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2007年01月01日

PDFをとりまく環境とPDF製品の2007年展望 (4)

明けましておめでとうございます。

PDF千夜一夜は、暮れも正月も無くPDFに邁進ですが、1年の計は元旦にあり、ということで、今年1年の抱負をまとめてみました。

ご承知のように2005年、2006年とPDF作成ソフト、PDFの簡単な編集をするソフトは廉価になって来ました。既にお話しましたように2007年にはこの傾向が一挙に進むことでしょう。Macintosh上では、既にPDF作成・表示は、OSの標準機能になっていますが、Windows上でもPDF作成は無償・標準的な機能として考えられるようになっていくことは間違いありません。

これに伴い、Webや仕事を含めて、情報を交換するメディアとしてPDFの重要度が一段と高り、PDFがより多くの人々にとって身近なものになっていくことでしょう。

また、PDFをもっと便利に使いたいという需要が増大することも間違いのないところでしょう。

弊社では、これまで、6年以上にわたって、PDFの作成、加工、解読、表示などの基盤技術に投資してきました。これにより、Adobeにまったく依存しない独自技術をもって、かなりの部分までPDF様々な処理ができるようになってきました。しかし、まだまだ道の半ばにも到達していません。2007年は、まず、基盤技術への投資をもっと積極化していかなければならないと考えています。

また、これらの基盤技術を、様々な会社でソフトウエア製品のためのコンポーネントとして、また、社内システム構築のためのコンポーネントとして使っていただけるように提供します。コンピュータのOSと同じように、PDF技術を廉価なプラット・フォームとして提供していきたいと考えています。

デスクトップ分野では、他の会社にはできないようなPDF製品を提供していきます。PDFが普及し、身近になることで、ユーザの間には、PDFに関連して新しい様々なニーズが生まれるでしょう。PDFが紙に代わって、紙のように使われるようになるまでには、その需要を満たすために、まだまだ、新しい製品が必要と考えます。

アンテナハウスでは、今年の目標のひとつに、「ソフトウエアの無限の可能性を追求し、いままでできなかったことを実現する商品を世の中に出す。」ということを掲げています。PDF分野でも、新しい商品と市場を創出することを目標に汗を流していきたいと考えています。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック