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2007年10月27日

XMLDB NeoCore事業譲渡

専業XMLDBの『NeoCore XMS』が、10月末で、三井物産セキュアディレクション株式会社(MBSD)からサイバーテックに譲渡されることになったようです。『NeoCore XMS』は、約半年前に、三井物産から関連会社のMBSDに譲渡されていますので、1年の間に2回目の事業主体の変更ということになります。混乱を招かねば良いですが。

サイバーテックは、Cyber Luxeon (サイバー・ラクセオン)というXMLデータベースを販売しています。このサイバー・ラクセオンは、旧エクセロンですが、サイバーテックがソニックソフトウエアから2005年に譲り受けたものです。サイバーテックは、XMLデータベースを2つ開発、販売する立場になったわけです。

この後、この2つのデータベースがどういう位置づけになっていくのか興味深いところです。

XML専用データベースは、最近は、東芝ソリューションのTX1が、派手に広告していますし、雑誌などでのケーススタディに取り上げられるようになってきています。これからどういう展開になっていくか、XML専用DBの将来は、興味深深といったところです。興味深深などと、ちょっと、身を引いた表現で関係者には申し訳ないですがね。

XMLビジネス、とりわけドキュメント系のXMLビジネスは、なかなか難しいものです。

XMLの前身であるSGMは、「静かなる革命」といわれて、革命的技術でありながら、あまりにも難しいなどの理由でなかなかブレークしなかったのですが、XMLになってかなり簡単になり、だいぶ普及してきていると思います。

XMLは、それなりに、使われるところには使われていますし、SGMLに比べると実需があります。弊社の関係している分野でも、なかなか良い(自信をもってお勧めできる)ソリューションができるようになってきて、「ああ、漸く、実用的になった!」と思います。

しかし、ブレークといえるかと言いますと、そうでもないようです。そういうなかで、どうやってビジネスを拡大していくか?ここが、知恵の絞りどころ。

私も、来年に向けて、いろいろ、構想を練っているところです。最後は、XMLDBとあまり関係ない話題になってしまいました。

投稿者 koba : 2007年10月27日 08:00

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