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2007年07月27日

PDFと長期署名(7) — PDF/A 仕様 5

次は、PDF/Aで注釈とアクションがどのようになっているかを説明します。

注釈
PDFの注釈(Annotaion)は、PDF Reference1.4では次のものが定義されています。
テキスト注釈、リンク注釈、フリーテキスト注釈、線、矩形、円、ハイライト、アンダーライン、雲形、取り消し線、スタンプ、インク、ポップアップ、ファイル添付、音声、動画、ウイジット、プリンター・マーク(トンボ)、トラップネット。

PDF/Aを表示するリーダでは、注釈辞書のContentsキーの値を表示しなければなりません。例えば、リンク注釈では、Contentsキーには、リンク情報の代替文字列を表示する仕組みが必要とされています。Contentsキーがあるかどうかは注釈の種類によります。但し、ほとんどの注釈で必須です。

注釈の種類は、PDFのバージョンが上がるにつれて追加されていますが、PDF/A-1では、PDF 1.4にない注釈を使用するのは禁止です。さらに、ファイル添付、音声、動画を注釈として使用することが禁止となっています。

* 注釈のCAキーの値は1.0以外であってはなりません。注釈辞書はFキーを含む必要があり。FキーのPrintフラグビットは1にセットします。 Hidden、Invisible, NoViewフラグビットは0にセットします。テキスト注釈は、FキーのNoZoom、NoRotateフラグを1にセットします。
* 注釈辞書は、PDF/A-1OutputIntent辞書のDestOutputProfileのカラー空間がRGBでないときは、C配列、IC配列を含むことができません。
* 注釈辞書が、APキーを含むならば、それが定義する概観辞書は、その値が、注釈の外観を定義するストリームであるNキーのみを含むこと。

アクション
* Launch, Sound, Movie, ResetForm, ImportData, JavaScriptアクションは禁止されています。set-state、no-opアクションは禁止。NextPage, PrevPage, FirstPage, LastPage以外の名前付きアクションは禁止。対話フォームはアクションを実行禁止。
* Widget注釈辞書、フィールド辞書はAAエントリを含んではなりません。文書カタログ辞書はAAエントリを含んではなりません。これらのAAエントリは、外部に依存するJavaScriptアクションのためのものなのでこれを禁止していることになります。
* 対話的なリーダはハイパーリンクを動作不能にすることができます。しかし、GoToRアクション辞書のFとDキー、URIアクション辞書のURIキー、SubmitFormアクション辞書のFキーを表示するメカニズムを提供しなければなりません。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック