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2006年11月28日
PDF Reference 1.7の変更点の検討(2)
昨日に続いて、PDF Referernce 1.7 での新機能の紹介です。
1.2.4 ドキュメントのナビゲーション機能
複数の添付ファイルをひとつのウインドウで表示するポータブル・コレクションと呼ぶ機能を追加。これは、電子メールのアーカイブや写真のコレクションなどを提示するのに使えます。
1.2.5 セキュリティ関連機能
電子署名関係の機能を強化しました。
また、後方互換性を実現するため、PDFの消費(利用)アプリケーションが備えているべき項目を要求できるようにしました。
1.2.6 一般機能
様々なプラットフォームの使用を推進するため、指定する文字の符号化を説明するための文字型をより明確に。ファイルのパスの文字列に、プラットフォームの標準のほか、Unicode文字列を使用できるようにしました。
1.4 知的所有権
ここは大幅に書き換わっています。簡潔になりましたが、著作権や特許をアドビが保有していることがはっきりと書いてあります。ただし、特許については、
Adobe desires to encourage implementation of the PDF computer file format on a wide variety of devices and platforms, and for this reason offers certain royalty-free patent licenses to PDF implementors worldwide.
とありますので、世界中のPDFの実装者には無償の特許使用権を提供するとあります。certain (ある一定の)の詳細はこちらです。
投稿者 koba : 2006年11月28日 08:00
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