASIS標準
2007年8月1日
この仕様書は、『DITAの入門を目的とはしていないし、ユーザ・ガイドでもない。この仕様が意図する聴衆は、DITA標準を実装する人であり、ツール開発者や専門化する者を含む。』と本文にもありますとおり、ユーザ向けのものではなく、かなり難しいと思います。
ちょっと気になっていますのは、Specializationという言葉の日本語訳です。私の訳では「専門化」と言う言葉を使いましたが、IBMのWebでは「特殊化」という訳を充てています。
DITAは、トピック型という一塊の情報単位が基本です。トピックの元祖は一般トピックですが、一般トピックをもとにして、コンセプト、タスク、参照、用語集(V1.1から)という専門化した文書型トピック型を作り出します。
(訂正)トピック型は文書型ではありませんでした。
また、トピックを組み合わせて文書にするマップがあります。マップには、一般のマップの他、本を作るためのブックマップ(V1.1から)という用途を絞った専門的なマップがあります。ブックマップは、一般のマップをSpecializeしたものなのですが、こういうものを特殊化といって良いのかどうか、専門化という方が妥当なのではないか、と。専門化なのか特殊化なのか、どちらでも良いような気もします。
なお、DITAを実際に使用したり普及させるには、もう少しやさしいDITAの入門書が必要ではないかと思います。
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