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2006年10月07日

DITA からFOに変換するスタイルシートを公開

DITAのOpenTool Kit 1.2.2のスタイルシートをXSL Formatter用に使えるようにするためのスタイルシートを作成して公開しました。

DITA OpenTool Kit についてはこちらをご覧ください。
DITA Open Toolkit Project Home

DITA OpenTool Kit Project は、DITAの内容をPDF、HTMLなどの配布可能な形式に変換するプログラムを実装しようというオープンソース・プロジェクトです。もともとIBM社内で利用されてきたDITAのコンテンツをFOやXHTMLに変換するためのAntベースのプログラムを元に、機能を強化して実用化しようとしているものです。

※Antは、JAVAベースのプログラム・ビルドシステム。Makeの一種。

DITAからPDFに変換するスタイルシートとしては、IBMが開発したもの(XSL FO プロセサには、FOPを使用する)がベースです。使用するXSL FOプロセサのレベルが低いためもありますが、スタイルシートの出来もあまり良くないようです。

さらに、Idiomが開発したプラグインがあります。Idiomが開発したプラグインは、XSL FOプロセサとして、RenderX のXEPを使用しています。

アンテナハウスでは、昨年9月(2005年9月)に、これらとは独立に、DITAからFOに変換するスタイルシートを開発して公開してきました。現時点で日本語のWebページに公開しているものがこれに相当します。(組版サンプルのページのDITAからFOに変換するスタイルシートにアップしているもの。)

しかし、DITA OpenTool Kitと組み合わせて使えるスタイルシートを開発して欲しい、という要望を、多くの方々からいただきましたので、今回、従来とは別のものとして、IBM版とIdiom版をそれぞれXSL Formatterコンパチブルにするためのスタイルシート差分を開発して公開したものです。

日本の皆様には申し訳ありませんが、DITA OpenTool Kit自体が英語のため、英語版のみの公開となっています。

新しいスタイルシートは、こちらから入手していただけます。
Stylesheet for DITA to XSL-FO transformation

このスタイルシートをお使いいただくには、まず、DITA OpenTool Kitをダウンロードしてインストールし、部分的にファイルを入れ替えていただくことになります。

ご活用くださいますようお願いします。

DITAについては、2006年08月24日DITA への関心が急激に高まっていますでも少し触れました。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック